兼業歯科衛生士

自分らしい幸せを探そう。

重度の歯周病患者に対して矯正治療はどこまで可能か

2015-10-12 16:32:03 | 勉強会BSC
 このような問題提起から始まった今年のBSC学術大会
 今年のテーマは「矯正治療における歯周病を伴う難症例へのアプローチ」

 総務省が「こどもの日」に合わせて発表した4月1日現在の15歳未満の子供の推計人口は1617万人、34年連続の減少です。
矯正対象者が子供だけでなく大人まで広げがっている昨今ですが、より積極的に30代以上を取り込むためには、歯周病専門医との連携が不可欠です。
 
がしかし、うちの診療所に重度の歯周病患者さんが矯正治療を受けたいとの申し出があった場合は、大学病院の矯正科へ依頼します(笑)
 

 今年のスタッフセミナーは、初めて通常の講演枠に組み入れられており、嬉しい変化です。
 
 最初はふなき矯正歯科のスマイルとレーニングについての講演です。
 美しく笑うことは、印象を良くする意味でも大切なことです。まして矯正して歯並びが良くなったのですからへの字型に笑っていてはもったいない!
スマイルトレーニングは、個人差はあったものの、性別、年齢に関係なくきわめて有効であることが証明された内容でした。

 次はDIO文野矯正歯科、プラークコントロールと食事では、歯ブラシだけでなく砂糖や人工甘味料の摂取が、口腔内に大いに影響することを、また虫歯や歯周病だけでなく糖尿病や様々な病気の要因になっていることなど、そして、ダイエット食品の増加が見られますが、カロリーゼロの罠など、私達歯科衛生士が自覚し患者さんに伝えていくことが必要ではないかという、なかなかの着眼点だと思いました。

 
コメント
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