サッカー専門紙エルゴラッソの増刊「エルゴラ・プリンチペ 高円宮杯特集号」の中で川端暁彦氏が以下のような指摘をしている。
高校年代のナンバー1を決める大会・高円宮杯ではここ数年、ユース勢が高校勢に対して優勢だ。だが、日本代表のA代表メンバーは高校出身者ばかり。 2002年W杯で、明神智和、宮本恒靖、稲本潤一といったユース出身選手がレギュラーで活躍していたことを考えれば、A代表のユース出身選手はむしろ減っているともいえる。
草創期のJユースが次々と人材を輩出した一方で、それ以降の世代は上手く育てられなかったというのは厳然たる事実であり、草創期よりも優秀な人材がJユースに集まっていることを考えれば、これは育成の失敗以外なにものでもないと。
また、96~04年のU-16代表(現在29歳から21歳の世代)でA代表に残っているのは内田篤人だけ。2002年W杯の代表に中田英寿、小野伸二、松田直樹といったU-16代表経験者がズラリと揃っていたのとは対照的で、最近の日本サッカー界ではエリートと呼ばれる選手が大成しなくなっている。
これが、協会のエリート教育の失敗なのか、ユースの指導の失敗なのか、たんに選手を見る目がなかったのか。そこはもっと問
高校年代のナンバー1を決める大会・高円宮杯ではここ数年、ユース勢が高校勢に対して優勢だ。だが、日本代表のA代表メンバーは高校出身者ばかり。 2002年W杯で、明神智和、宮本恒靖、稲本潤一といったユース出身選手がレギュラーで活躍していたことを考えれば、A代表のユース出身選手はむしろ減っているともいえる。
草創期のJユースが次々と人材を輩出した一方で、それ以降の世代は上手く育てられなかったというのは厳然たる事実であり、草創期よりも優秀な人材がJユースに集まっていることを考えれば、これは育成の失敗以外なにものでもないと。
また、96~04年のU-16代表(現在29歳から21歳の世代)でA代表に残っているのは内田篤人だけ。2002年W杯の代表に中田英寿、小野伸二、松田直樹といったU-16代表経験者がズラリと揃っていたのとは対照的で、最近の日本サッカー界ではエリートと呼ばれる選手が大成しなくなっている。
これが、協会のエリート教育の失敗なのか、ユースの指導の失敗なのか、たんに選手を見る目がなかったのか。そこはもっと問