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中国軍の弱点が露呈しているのだ

2008-06-12 19:47:43 | 中国
大地震で露呈された中国の「軍事的弱点」―カナダ専門誌

2008年6月9日、中国時報によれば、四川大地震によって中国の軍事的な
ウィークポイントが多数明らかとなり、アメリカやロシアなどと比べると
まだまだ発展途上であることがわかったとする記事が、カナダの軍事専門誌
「漢和防務評論」(Kanwa Defense Review)に掲載されたという。

記事ではまず、軍需産業が一極集中していることが挙げられている。
綿陽市には戦闘機向けレーダー、核ミサイルの起爆装置、風洞設備、軍用コンピュータ、
オペレーションシステム、通信機器などのハイテク産業が集中しており、
リスクを分散するという原則に反しているという。

次に、ヘリコプター部隊の能力が低く、数の面でも全軍を併せて
米軍の機械化歩兵一個師団程度の水準しかないという。

今回の震災で出動した中国人民解放軍のMi171、Mi17V5ヘリコプターは
救助活動において大きな効力を発揮したものの、戦闘における
総合的な監視・偵察能力(C4ISR)や、全天候作戦能力という面では
先進諸国との間で大きな隔たりがあることがわかった。


また、情報収集能力の面では、衛星による気象状況の観測や情報の分析、
GPSなど、米ロにはほど遠いレベルだったという。

さらに、軍事演習の際と同様に、救助活動でも統制がとれていなかった。
人民解放軍では各部隊の連携が図られず、情報化の遅れが
明らかとなったと指摘されている。

これ以外にも、海外からの救援チームに対する中国政府の対応も
旧態依然としたものだったことが指摘されている。

同誌は、緊急時に対応する専門部署を設立して、平時から軍、警察、ボランティア、
交通、衛星監視、外交などの面で臨機応変の対応を可能とする
必要があるとしている。(翻訳・編集/岡田)

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記事を読んで、日清戦争前に中国(当時は国家でもないです)が、
「眠れる獅子」と、世界から恐れられていたことを思い出します。
それが英国や格下扱いだった日本にも敗れ「眠れる豚」と揶揄されたことを思い出します。

軍事のことは難しいことは分かりませんが、軍人の多さと毎年軍備を増加させて
周りに軍事的脅威を振りまいている中国ですが、今回の天災(人災)によって
はからずも中国軍事の脆弱性が見えましたね。

とはいえ、だからといって「安心して日本の軍備を減らしましょう」とは
なりませんけどね。
中国軍の脆弱性は露呈しましたが、だからといって安心するのは国防の考えからして
ありえませんね。

国民性というものは、一朝一夕に変わることはなく、「眠れる豚」であった中国は
現在にいたっても「眠れる豚」であるのでしょう。

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