- インド、中国を「最大の脅威」と警戒=米の対中傾斜も懸念―英メディア -
2009年6月2日、環球時報によると、ロイター通信は1日、「インドは中国がパキスタンで
演じる役割に警戒している」と題した文章を配信し、中国の周辺諸国との関係強化や
米国の中国経済への依存度上昇を背景に、インドが中国を中心とする同国包囲網の
形成を懸念している様子を報道した。
記事ではまず、あるアナリストの意見として「中国との貿易が活発になるにつれ、インド
は中国に対する警戒心をしばらく押さえ込んでいた。しかし、中国がパキスタンとの交流
を深めているだけでなく、米国も中国との関係を深めており、インドはこうした状況に疑念
を持ち始めている」と紹介。
また、インド政策研究センターのブラフマ・チェラニー氏は「ブッシュ時代、米国はインド
を中国の抑止力にする政策を採っていた。しかし、金融危機によって米国の中国への
依存度は突出したものに変化し、米中関係は米印関係よりも重要になった」と指摘する。
中国はパキスタンとの長期にわたる友好関係を軸に、スリランカに武器を提供し、ミャンマー
やネパールとの関係強化を図るなど、周辺国家との関係を徐々に深めている。こうした
状況がインドに「中国による包囲網」の疑念を起こさせ、インド空軍司令部関係者が5月に
「中国はパキスタンよりも脅威だ」と発言するなど、両国の関係は着実に変化している。
(翻訳・編集/HA)
-------------------------------------------------------------------
インドは古くから中国に対して敵対的感情を持っていましたが、
最近は経済的繋がりからそれを押さえ込んでいただけで、心情的には常に
警戒心を緩めてこなかったことでしょう。
ま、普通の国ならば当然なことで、日本のように「友好」などと空疎なことは
言わないものです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock2.gif)
そのインドが昨今の中国の活動と、抑止力たるアメリカの中国傾倒に危機感が増し
ついに発言として「中国脅威」を言ったということですね。
隣国が核ミサイルを持つ大国であるということは、当然ながら常に国家の安全を
脅かす存在であり、国を守る観点から万全の用意をするべきなのですね。
安倍元首相がインドを訪問し、パール判事のお孫さん(だったかな)と対談し、
麻生首相が「自由と繁栄の弧」でインドと関わり合いを深め、
「中国脅威」という同じ危機を共有する国として、互いに協力し中国に対して
対抗していくことが最も望ましいことでしょう。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_ang3.gif)
麻生首相は当然、中国危機と思っているでしょうが、現状の日本は単独で中国に
対抗しうる力はないのも事実。
今は日米安保の強化であるでしょうが、アメリカの力の凋落は激しく、今後どうなるか
分かりません。
インド、ベトナム、モンゴルなど中国脅威を明言、内服している国々と連携を取り
日本の安全を強化する方針にすべきですね。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/goo.gif)
また東南アジア諸国は経済的に結びついている上に、軍事大国の中国に対して
反旗を翻すことは難しいでしょうが、内面では「反中」な気持ちを持っているでしょう。
経済的陰りが出てきたときに(すでに出ているでしょうが)、これらの国が
どう出るかで、中国に対抗する方向も変わってくるでしょう。
日本もそれらの国にアプローチを強化して、中国の呪縛から解き放つ手助けを
するべきでしょう。
2009年6月2日、環球時報によると、ロイター通信は1日、「インドは中国がパキスタンで
演じる役割に警戒している」と題した文章を配信し、中国の周辺諸国との関係強化や
米国の中国経済への依存度上昇を背景に、インドが中国を中心とする同国包囲網の
形成を懸念している様子を報道した。
記事ではまず、あるアナリストの意見として「中国との貿易が活発になるにつれ、インド
は中国に対する警戒心をしばらく押さえ込んでいた。しかし、中国がパキスタンとの交流
を深めているだけでなく、米国も中国との関係を深めており、インドはこうした状況に疑念
を持ち始めている」と紹介。
また、インド政策研究センターのブラフマ・チェラニー氏は「ブッシュ時代、米国はインド
を中国の抑止力にする政策を採っていた。しかし、金融危機によって米国の中国への
依存度は突出したものに変化し、米中関係は米印関係よりも重要になった」と指摘する。
中国はパキスタンとの長期にわたる友好関係を軸に、スリランカに武器を提供し、ミャンマー
やネパールとの関係強化を図るなど、周辺国家との関係を徐々に深めている。こうした
状況がインドに「中国による包囲網」の疑念を起こさせ、インド空軍司令部関係者が5月に
「中国はパキスタンよりも脅威だ」と発言するなど、両国の関係は着実に変化している。
(翻訳・編集/HA)
-------------------------------------------------------------------
インドは古くから中国に対して敵対的感情を持っていましたが、
最近は経済的繋がりからそれを押さえ込んでいただけで、心情的には常に
警戒心を緩めてこなかったことでしょう。
ま、普通の国ならば当然なことで、日本のように「友好」などと空疎なことは
言わないものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock2.gif)
そのインドが昨今の中国の活動と、抑止力たるアメリカの中国傾倒に危機感が増し
ついに発言として「中国脅威」を言ったということですね。
隣国が核ミサイルを持つ大国であるということは、当然ながら常に国家の安全を
脅かす存在であり、国を守る観点から万全の用意をするべきなのですね。
安倍元首相がインドを訪問し、パール判事のお孫さん(だったかな)と対談し、
麻生首相が「自由と繁栄の弧」でインドと関わり合いを深め、
「中国脅威」という同じ危機を共有する国として、互いに協力し中国に対して
対抗していくことが最も望ましいことでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_ang3.gif)
麻生首相は当然、中国危機と思っているでしょうが、現状の日本は単独で中国に
対抗しうる力はないのも事実。
今は日米安保の強化であるでしょうが、アメリカの力の凋落は激しく、今後どうなるか
分かりません。
インド、ベトナム、モンゴルなど中国脅威を明言、内服している国々と連携を取り
日本の安全を強化する方針にすべきですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/goo.gif)
また東南アジア諸国は経済的に結びついている上に、軍事大国の中国に対して
反旗を翻すことは難しいでしょうが、内面では「反中」な気持ちを持っているでしょう。
経済的陰りが出てきたときに(すでに出ているでしょうが)、これらの国が
どう出るかで、中国に対抗する方向も変わってくるでしょう。
日本もそれらの国にアプローチを強化して、中国の呪縛から解き放つ手助けを
するべきでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_ang3.gif)