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日本食はヘルシーフードで人気だそうな

2008-09-03 21:51:54 | 日々のニュース
食は和にあり 日本「肥満」少なく、けた違いのスリムさ

食をめぐる21世紀の世界は異様な光景を描き出している。
一方で、途上国の深刻な食糧不足と飢餓。他方では飽食と肥満。
その中で日本の料理に国際的な関心が高まっているのは、
食材の利用に無駄が少ないことと、健康イメージが強いことが大きな理由だという。


【拡大イメージ】主な国の15歳以上の肥満・過体重人口の割合

経済協力開発機構(OECD)がまとめた主要30カ国の15歳以上の肥満率によると、
BMI(体重を身長の2乗で割った値)が30以上の「肥満」人口のトップは
米国の32・2%。日本は韓国と並び最も低い3・2%。
米国の約10分の1とけた違いの少なさだ。


 BMI25~30未満の「過体重」では、トップのイギリスが39%、
2位メキシコ38・1%。日本は21・6%と、これまた最も低い。

皮肉にも昨年、その日本で肥満大国・米国のダイエットDVD
「ビリーズ・ブート・キャンプ」が流行した。
これも実は日本人の健康に対する関心の高さを示す珍現象かもしれない。

厚生労働省の平成19(2007)年「簡易生命表」によると、
日本人の平均寿命は男性79・19歳、女性85・99歳。
その前年、06年の世界保健機関(WHO)のまとめでは、
日本人の平均寿命は世界一だった。日本食=健康のイメージが強くなるのも当然だろう。


海外で日本食の魅力について語られる際、しばしば登場するのが
マクロビオティック(マクロ)だ。主食を玄米にする、野菜は丸ごと料理に使う、
よくかむ、動物性脂肪や添加物は取らない-などを基本とする
日本発祥の料理・食事法で、食の研究家だった故桜沢如一氏が戦後に提唱した。
欧米では歌手の故ジョン・レノン、俳優のトム・クルーズといった
著名人や富裕な「セレブ層」に支持されているという。
米国在住で、スミソニアン博物館に研究資料が収蔵されている
久司(くし)道夫さん(82)は、歌手のマドンナらを指導したこともある
“マクロの伝道師”だ。久司さんの推計では、基本概念を踏まえた実践者に限定しても、
マクロ人口は欧米で400万~500万人、全世界では5000万人にのぼるという。

「欧米では70年代から、がん、肥満などの原因が肉類の摂取過多にあることが
問題視されるようになり、知識層が日本食に関心を抱くようになった


久司さんはマクロが普及した背景をこう説明し、人気の理由として
「食材がはっきりと見えること、脂っこくないこと、
しょうゆやみそのような発酵食品を常に使っており、消化吸収が良いこと」などを挙げた。

農林水産省によると、米国ではいま年に約8・5%の割合で
日本食レストランが増えている。日本の食材や技法を米国人の
嗜好(しこう)に合わせて工夫したフュージョン(融合)料理が主流。

米国の料理評論誌で人気第1位にもなったニューヨークの
「ブーレー」はその代表的レストランだ。

「物事が速く動くニューヨークで好かれるのは、クリーンで多くのエネルギーを
提供してくれる健康的な食事です」

厨房(ちゅうぼう)で日本の包丁を振るうオーナーシェフ、
デービット・ブーレーさんは今年3月、都内で開かれたフォーラムでこう語り、
そして、念を押すように付け加えた。

「だから、日本食は人気があるんです」
(芦川雄大)

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謙遜と慎みを美徳とする日本人ですが、海外からの日本食の評価が高まっていると
聞くと嬉しいものです。
日本人にとって当たり前に毎日食べている「日本食」が、
昨今の世界的健康ブームにのって広く人気があるようです。

というより、欧米の肉食文化が現代生活に不釣合いになっているって事だと
思いますけどね。
ま、アメリカに旅行した経験でいえば、年取ったアメリカ人が1リットル位のカップで
コーラをガブ飲みし、肉をバカバカ食べている光景を目にすれば、「肥満」の度合いが
ズバ抜けているってのもうなずけます。
そんな食事風景など見なくても、街中には日本では見た事ないような肥満体型の人が
ゴロゴロしているんで分かりますけどね。

今回の記事で「食」とはいえ、間接的に「日本」を世界にアピールしているって事では
嬉しく、良いことだと思っています。
ただ、海外の日本料理のオーナーは「中国人」や「韓国人」が大半であり、
生粋の日本人による「日本食」を提供している店は少ないといいます。
そのことについては、日本人として憤りを感じますが「日本食」というブランドが
認知されている証拠でもあり、それ自体を実際拒否することは出来ないでしょう。

私としては、今以上に「日本食」が認知され、中国・韓国人のまがい物「日本食」を
現地の人が判断できるようになってもらうのを望みますね。
私の小さいながらも経験から、海外の日本食レストランで食事をして
「なんか変」「味がびみょう~」など、納得出来る味ではありませんでした。
このような違いを海外の人が持ってもらうと嬉しいのですがね。
それには、「本当の日本食」食べるしかないので、今後は海外にさらに本格的な
日本食レストランが増えてくれることを希望する限りです。

ちなみに、日本人がダイエットに励む姿を海外の人が見ると奇妙に見えるそうです。
なにしろ欧米からは「日本食=ヘルシー」「ダイエットするには日本食」って認識なのに
その日本食を毎日てべている日本人が「ダイエット」をするってのが
奇妙に写るそうです。
ま、日本人の常識からはかけ離れた「肥満大国」アメリカ人から考えると
日本人の大半は「普通」か「痩せている」と見えるでしょうからね。

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