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中国は自国の歴史的悪行を直視せよ!

2009-06-04 11:32:00 | 中国
中国、海外メディアを厳しく規制 天安門事件20年
2009.6.3 20:30

【北京=矢板明夫】天安門事件20周年記念日を前に、世界各国のメディアは
事件を振り返る特集を組むなど大々的に報道しているが、中国当局は事件に関する情報が
国内に入ることを警戒し、これらのメディアへの厳しい規制を敷き始めている。

北京では5月下旬から、英BBCや米CNNテレビなど欧米の主要メディアのほか、
香港や台湾の各新聞のホームページが開けなくなった。
在北京の香港系企業などが定期購読している明報などの香港紙も届かなくなった。

内容に問題があるため郵便局に止められたという。

6月に入ると、日本など外国の新聞にも影響がおよび、天安門事件に関する
報道のあるページがすべて抜かれて販売されるようになった。

ホテル売店の従業員は「多くの外国の新聞は数ページ足りない状態で届く。
こんなことは初めてだ」と話している。
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ローザ・ルクセンブルクの遺体みつかる-。
そんなニュースが今、ドイツで話題になっている

▼二十世紀初頭、同国で活躍したポーランド生まれの女性革命家にして経済学者。
徹底した反戦と革命指導で名をはせたが、第一次大戦後の一九一九年、
共産主義者への弾圧で虐殺される。その生涯は一九八〇年代に映画にもなった。
発見された遺体の特徴は、彼女に合致するものの“本物”の確証はないという

▼さて、中国共産党政権が学生らの民主化運動を武力弾圧し、三百人以上が死亡した
天安門事件から、きょうでちょうど二十年。大きな節目だが、後難を恐れる
国内メディアは沈黙しているようだ


▼ここ三十年の改革開放で、社会主義に資本主義のシステムを注入、
驚異の成長を遂げた中国。確かに経済大国にはなったが、人権など民主化の面では
置き去りの課題も多い。天安門事件のタブー視に象徴される表現や
報道の自由の制限は、その最たるものだ


▼伊藤成彦著『ローザ・ルクセンブルクの世界』によれば、彼女は死の二年前に
起きたロシア革命を歓迎はした。が、普通選挙や論争の自由は必須だと訴え、
革命後、かえって民主主義が抑圧されている状況は敢然と批判した

▼同じ文脈で書かれた彼女の知られた言葉はこうだ。
<自由とはつねに異なった意見を持つものの自由のことだ>。
中国も耳を傾けるべきだろう。

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少し日がズレましたが、6月3日は「天安門事件」から20年が経った日です。
私は当時学生で意味も分からずテレビのニュースを、特に気にせず
見ていたことを覚えています。

20年という節目とこともあり、各国メディアが取材に訪れても中共政府は
過敏に報道を邪魔したり、削除したりしているようです。
「大人」や「悠久の歴史を持つ」などと偉そうなことを言いながら、
何とも「小粒」で「小心者」な態度なのでしょう。

それほどに自分たちの行動が民衆に知れ渡り、「反乱」を招くことを
恐れての行動なんでしょうが、まあ涙ぐましい努力ですわな。

あまりテレビは見てはいなかったですが、節目の20周年ということで
「天安門事件とは」などという特集を組んでいるテレビは無かったように思えます。
いつもはあれほど「中国特集」を報道するテレビが、どこも特集を組まないのは
明らかにおかしいですね。
若い人では「天安門事件」を知らない人もいるでしょう。
ニュースで「香港でもデモが行われています」などと報じていましたが、
「何に対して行っているのか」わからない世代も多いはず。
そのことについて説明しないテレビメディアというものは、
「中国の気に障ることはしない」という「中国電視台日本支局」に成り下がっていると
いえるでしょう。

「中日新聞」の社説が言っていますが、経済的には確かに発展したでしょう。
が、民主的、自由、ということにおいては20年前と何ら変わらず
閉鎖的で偏狭なままです。
ま、「自由」になった時点で現・中国は存在出来ないのでしょうがね。

社説ではポーランドの女性革命化の言葉で
「自由とはつねに異なった意見を持つものの自由のことだ」と言ったとか。
中国にコレを求めるのは「馬の耳に念仏」「ぬかに釘」「のれんに腕押し」というものです。

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