花は桜木・山は富士

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日本の救助隊のみなさんご苦労さまです

2008-05-20 21:57:09 | 中国
生存者発見できず悔しさ=被災地去る日本隊、中国側は感謝

【北川(中国四川省)19日時事】中国四川省の被災地に派遣された
日本の国際緊急援助隊は19日夕、同省北川県曲山鎮を後にした。
「1人でも多くの命を」と懸命に作業したが、生存者は発見できず、
隊員は悔しさをにじませる。


東京消防庁ハイパーレスキュー隊から来た島田一郎小隊長(52)は、
「やり尽くしたということはない」と唇をかんだ。
倒壊した中学校で収容した遺体は「10代の方々がほとんど」(同小隊長)で、
現場には教科書やノートが無残に散乱していた。
救助のプロとして、若い命を救えなかった無念さは深い。

それでも中国側の感謝の気持ちは大きい。
中国地震局の黄建発・震災応急救援部長は、成都へ戻る日本隊の
小泉崇団長を訪れて謝意を表した上で、日本人記者団に
「最も苦しい緊急時に来てくれたことを忘れない」と話した。


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まずは日本の救助隊の方々、お疲れ様でした。
生存者を見つけることは出来ませんでしたが、日本の代表として
誠心誠意、礼節を守った行動は普段「反日」の中国人の意識を一部とはいえ
変えたことは、今回の実り少ない活動でのせめてもの救いでしょう。

すでに100時間を超え、瓦礫の下での生存する可能性は極端に少なくなり
土砂崩れやダムの決壊などの二次災害も懸念される現状で、日本への撤退を
決めたようです。
今後は、感染症などの防止のために医者団などが派遣されるようです。

今回の地震においては、第一次にはむろん天災の地震が原因ですが、
多くの死傷者を出したのは脆い建物や道路などの不良施工が原因だと
誰もが指摘するでしょう。
経済の成長率が年7%以上の国でありながら、国民不在の一部富裕層のみが
富む構造をあり続けた中共政府の責任といえます。
つまり、過去の歴史であったように、大量に自国民を死傷させたのは
時の権力者という中国のお国柄を見せ付けた悲惨な事件だったのではないでしょうか?

今後は腐敗した死体、汚染された河川、不衛生な環境と、病原菌の発生が
懸念されています。現在でもすでに負傷者に「ガス壊疽」という病気が蔓延しているそうです。
あれだけの規模で病原菌の発生元が存在すると、アジアを中心に広範囲に拡大する
可能性が大なので、注視しなければいけません。
ましてや、中国はSARS騒動の時に情報開示を誤魔化し、さらにSARS拡大を
助長させた前歴があります。
これだけ大規模に起きた災害で、世界の目も厳しいので、今回の災害で同様に
誤魔化しをするかは疑問ですが、それは日本人としての常識かもしれません。

我々が考える以上に、彼の国では命の値段が安いので、
実際に中共政府がどう行動をするのかは読むことは難しいでしょう。
そういった意味で、日本も含め世界の厳しい目を中共政府に向け続けなければいけません。

しかし、チベット人たちの災害情報が全くなく、今回の災害に合わせて
知らずにチベット人たちを粛清したのでは?という話しが出ています。
どんな想像も中国という国は決して「ない」とは言えないのが
日本の隣にある覇権国家なのです。
チベット人たちの状況を憂慮し、無事であることを祈ります。

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2 コメント

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Unknown (365)
2008-05-21 06:03:42
まだ余震の続く中、救援活動ご苦労様でした。今後は、感染症の問題もあり、五輪を控えた今 中国側も「適当」や「誤魔化し」も出来ず、正当な措置のやり方も解らず、かなり参っているみたいですが・・・今後もどうなるか。
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自衛隊派遣 (でこサングン)
2008-05-21 09:11:35
大きな災害が続きますね。アジアの災害に自衛隊のように完全自結の組織ががかけつけることはできないものでしょうか。今回も、道路が寸断されたりして現場に救助隊を移送するのが難しかったようですねぇ。
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