花は桜木・山は富士

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新しい海として「腐海」と名づけたらいいのに

2007-06-21 12:43:49 | 中国
「死の海」と化した渤海

西海(黄海)の向こうに広がる渤海が死んだ海と化している。

 渤海は遼東半島と山東半島に囲まれた中国唯一の内海だ。
一時は「魚の宝庫」、「海洋公園」とも呼ばれていた。
しかし、天津を中心とする渤海湾地域の経済が急速に発展したことで、
渤海は魚さえ住めない巨大な汚染池と化している、と北京青年報が19日報じた。

 中国の国家海洋局が2005年に渤海の汚染状況を調査した結果、
渤海の海洋生態系はほぼ壊滅状態に達していた。

 以前はクルマエビ、ハマグリ、ヒラメ、イシモチ、スズキ、イカなどが
多く獲れていたものの、今ではこれらの魚種も一切姿を消してしまった。

天津市塘沽区の水産局漁政課の関係者は「魚の宝庫として有名だった
渤海湾海域が、今では魚1匹見られない死の海と化してしまった」
と話している。

 汚染海域が2003年以来、引き続き拡大し、悪化の一途をたどっている。
海水の水質汚染基準をオーバーしている面積が渤海全体の56%に達している。

 渤海汚染の3大原因は生活用水、工業廃水、農薬・化学肥料だ。
天津市海洋局が最近渤海に流れ込む15の汚水を調査した結果、
15すべてが汚染基準を超えている。


 このような状況は何も天津市に限ったことではない。
遼寧、河北、山東省を含む計105の汚水区を通じて
毎年28億トンの汚水と約70万トンの汚染物質が渤海に流れ込んでいる。


 中国政府は2001年から「渤海碧海行動計画」という
汚染防止プロジェクトに着手している。
にもかかわらず状況が悪化しているのは関連する
政府機関の間で権力争いがあるためだ、と環境専門家たちは指摘している。

北京=チョ・ジュンシク特派員
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相変わらず中国の環境汚染記事が続いています。
産業が発展していく過程で仕方ない部分もあるでしょうが、
中国人には元より衛生概念がなく、自然を守ろうという考えもありません。
多くの中国人、台湾人の作家が書いた本によると
中国人にとって「自然は自分にとくになるか?」ということが重要だそうです。
日本人なら、公園の緑がなくなることに寂しさを感じるものですが、
中国人には、その気持ちは伝わらないようです。

無論、国による文化や思想の違いは尊重しますが、
その為に全ての国が共有する「自然」というものを無視した考えは
「悪」でしかありません。
ましてや日本は隣国であるので、その被害を多く受けるでしょう。

中国は何かと「発展途上」と嘘吹いて環境汚染に対して逃げを決めています。
むしろ、それを改善しろと言うなら、その技術をよこせと
日本に言ってきてますね。
国連の常任理事国であり、経済成長も年7%前後で、
アフリカ諸国に援助までしている国が、都合の悪い部分では
「発展途上国」と弱い立場のフリをします。

自分たちの利益を「環境」に向けず、国益優先で政策した結果を
他国に繕わせようとは傲慢不遜この上ないです!!

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