迎賓館

2019年04月30日 17時21分03秒 | カメラ

迎賓館の見学に行ってきました。

国賓をお迎えした時のニュースや、たまに付近を通る時に目にした事は有りましたが、
敷地に入ったことはありませんでした。

迎賓館は、明治42年(1909年)に東宮御所として建てられた日本で唯一のネオ・バロック様式の西洋宮殿で、
昭和49年(1974年)から現在の迎賓館 赤坂離宮本館として運用されています。
戦時中は空襲被害や迷彩による汚損などがあり雨漏りするほど傷みが激しかったようですが、
昭和の大改修を経て現在の美しい姿になりました。
創建から100年を迎えた平成21年(2009年)に本館や噴水、正門などが明治期以降の建物として初めて国宝に指定されました。

館内の壮麗な様子を撮影できないのは残念ですが、入り口でパンフレットを頂くことができます。
美しい写真が数多く掲載されており、これだけでも大満足です。


外観は撮影可能。
建物の屋根には阿吽の鎧武者と天球儀が配され、和の意匠にも拘った装飾が施されています。


吽形の鎧武者。


天球儀。

初めて間近で目にした時は、西洋宮殿なのに何故に鎧武者? 丸いドームに星があって鳥がいる??と不思議でしたが
パンフレットによれば、和洋を取り入れた装飾との説明に納得。


昼間の姿も美しいのですが、夕方からはライトアップされ一層美しいです。
照明は温かみのある電球色の光で、陰影も美しく国賓をお迎えするのにふさわしい気品を感じます。


各国のお客様を迎えるため、複数の様式の装飾が取り入れられています。


西洋宮殿の向こうには超高層ビル。
現代らしい不思議な組み合わせです。


門灯にも切子細工のような美しい装飾がされています。


正門からの眺め。
大改修前の正門は黒かったらしいですが、白く塗り替えられ金色の装飾と相まってとても美しいです。

迎賓館には西洋式の装飾だけでなく和風別館もあります。
今回見学はしませんでしたが、パンフレットの写真を見るとこちらもとても美しく機会があれば是非見てみたいです。
いやはや、何回「美しい」という言葉を使っても言い表せません。
日常とは全くの別世界ですが、とても興味深く見学できました。