☆it's carmen's way☆ 

365kimono なきゃつくる料理

FLAMENCOの魅力☆

2005-04-05 11:05:50 | FLAMENCO
ピンクレディーのヒット曲にもありました、♪薔薇の花~口にして踊っていっる!イメージが~あると~いうので~す~♪赤いバラ、黒のロングヘア、オーレ!と叫ぶ。カスタネット。。。。これがほとんど一般の人のなんとなくフラメンコイメージのすべてだったりする。

それは、ほーんのほーんの一部。本場スペインでの団体客用以外のステージ、日本でも気合の入ってるライブハウスやステージなどで観れば気づく人は多いとおもいますが、

フラメンコは「唄」が主役なんですね。そしてコンパス(拍のとりかた)という絶対的な「ルール」がある。それに誰もがわかる決まったメロディーや、新しいメロディーなんかを、「ルールに従う限り」はたとえ本番でも、いくらでも「長さ」や「スピード」のアレンジ、アドリブをしてギター弾いても、踊ってもいいわけなんです。極端な話ね。だってルールがあるから。

そこがギターや踊り手の腕のみせどころになる。いかに見せれる(完成してる)芸の引き出しを持ってるかが問われるわけです。ルールにだけは従いつつ、あとはどれだけ美しく、面白く、音や動きをみせるか・・・・かつ、当然個性的でもありたい!

その合図を掛け声で自在に調節したり、その各々の役割を素晴らしくこなすことにより更にお互いを盛り上げたり・・・と、アレンジ自在アドリブOKな分、わかっちゃないとそれはそれはおっそろしい世界です。そしてうまくかみ合って相乗効果がでてるライブステージなんかが最高のフラメンコ☆なワケです!

お祭りラスト用のエンドレスなにぎやかな曲なんかに、お腹やお尻のたっぷりしたエプロン姿の肝っ玉かあちゃんみたいな人が、ルールに則ったイキなリズムの取り方をして即興でちゃちゃって踊るのはそれだけでOLE!(いいぞ!いいぞ!)。

あと、前にもライブ心得を書いたけど、フラメンコって半分以上が悲しみ・苦しみを現わす曲でもあることもあり、自分の人生経験を反映させた本物の感情を表せる人にはかなわない!という点があります。うすっぺらい悲しい苦しい「フリ」をしたところでバレバレになって、客席に通じるモノがないというワケ。他のダンスのようにスリムで美しい体型、若い、かわいい、は最重要要素にはならない。そんなジャンルの音楽であり、踊りなのです。

だから、もうトシだから踊れないわ、おわり!なんかではなく、

ぼやぼや細胞をムダには衰えさせやしないぞ!と常に思ってしまう。

私の超長期目標はおばあちゃんの年齢になった時に、みせかけだけじゃない、本当の味のあるフラメンコを格好良く素敵に踊れてること!背筋もピンとしてて、できれば服のサイズも今と同じ宝物のキモノを大事に装える範囲内でキープしてね。決して「あのおばあちゃん無理して踊るのやめてよね」なんていわさないんだ!!

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