通勤に使用していたタンカーの中古3WAYのジッパーが経年劣化で破損したため、ラゲッジラベルの3WAY(名前不明)を私用している。タンカーと同じ前ポケットデザインや素材がタンカーと比べて頑丈なので背負っていて型崩れしないのがお気に入りだが、タンカーと比べ重いのと素材が硬いので出し入れが面倒なのが気になってた。
なのでもう少し軽くて取り回しの良い3WAYカバンを探していた。ところがこの3WAYというのは中身が重いときにリュックで対応というのが基本設計のようで、大きいサイズのものが主流。小さく薄いタイプというのは2WAYタイプになるのだ。
しかし自分は会社帰りにウォーキングするのでショルダータイプでは駄目なのだ。実際ショルダー式カバンでウォーキングすると腕が良く振れないし、バランスが悪いから肩がこる。かといって普通のリュックだとカラーリングに問題がある。
実は以前にランニングビズバックなるものを手に入れた。これは通勤でも違和感がなく機能も普通のリュックより仕事カバン的で良く考えられてたのだがサイズが大きい。あくまで通勤ランが前提で「着替え」を入れるため大きくなっているのだ。着替える必要がないウォーキングには大げさすぎる。
ポーターやラゲッジラベルは数少ないデザイン優先の3WAYで、薄マチ幅のスタイルがお気に入りなのだが、値段が高くておいそれと買えるカバンではない(もともと今使用しているのだって中古だ)。
そしたら近所のセコハンショップで見つけたのがこのブリーフケース。一見してディスカウントショップで千円で山積みされてる「おとーさん用かばん」にしか見えないが、正面の右隅に縫いこまれているRUNNERSとガチョウのロゴを見逃さない私。
ひっくり返すと四隅にそれらしき切込みがあるので手を入れて引っ張り出すとリュック用のショルダーベルトが出てきました。そう、3WAYカバンなのだ。これが500円、速攻でゲット。
当然だがもっとも重視しているマチ幅はポーターと同じ10cmで薄い。自宅で使用中のラゲッジラベルと比べると、明らかに「軽い」。JAF規格では同じサイズになるんだろうが、見た目で一回りは「小さい」。
このモデルはいつ発売されたのか全くわからない。だいぶ前からランナーズでは「ランニングビズバック」しかラインナップされていないからだ。機能的にはランニングビズバックの足元にも及ばない。というか最初このカバンを出したら読者から「もっと通勤ランに適した」性能を求められ現在のモデルに至った言うのが正解だろう。だからもうこのカバンを出すことは考えられない。
しかし私のように通勤ウォーキングに使いたい。リュックになるカバンが欲しい。軽くて小さいのが欲しい。あくまで仕事場に持ち込んで違和感のないカバンが欲しい。という欲求にはこちらのバックが適している。
唯一にして最大の弱点は「あまりにも安普請」というデザインだ。まぁ質素という日本人特有の美徳とか、決して目立ってはいけないというサラリーマンの掟からすれば合格なんだが、簡素と貧乏臭いのは別物だ。そしてこのバックは余りにも貧乏すぎる。正直、スーパーの安物ビジネスバックより安っぽいのは問題だ。まぁそれでも明日から使うけどね。