購入したのは今から一月以上前だから本当は今日の買物にならないけど、1ヶ月前なら今日みたいなもんだと解釈して書き込むのだ。
この直前に「もうカメラに興味ない」と書き込んでおいて言ってる事とやってる事が全然違うじゃないか。はい、きっと私の守護霊は保守系の政治家なんでしょう。
実はこのデジカメは二代目なんです。つまり同じデジカメを「買い増し」しました(馬鹿そのもの)。最も最初にお迎えしたのは液晶モニターが割れてたのね。だからずーっと欲しかったのよ。
画素数たったの400万。当時でもそれほど綺麗な絵を出す機種でもないのに「何ゆえ?」ですわね。それでも自分にはこの機種に拘りたい理由があるの。
京セラダカラ?ブー
単三使用だから?ブー
このモデルで一番お気に入りなのは「レンズが出っ放し」というところなのだ(爆笑)。
銀塩時代からズームコンパクトはレンズをいかに本体に収めるかに腐心していた。それはデジタルになっても同じ。その甲斐あっていまじゃ10倍ズームをボディとほとんど「つらいち」まで格納できるようになった。技術者魂と匠の技に脱帽。
しかしこの格納式、飛び出たレンズ鏡胴を「つかむ」という行為は当たり前だが「ご法度」なのだ。しかし銀塩時代からカメラに親しんだ親父にはこの鏡胴をつかめないというのは「いかがなものか」なのだ。ライカをみよ!初期こそレンズの突起を指で動かすという方式だったが、そんなことほとんどのカメラ親父はやらない。皆、レンズ鏡胴を「グワシ」とつかんでピントや絞りを調整するのだ。
もともとは一眼カメラの使い方だが、これが最も馴染み深いし安定感も高い。ところが格納式ではこの伝統のホールディングができない。「許しがたい!!!」
M410Rはレンズを出っ放し状態にして外側にカバーをつけるという画期的な手抜き工事でレンズ鏡胴をガッチリつかめるようにしたのだ、えらい!またカバーの一番前にはフィルターアダプター(52mm変換)がつけられている。これは「ぼろ隠し」であるが、フードみたいで実に格好よい(無論フードとしては役立たず)。
さらにこのレンズは「インナーズーム」を採用している。だから広角から望遠までレンズ全長が変化しないのだ。なのでこのデジカメのフォルムは「銀塩短焦点コンパクト」に近いのだ。強いてあげればグリップの存在が現代を感じさせるが、ファインダー(EVF)がボディの端っこに寄せられているところなども非常に嬉しい。
最新のデジカメは最高のデジカメというのは疑いない事実だと思う。ただ、機能と嗜好とは別物だし、既に画質に縛られない私には、画質より雰囲気を取りたいのだ。たとえばミノルタハイマチックとかコニカC35などを操作している雰囲気(本当に雰囲気だけ)を味あわせてくれるだけでもこのデジカメは持ち続けたい。