AIが未来を予測する!なんて聞くと『そんなものが信じられるものか!』と思ってしまいがちですが、これはかなり的を得た予測のような気がします。→http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2017/09/0905.html
京都大学(こころの未来研究センター広井教授ら)と日立製作所が共同研究
し、「持続可能な日本の未来」に向けた政策提言を2017年9月にしています。
もう3年前の提言になるのですが、今回のコロナ禍を経験し「都市に人が密集して生きていくことってどうなんだろう?」と、ふと思って調べていたら偶然見つけたものなので、むしろ今だからこそストンと腑に落ちるデータであるように私は感じます。
興味のある人はじっくり読んでいただくとして・・・・・ともかくAIが分析した未来シナリオは、「都市集中型」か「地方分散型」かが最大の分岐点となるそうです。
(a)都市集中型シナリオ
主に都市の企業が主導する技術革新によって、人口の都市への一極集中が進行
し、地方は衰退する。出生率の低下と格差の拡大がさらに進行し、個人の健康寿命や幸福感は低下する一方で、政府支出の都市への集中によって政府の財政は持ち直す。
(b)地方分散型シナリオ
地方へ人口分散が起こり、出生率が持ち直して格差が縮小し、個人の健康寿命や幸福感も増大する。ただし地方分散シナリオは、政府の財政あるいは環境 (CO2排出量など)を悪化させる可能性を含むため、このシナリオを真に持続可能なものとするには、細心の注意が必要となる。
いままさに日本が歩んでいるのは「都市集中型シナリオ」であることは間違いないですね。
そして「地方分散型シナリオ」に舵を切ろうとしたら大きな痛みをともないそうな予想も当たっていますね。
だから、『このままでいいや。』と思う人もいれば、『このままじゃいけな
い。』と考える人もいることでしょうね。
ボンヤリと生きている私が、こんな事に興味を持ったのは、世界中が新型コロナ
ウィルスの流行に苦しんでいる一方、自分が住んでいる三浦半島の片隅の漁村に毛が生えた程度の町で過ごすつかのまの休日の長閑さとのギャップ!多分それは私が感じているだけじゃなくて、たまに見かける品川ナンバーの車の人も感じていたに違いないのです。・・・『田舎っていいな!』
その『田舎っていいな!』って感覚をAIは「地方へ人口分散が起こり、出生率が持ち直して格差が縮小し、個人の健康寿命や幸福感も増大する。」と分析しているのですよね。
長野県という田舎に生まれた私が関東圏に住んでいるのは「仕事のため」です。
初めはドアツードアで30分の所に住んでいましたが、ジリジリと海の近くに移動し、ついに「職場まで2時間、海まで2分」の所にまで移動しました。
「職場まで2時間」に『大変ですねえ!』と反応する人もいれば、「海まで2分」に『いいですねえ!』と反応する人もいますが、通勤途中に海を見ることができる生活に私は不満はありません。
むしろ他の人にも分けてあげてしかたないくらいです。『3密無縁のこっちの水は甘~いぞ♪』とね。