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マハロ船長の航海日誌2

マハロ船長は
ミニチュア・シュナウザーの船乗り犬です。
毎日たべものの匂いをたよりに
大海原を航海しています。

マリントイレ交換

2020-09-29 21:22:01 | ヨット
手動のマリントイレで排水するときに、ポンプのバーのところから水漏れするのは古くなってくるとよくあることですが、
Pukalaniは買った時から水漏れがあり、それを止めるべく調節ネジを締め込んだ
ら、こんどはポンプを動かすのが酷く重くなってしまいました。
はじめから買い替え時とは思ってましたが、先日、バーの取っ手がポキンと折れてしまいました。
まあ、買い替えなさい!というサインなのでしょうね。


PukalaniのトイレはTMCという台湾のメーカーで、今は電動のマリントイレしか販売してなさそうなので、JABSCOに変えるテもあったのですが、船体側のボルト位置の変更が必要になるので躊躇していたところ、手動のTMCの製品を発見したので、そちらを購入。そっくり取り替えてしまうことにしました。なにしろ送料込みでも約25,000円という魅力的価格なんです。

古いトイレを取り外しは難なく完了。

新しいトイレも難なく取り付けられました。やはり同じメーカーの品にしてよかったです。

作業後、ほぼ船底の藻を取るためだけに出航。
防波堤に夏の間は見られなかったカモメ(ウミネコ?)が密状態で休んでいます。


機走スピードが上がりません。

Pukalaniは出船繋ぎにしているため、着岸はバックでおこなうのですが、全然バックが効きません。せめてペラのフジツボ落としはしないと走るのも怖いことになってきました。ヤバすぎです!

少しはセーリング理論の話をしましょう

2020-09-18 21:17:45 | ヨット
先日クラブ内のイベントとしてセイルトレーニングをしたところ、天気予報に裏切られ超微風になってしまい、我がPukalaniはDNSとなったことは前回書きました。

個々のヨットの性能の差はあるだろうし、個々の乗り手の技量の差もあるのは当然なのですが、そのことを差し置いたとしても、早い船と遅い船でなんでこんなに差が出るのだろう?と考えてしまいました。

そうしたら過去に聞いた話でも、すっかり忘れていたことを少しずつ思い出したのです。(ボケ防止の頭の体操になりますね。)

何年か前、橋本健作さんというヨットマン(ネットで検索すると、ヨットの写真集を出版されてます。モス級やトッパー級などディンギーの世界でも活躍されていた方ということも分かります。)から聞いた話で、日本では、微風時はセイルのドラフトを深くセッティングし、セイルのパワーを引き出すようにと言われていたが、ヨーロッパでは、微風でもフラットにセッティングし、上り角度を稼ぐ方を重視するのが主流のセーリング技術だというのです。
とはいえ、それは軽量なディンギーの話で、重いクルーザーはやはりパワー重視の深いドラフトなんじゃないか。と思ってそのまま忘れていたのです。
←橋本氏の写真集

その話とは別に、レース派のクルーザーに乗せてもらったことがあるのですが、すごくセールがフラットだったことにも気づきました。
とはいえ、それは軽量なレーサークルーザーだからであって、クルージングタイプのヨットには向かないんじゃないかと思い込んでいたので、そのセイル・セッティングを自艇のヨレヨレのダクロンセイルに適用しようとは思いませんでした。
←フッド社HPより

屈辱のDNS(Do Not Start)の翌日【ヨット セイル 微風】でググって見ると・・・

微風時にセイルのドラフトが深いと、セイル表面をながれる風が剥離しやすくなる(つまり失速しやすいんですね。)という記事を発見したのです。
だから微風時はセイルをフラットにセットし、風の剥離をさせないように(つま
り、ブームを引きすぎないように)走らせるべき
だと書いてあったのです。
ドラフトが深いと、シバーさせないように、より多くブームを引く必要がありま
す。・・・なるほど!

13日の合同帆走会では、我がPukalaniはメインをゆるゆるに、最大限深いドラフトで臨んだのですが、かえって失速させてしまっていた!ということのようです。たしかにDNSの我が艇の走りは失速して墜落していく飛行機のごとく風下に落ちて行ったのです。


セイルをリカットすべきか?せざるべきか? それが問題だ!
To recut, or not to recut: that is the question.


第一回YBCCセイルトレーニング

2020-09-13 21:38:12 | ヨット
私が横浜ベイサイドマリーナで所属しているクラブは、横浜ベイサイドクルージングクラブ(YBCC)というのですが、
このクラブの行事として「セイルトレーニング」というものを始めました。
本当は3月からやりたかったのですが、コロナ禍のせいで半年おそくなり、9月13日に第一回目のセイルトレーニングを行いました。

トレーニングといっても船上の“”を避けるために、極力他人の船には乗らない方針としましたので、「合同帆走会」という名目で、「みんなで走り比べをしましょう」というゆる〜い形式での開催になりました。

スタートラインに向けて走る我がPukalaniチーム

我がPukalaniのメンバーは4人。マハロパパにマハロママ。それにマハロママのフラ仲間のKさん夫妻。奥様はなんとマハロママと同姓同名なのです。

トレーニングとは名ばかりの宴会気分のセーリングなのですが、マスク着用だけは妥協しておりません。

実は、今回のイベントを実施するにあたり新型コロナ感染防止のためのガイドラインを作り、参加者にはそれを守ってもらっております。
これがそのガイドラインです。
~~~YBCC合同帆走会における新型コロナ対策のガイドラインについて~~~
乗員の決定と感染対策は艇長責任で行っていただき、乗員は下記を遵守してください。
① 乗船日の朝は体温測定し発熱がある場合は参加しないでください。
② 味覚・臭覚異常、倦怠感、その他感染の可能性がある症状がある場合は参加しないでください。
③ 乗船前と下船後は必ず石鹸で手洗いをしましょう。
④ ミーティング時は必ずマスクをしてください。
⑤ 操船中のマスクは艇長の判断(人数構成・熱中症リスク等を考慮)によります。手で目・鼻・ロを触らないよう注意し、なるべく鼻で息を吸うと良いそうです。
⑥ 食事は屋外(コックピット等)で背中を風上にして横並びで取るようにしてください。
⑦ キャビンで会話する場合、ハッチをすべて開けて風通しを良くし、マスクをして会話するようにしてください。
⑧ 無症状でも自分が感染していると思い、「うつらない」ではなく「うつさない」に各自が心がけてください。


11:00スタート 本部艇なし、フラッグなし、ホーンもなし、各自自分の時計を見てスタートです。(フィニッシュも自己申告としています。レーティングで修正タイムを計算しますが、順位を争うためではなく、あくまで自分のレベルを知るためにやるのがセイルトレーニングの趣旨なのです。)

しかし・・・・・風なく、我らがPukalani号はまったく進みません。
逆潮が相俟って、30分経過してもスタートラインさえ越えていないことにガックリ!
頭に来たので、優勝用に?用意していたスパークリングワインを抜いて飲むことにしました。
カンパ〜イ!

エンジンをかけ、上マークの沖ノ根浮標をめざし、せめて他艇の写真をとることにしました。(残念ながら全艇は追いきれませんでした。)

こちらはエンジンで走っているのに、なかなか追いつけなかったAFFINITY(Y-26Ⅱ)

この写真はマークを回航し、ジェネカーを揚げた同艇です。

その後必死に走ってきたLady Jane(コメット33)

次に見えてきたのがアンミール(エスプリデュバン)

見事完走したcatseye(ソレイユルボン)

しんがりはCATWOMAN(マイレディ)

(本当のしんがりは我らがPukalaniなんですがね。)

まともに帆走できたのは、最後の最後のみ。
とは言え、今日は終止超微風でした。

ゲストのMKさんの膝でくつろぐマハロ船長です。
今日は涼しくて楽だったみたいです。

食事だけは豪華にね。
アウトレットに成城石井が入って、食事の質が向上した気がします。

食後は桟橋でフラの練習。

今日も楽しいSailing day になりました。
Mahalo nui loa !

使っていない古いスマホが電子海図として蘇った!

2020-09-11 21:07:15 | ヨット
今のスマホ(iPhone)に機種変する前に使っていた古いスマホ(Xperia)が、Open CPNの電子海図として蘇りました。

とはいっても、自分でやったのではなく、ブログでお知り合いになったある方が、ご親切にもインストール&調整してくださったのです。

というのも、当初は『windowsかandroidにダウンロード可能な海図データがあるので差しあげますよ』というお申し出に、『わが家はMacPCとiPhoneなので無理なのですが、古いandroidのスマホがあるので、そこにダウンロードする作業をしてほしい。』と厚かましくもお願いしたところ、快諾してくださり、おまけにインストール作業途中でスマホの電池入れ替えまでやってくださったのです!

まだ本格的に使ってはいないのですが、画面サイズは小さいけれど、手元に置いて見ることができるというハンディなりの便利さがあります。

一番ありがたいのは、普段使っているスマホとは別のスマホを専用機として使えるので電池切れの不安から解放されることです。
無線を積んでいるわけではないので、海上でスマホが使えなくなるのは、万が一のことを考えるとかなり致命的なことですからね。

今は20年近く前の機種の、地図表示機能のない画面がかすれかかったポケナビ
と、東京湾内の詳細表示がないGarminですから、そこから比べたらまさに隔世の感”!
Pukalaniの文明開化でしょう!

こんな天恵をくださった弘法大師様のようなKさんに心から感謝申しあげます。

実は、魚探もいただきました。古いものなのでタダでいいとのことでしたが、水深計として使える魚探はやっぱりあったほうが安全ですよね。

もちろん魚探としても使えますが、ほとんど釣りをしないので宝の持ち腐れになる可能性はありますが、今度自艇に設置してみましょう。


もやい綱交換 〜台風シーズンに備えて〜

2020-09-06 17:46:10 | ヨット
もやいロープが、前オーナーが使っていた年代物で、今年の台風シーズンにはとても保たないほど劣化していたので、今日交換してきました。
ときおり雨が降ったりする不安定な空。

ゆうこうマリンでブラックライン(ダブルブレイド16mm)が2割引で売っていましたのであわてて購入したものです。


白いロープは古いもので、増しもやいとして残してあります。


帰りがけ、cookie(T中オーナー)が丁度下架するところで、お話ししているうちにクレーンが動き出し、自バースまでご一緒させていただきました。


太陽の輝きは夏から秋のそれに変わりつつある気がします。
なんだかホッとしますね。

P.S.
昨日の夕食。
佐島まるよし水産でゲットした一匹1,000円の伊勢エビ。
素人が初めてさばいたので、見た目はイマイチですが、
味はさすがの伊勢エビですね。ああっ幸せなり!

朝はみそ汁に。
地元の人は、『伊勢エビはみそ汁が一番好き』だったりします。