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マハロ船長の航海日誌2

マハロ船長は
ミニチュア・シュナウザーの船乗り犬です。
毎日たべものの匂いをたよりに
大海原を航海しています。

諸事多忙につき・・・出航せず

2023-05-26 08:13:01 | ヨット
2023/5/25
諸磯のヨット泊地に行きましたが、本日は整備に専念する日とします。
セーリングしていると何もできませんが、「こうしたい、ああしたい。」という考えだけは次第に溜まってしまうものなので、時々は整備に専念する日が必要なんですよね。

懸案の2GMエンジンの低回転時の振動について山下BSに相談しましたが、結論としてブルンッブルンッと振動の大きくなりがちな低回転時にハルに振動の伝わる現象はバンドフェットの宿命としか言いようがないようです。対策としてはアイドリング時の回転数を少し上げる方法があるとのこと。そう言われてみると整備前のエンジンのアイドリング回転数はもっと高かった気がします。今度チェックしてみるつもりです(また仕事が増えた(笑))。

トランサムにぶら下げたフェンダーは、テンダーが当たってハルを傷つけるのを防ぐためだったのですが、たいして効果がない気がするのと、見栄えが悪いので、一つだけに減らしました。
        


珍しく両側のヨットがいないので、写真を撮ってみました。
3枚目の写真はパノラマ撮影なのですが、なんか変ですね(笑)




ところでポート側のヨットは岡崎造船のOKAZAKI30C。実はこの艇が欲しいと思ったことがあるのですが、岡崎造船のS氏に聞いたらメス型が古くなったのでもう作ってないとのこと。設計者の林賢之輔氏の著書『あのころ』には、簡易メス型の寿命で6隻建造されて打ち止めとなったと書いてありました。そして「この艇は109番目の私のブレインチャイルド(設計したもの)で、結果的に"最後の子供"となった。」とも書いてありました。



バンドフェットではまだスピンネーカーを揚げたことがないのですが、スピンネーカーの取り扱いで難しいのが”降ろす時”だと感じていて、スピンネーカーソックス(スピンネーカースリーブ)が欲しかったのです。
とはいえ限りある資本から、余計なモノは買えません。・・・ということで、毎度のことですが、余り物生地でDIYすることに。・・・

しかし、スピンソックスで難しいのはソックスを"たくしあげる"操作。
一方で"引き降ろす"操作は比較的簡単。たんにロープを下に引けば良いのです。

ということでDIYスピンネーカーソックスは、引き降ろす専用ソックスにします。

だから、スピンネーカーを揚げるときは予めソックスをピークのほうにたくしあげておいて仮留めし、一気に揚げる(ホイスト)つもりです。
思惑どおりにうまくいくかなあ?


あと、コックピットロッカーの邪魔なフックを取り外し、ワンポイントリーフ用のロープの取り回し。等々の諸作業をしました。


卯波立つ保田クルージング

2023-05-19 13:05:24 | ヨット
5/17〜18のスケジュールで内房の保田にクルージングしてきました。
諸磯のバンドフェットに乗り換えてからはじめての泊まりがけクルージングということもあって、今回はYBM時代に何度も行っている保田漁港にして、まずは"肩ならし"することにしました。

マハロママとマハロ&アロハも行くので、サービス桟橋に付け乗り組み 12:00出航。


メンバー3人


ワンコ達はマハロママの足もとで昼寝専門です。


キャプテンT島氏はお昼からビールで超リラックス。


海況は波立たない微風。
最初はのんびりとセーリングしてましたが、それでは日のあるうちに到着出来なさそうなので、機帆走にします。

そのうちに、マハロ兄は抱っこ(笑)


アロハ妹は、ヨットのヒールに合わせて独特のポーズでバランスをとります(驚)


キャプテンT島氏は、キャビンで昼寝開始。起きてもらったのは保田港入港直前でした。


本船と交差するのは久し振りです。
でも、浦賀航路から離れている場所なので、ヒヤリとするようなことはありません。
むしろ、保田に近づいてからの漁の仕掛があちこちにあって、とても気を使わされました。定置網はもちろん、刺し網?のような浮きが点々と連なっている所があって、突っ切るには躊躇せざるを得ないのです。


16:00 無事着桟したので、まずは乾杯!
陸地は夏日になるような暑さみたいですが、海上は爽やかで半袖では涼しすぎるので上に羽織るものが必要で、汗をかくこともなく「ばんやの風呂だったら別に行かなくても良いかな?」と意見が一致したので、そのまま呑んでました。


陽が落ちる頃、栄丸に食事の予約でも・・・と思い覗いてみたら「7時閉店」とのことであまりの速さにビックリ! 以前来たときもそうだった記憶も・・・(泣)


仕方なく、保田随一のスーパーマーケット"ODOYA"で食材を買ってフネで食べることにしました。


それなりに豪華な夕食になりました。
お酒もすすみ、気がつけば12時にもなってしまうほどで、クルージングの楽しみを100%エンジョイしました。




船内泊は、暑くも寒くもなく快適に眠れました。個室化できるフォクスル(バウバース)にマハロママ&ワンコ達。メインキャビンのセミダブルソファーにキャプテンT島氏。クォーターバースに私。と分かれて寝ましたが、さすが30ftでストレスなく眠れました。

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翌朝、早朝にワンコ達の散歩をさせて、コーヒー飲みましたが、まだ6時。キャプテンT島氏がグッスリ寝ているので7時まで二度寝することに。
あらためて7時起床しましたが、ここでキャプテンT島氏が酷い二日酔いになってることが判明。昨夜飲み過ぎたようですね。ビール、赤&白ワイン、スパークリングワイン、ウイスキー。流石に飲み過ぎました(笑)


9:00 出航後しばらくは良かったのですが、そのうちキャビンで横になってましたが、二日酔い➕船酔いのダブルパンチでノックアウト!
東京湾の魚にかなりの"撒き餌"をしてしまいました。


2ワンコ達はコックピットに縦列駐車。


この日は、朝のうちは北寄りの風。
ずっとこの風が続くとは思いませんが、アビームの快適セーリング!


そのうち風がなくなり、機走することに。

そのうち比較的強い西風が吹き出しました。
機走で向かい風なので、強く感じるものですが、剱崎沖から城ヶ島沖の波の悪い場所でずいぶん揺さぶられました。

城ヶ島をかわすと、途端に波は落ち着き、諸磯崎灯台(白塔形灯 高19m)が見えると「帰ってきた!」感にあふれますね。


12:30到着
ちょっとしたハプニングもありましたが、まぁまぁ順調な保田クルージングでした。来月は伊豆半島方面に行く予定です。天気はどうかな?

(注)卯波:陰暦四月、卯の花が咲く頃に海上に立つ波のこと。

風薫る五月のセーリング

2023-05-11 19:36:26 | ヨット
2023/5/11
一昨日昨日と伊豆にワンコ連れ旅行をしてきたので、今日は少々お疲れ気味。
でも、温かくていい風が吹いているので諸磯行き!


二度寝で出遅れたキャプテンT島氏の到着までにすべて出航準備を整え、12時に出航!


5m/sくらいの安定した南風が吹き、ご機嫌なセーリング!


ひたすら西に向かい!タッキングしてひたすら東に走っただけ、しかもオートパイロットを使ってたので、ただボーッとしていただけのリラックス・セーリングなのでした。

何度か飛魚が飛び去る姿をみました。夏ですねえ!

風待ち日和

2023-05-07 05:59:18 | ヨット
2023/5/6
全国各地には「風待ち港」と呼ばれた港があります。
冬の季節風(西風)が厳しい西伊豆にも風待ち港があって、たとえば天然の良港としてヨットの寄港地としても人気の妻良(めら)漁港は、かつては風待ち港として栄え、歴史上の人物が立ち寄った記録も多く、1855(安政2)年には勝海舟が長崎に向かう途中、風待ちのために1週間滞在したそうです。

冬季の風待ちは、1週間程度は当たり前で、長ければ何ヶ月も待つこともあったようです。天気予報などなく観天望気に頼った航海でしょうから、安全との確信が得られるまではひたすら風待ちしたのですね。

立夏の今日は朝から強い南西風が吹いて、ヨットを出そうという気にもならない"風待ち日和(ひより)"という感じでしたね(笑)

(お借り画像、イメージです。)



油風のセーリング

2023-05-01 20:13:35 | ヨット
2023/5/1
ゴールデンウィークは、例年強風が吹くことが多く、ヨットで遠出することはあまりしないのですが、今年の天気予報も強めの風が吹き続きそうです。我らがセーリングチームは"白波立ったらさっさと帰る"ことを信条としているので、今年も泊まりがけはあきらめて、穏やかな天気の日を選んでディセーリングを楽しむことにします。

油風(あぶらかぜ) とは、晩春の今頃、晴天の日に吹くおだやかな南風。東海道、近畿、中国地方、瀬戸内海一帯の船人に使われる地方風の呼び名ということで、こちら関東では聞いたことのない言葉なのですが、今日はまさに油風の中のセーリングとなりました。


キャプテンT島氏お手製のネットでフェンダーが落ちにくくなりました。


今日はシングルハンドなので、ジブはハイカットワーキングジブを展開。


残念なカーブを描いてシワができてますが、そこは我慢我慢。


武山方面からデカい掛け声を出しながらカッターがやってきました。


大きな声を怪しいと見た黄色いヨット に乗っているワンコが盛んに吠えました(笑)
確かにそんな大声出す必要はないですよね。


いつもウィークディの出航ですが、今日のような休日はヨットの数も多いですね。
シーボニアに戻っていくこのヨット(多分ダナ24)はメインセールをワンポイントリーフしてますね。朝方はリーフするほど風が強かったのでしょうね。


出航時は次第に弱まる北西風でしたが、お昼頃に南西風にシフトしました。次第に強まる予報なのでさっさと帰る事に。(結果的には風はそれほど強まりませんでした。早まった!)  


紫外線(UV) の強くなるこれからの季節にむけて、デッキカバーを被せました。多分ワンシーズンでボロボロになるので。その時はサンブレラでちゃんと作りましょう。

短時間でしたが、今日も気持ちの良いセーリングを楽しみました。