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マハロ船長の航海日誌2

マハロ船長は
ミニチュア・シュナウザーの船乗り犬です。
毎日たべものの匂いをたよりに
大海原を航海しています。

竹岡マリーナへ一泊クルージング

2022-07-26 10:31:36 | ヨット
2022/7/24〜/25で竹岡マリーナにクルージングに行ってきました。
メンバーは私、T島さん、T橋さん、O田さんにK上さんの5人。


天気は晴れ。夏の典型的な南西の風がどの程度の風速になるか?が問題なのですが、「出航を断念するほどではない。」と判断し出航しましたが、なかなかの風波でした(笑)いつものデイセーリングなら出ないかな?


マリーナを出てしばらくはジブをファーリングし豪快なクローズホールドの走りを楽しみましたが、猿島沖あたりでメインをワンポイント・リーフすることに。


第2海堡を横に見る頃、珍しく浦賀航路を走る本船がいなくなったので、航路横断。


あとは竹岡マリーナへ一直線! ただし、ワンポイント・リーフのメイン一枚とエンジンの機帆走(ほぼ機走)になりました。波も高くなり、しばしば派手なスプレーを浴びることに(笑)




ベイサイドマリーナを出てから4時間で到着しました。

東京湾内とはいえ、内房まで来ると雰囲気がいかにも鄙びた感じで、イイですねー。
昔、ディンギーで吹かれて内房まで流されてしまった先輩ヨット乗りが、漁師に『ここはどこですか?』と尋ねたら。『ここは安房の国じゃ。』と返され、『えっ?オレたち外国まで来てしまったのかな?』というヨタ話をしてくれたことを思い出します。


竹岡マリーナは、マリーナと言っても、陸置き専門の主としてモーターボートの置き場なのですが、外来プレジャーボートは隣接の萩生漁港の漁船に横抱きで泊まることができます。


近くの「天然温泉 海辺の湯」まで車の送迎があり、夕食も朝食も新鮮な魚料理をたらふく食べて、飲み過ぎなほど酒飲んで、1万円ちょっとなので、コロナ禍以降行ける日を楽しみにしていたのです。今回は O田さんの熱望あって実現したのですが、熱望のあまり少々飲みすぎたのはご愛敬というものでしょう(天罰じゃ!と思う人がいるかもしれませんが、まあ、運動会が楽しみすぎて当日熱出しちゃう小学生みたいなものだと大目に見てあげましょう(笑))




ともかく、ヨット談義〜野球談義〜歴史論議(政治談義は封印?)に話の花が咲き乱れ、大いに楽しんだことは間違いありません。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
翌日の朝食も”海の幸”攻め! ついつい食べ過ぎてしまいますね。






天気予報では、昨日ほど風速は5m以上はあがらずに南西風が続く予報だったので、観音崎付近でジェネカーを揚げ、フリーの帆走を楽しむことにしました。
でも、すぐに風速は7〜8mに上がり、ジェネカー初心者には厳しい状況に。
でも、すごいスピード感に興奮して、幸浦沖まで爆走


ブローチング1回。提灯2回。でも、ソックス(スリーブ)使ってのジャネカー・ダウンは何事もなく成功。私としてはジェネカーが破れなくて胸をなで下ろしました。


海上ではそれほど暑さを感じないのですが、マリーナに戻るとグッと暑く感じますね。
エアコン効いたオーナーサロンでビールで乾杯!
おつかれさまでした!

ヨットライフの指向性について考える

2022-07-18 07:27:20 | ヨット
(株)ユーエスヨット&カスタムズ という福岡のほうのヨットのディーラーさんがいらっしゃって、取引した経験はないのですが、この会社のWebサイトのTalk&Talkというコーナーが好きで、よく読んでいます。

Talk&Talkでは、「キャビンの豪華さだけを追い求めるのではなく、セーリングすることそのものをもっと楽しみましょう!」ということを一貫して語っていて、大変に影響を受けております。

多くのクルーザー乗りのご多分に漏れず、以前の私は、帆走性能を多少犠牲にしても広くて快適なキャビンを持つヨットにあこがれて、帆走性能をおぎなう大馬力のエンジンに価値を見出していたのですが、Talk&Talkを読み進むうちに、キャビンという空間は最低限必要かもしれないが、ギャレーはカセットコンロがあれば十分。清水タンクの代わりにペットボトルの水でいいんじゃない?マリントイレはポータブルでいいんじゃない?オーディオ(カーステ)はいらないいんじゃない?専用のチャートテーブルって必要なの?・・・と、どんどん断捨離したくなってきました。ただ、共同オーナーや家族の意向もありますから、今はジンバル式のストーブ(コンロ)を撤去してそのスペースにアイスボックスを置いて使ってますが、その他の設備はそのままにしています。物はかなり下ろして喫水線が浮きました。

その代わりに重視しているのが、セーリング性能。Talk&Talkでは、絶対的スピードというよりも、感覚的なスピード感を楽しもうと書かれています。だから、レースでスピードを競うことは重視しない。それよりも自然の中で風と波を最大限利用して走るヨットの感覚を大切にしようということですよね。
Our Boatのリベッチオは引き波が少ない軽排水量のヨットですが、古い重排水量船型のヨットは大きく引き波を発生させ、ちょっと吹くと盛大にスプレーがコックピットに降りかかってきましたが、あれはあれで楽しかった気がします。(東京湾のヨット乗りの今は御免蒙りたいですけどね。)

昨年からこだわっているのが『追い風での走りをもっと楽しもう!』ということ。
このこともTalk&Talkに繰り返し書かれています。
だから、今は2~3人の乗り手がいて、風が強すぎなければ、極力ジェネカーを揚げ
るようにしています。そのドキドキ感も相俟って、追い風セーリングがとても楽しくなりますよ。
ただ、スピンネーカーをリカットした半端なジェネカーなので、安定して孕ませるのが難しいという問題があります。"ジェネカー新調"という悪魔のささやきにだけは安易に乗らないようにせねばと自戒しております。
(YBMに来た頃乗ってたジャンカー19)

・・・・・と、ここまで書いてきたのはあくまで今回の記事のマクラです。


本題はこれから。

最新のTalk&Talkに、「高齢化したヨット乗りの指向として、滞在型ヨットとしての使い方が増えるかも知れない。」という趣旨のことが書かれていました。
欧米ではそういう使われ方が今までも多かったし、昨今のヨットはキャビンが広いので、週末の別荘的利用なら30ft未満でも必要にして十分。
キャンプ感覚だったら、25ft以下で必要にして十分だと思いますよ。『マイレディは頭がつっかえる。』などと言ってゴメンなさい!

滞在型は、セーリング重視のヨットライフとは正反対になりますが、高齢化ヨット乗りのヨットライフの指向性として傾聴すべきものがあります。
ヨットライフは「こうあらねばならない!」などということはまったくありません。
要は「楽しんだ者勝ち!」ですからね。
(舵誌表紙から)

暑くなる分かりきっているのにマリーナに行ってしまうのは”ヨット乗りの悲しい性”ですね

2022-07-12 21:22:13 | ヨット
2022/7/11
暑くなるのは承知の上でマリーナに行ってしまいました。ヨット乗りの悲しい性ですね(笑)


風もあまりなく、快適セーリングも期待薄でしたが、港口で漂ううちに僅かですが風が出てきて、シングルハンドセーリングとしてはまずまずといったところ。


オートパイロットを使ったタッキングを何度か試しました。当たり前の話なんですが、オーパイのタッキング角度は90°なので、45°で切り上がっているときにボタンを押すと上手く行きます。上りすぎたり落としすぎたりすると、タック後の角度が悪いです。きわめて当たり前な結果ですね。
リギンへのジブの引っ掛かりはかなり改善されましたが、まだ課題は残ります。



しばらく遊んだのち、帰港。


舫いロープのチェック&傷んでいるものは交換するなど作業しているうちに、みるみるうちに体温上昇!シャワールームで水を浴びるものの、不快指数MAXで、これは早めに帰るべきだなぁと判断して、帰途についたのでした。


キンクするのを防ぐロープの束ね方

2022-07-06 21:17:06 | ヨット
2022.7.4
小雨が時おりパラパラと落ちてくるような天気でしたが、今日は私のSailing Monday !
西の方を見ると富士山が見える! 雨は大丈夫でしょう。


しかし、セイルを揚げてみると、全然風がありません。以前ならすぐにエンジンを掛けてしまうところですが、今は泰然自若として、セイルがはためくままに、ロープの束ね方の写真を撮ることにしました。
シート類、ハリヤード類のロープ(ブレードロープ)は、三つ撚りロープのようにコイルして束ねてしまうと、いざ使うために伸ばしていくときにキンクしてしまいます。
(キンクとは→ここをクリック)

そのために、キンクしにくい束ねかたというものがあり、以前「舵誌」に紹介されていたのですが、紙の資料のためどこにあるか分からなくなってしまいました。インターネット上に参考動画があるかと検索してみたものの、どうしても同じようなものが見つかりません。

『ならば自分でやろう!』ということで写真を撮ってみました。動画はFacebookの「ヨット遊びしようぜ」というグループに投稿したので、アクセスできる人は見てみてください。

これは、揚げ終わったメインハリヤードを束ね、いったんクリートに掛けたところです。本来はもう少しきつく束ねますが、束ねた様子が分かりやすいように緩くしてます。


こちらは、ジブシートをいったん束ねたところ。次のタッキングで出ていきますので、ウインチ近くのコックピットに置いて、縛ることはしません、そのまま置いておきます。


この束ね方の基本は、左右に振り分けることで、ロープを捻らないようにすることが肝心です。(フレークすると言います。)


上記の形を手の上で作る。
というのが、今回の束ねかたになります。


コマ送り画像を見てみてください。










わかりますかね〜?

(すでに実践している方には、稚拙すぎる説明でかったるく感じるでしょうが、ジブシートがブロックのところでいつもキンクしてしまうと悩んでいる方の参考になれば幸いです。)