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マハロ船長の航海日誌2

マハロ船長は
ミニチュア・シュナウザーの船乗り犬です。
毎日たべものの匂いをたよりに
大海原を航海しています。

海陸風

2021-08-31 21:58:23 | ヨット
海岸地帯に見られる、昼は海から陸へ、夜は陸から海へと風向が変化する風を「海陸風(かいりくふう)」と呼びます。

私が住んでいる三浦半島の相模湾に面する側では、典型的な海陸風が吹きます。

夜は北東からの陸風が吹いていますが、夜が明けると朝凪がやってきて、日が昇るにつれ徐々に南西からの海風が吹き上がります。そして夕刻には夕凪がやってくる毎日です。

ところが、東京湾側の横浜ベイサイドマリーナあたりでは、海陸風は存在しますが、相模湾側とはちょっとタイミングが異なるのです。
北東の陸風は午前中の10時頃まで残ります。凪は「昼凪」。経験的には11時~1時くらいは凪いでいる感じでしょうか?
そして海風は午後2時くらいからようやく吹き始めます。

そういう風のパターンは分かっているのに、9~10時頃に出航して、しばらくすると昼凪につかまり、あきらめて帰航し、ちょうどYBMの港口に入った頃に海風が吹き始めるという残念なセーリングがしばしばです。

そして、いつもこう呟く。『ああ、もうちょっと我慢すれば良かったのになあ!


2021/8/29
今日は、その海陸風を見越して、集合を12時に遅らせ、機走で沖合に着いた頃に吹き始めるだろう海風をとらえて、ひとときのセーリングを楽しもうと目論んだのですが、今日に限っては北東の風は一日中吹きました。


「うれしい誤算」というやつですね。


風力も、強すぎず、弱すぎずの Gentle Breeze 。夏場としては最高の風をいただきました。ありがとう。


浦賀航路最北端のブイのところでUターン。ウインド・アビーム(ビームリーチともいう)でも、しっかりと風を孕んで走ります。
もう少し風が弱ければスピンネーカーの展開を試したかったのですが、今日はやめときます。


今日が8月の最終の週末。中旬頃の長雨(私は入院していた頃)で、クルージング計画が狂ってしまった人が多かったかもしれません。たとえ天気が良かったとしてもコロナ禍で遠出を自粛した方も多かったことでしょう。なんともやるせ無い夏でしたが、最後に天気の神様が良い風を恵んでくれたようです。「末吉」というやつですね。


電池交換に行ってきました!

2021-08-16 16:54:21 | 日記
電池交換に行ってきました!
スマホの電池ではなく、ヨットのバッテリーでもなく、
ICD(Implantable Cardioverter Defibrillator)という心臓機能を維持してくれる機器を体内に植え込んでいるのを取り出して、新しいものと取り替えるという工事いや手術を3泊4日でやってもらってきたのです。
最初の手術は2010年で、以来11年電池が保ったので成績優秀なんですが、流石にもうアカン!ということになり、時間の余裕があるこの時期にやることになりました。
成功率99%死亡率0.1%とのことで、手術そのものには何も心配はなかったのですが、眠り薬を盛られてウトウトしてしまい、気がついたら手術が終わってしまい。あとは切った箇所がくっ付くのを待つだけなのです。ブロガーとしては、トピック的なものが何もないのが心残りです。


お盆休みの間に、クルージング三昧を計画していたヨット乗りとしては、この時期の入院は残念無念なのですが、結果的には雨続きの天候で、私とっては結果オーライだったかもしれません。


竹岡クルージング

2021-08-08 06:31:31 | ヨット
2021/8/5
横浜ベイサイドマリーナから手頃な距離で手軽なクルージング先として人気の竹岡マリーナ(萩生漁港)に、日帰りのクルージングに行ってきました。

早起きして、マリーナには7時に到着しました。(8時出航予定)

片道15海里なので、平均5ノットで走れば3時間。
目的地で3時間ぐらい滞在しても余裕の航程です。
(しかし、そうそう計画どおりになるとは限らないのが人生いやクルージングというものです。)

今日の同乗者は共同オーナーのT島船長とゲストのばーさん(爺さんですが・・・)

福島沖での実験を終えた洋上風力発電を解体中なのだそうです。

自衛隊の艦船が出動して行きました。
行き先は国家機密?

観音崎沖通過中。

「帆船みらいへ」を発見。
東京湾内方面に進んでいきました。



竹岡マリーナ(萩生漁港)に近づきました。
15マイル3時間の予定が4時間かかってしまいました。
船底&プロペラの汚れの影響ではないか?と睨んでいます。今度潜ってチェックしたいと思います。


萩生漁港のマリーナ指定の第一兼一丸に横抱きさせます。
我らがPukalani号のみなので、楽々接舷できました。

富士山を遠望できる静かな港内。
東京湾内だけれど「遠くに来たなあ!」という情緒が味わえる漁港です。

アジとタチウオの刺身定食。一切れが大きい!
緊急事態宣言発出中につき、ビールが飲めないのが残念!
船に戻ったら、あわてて缶ビールを飲み干しました(笑)

帰り道は、もう少し風が上がるかと思ったら全然で、機帆走とはいえほぼエンジンに頼る走りでした。
浦賀水道出口付近は、出船が超混雑。待っていたらいつまで経っても渡れそうにないので、第一団をやり過ごした後、写真の第二団の前を横切ります。ちょっと冷や冷やしました。

空には入道雲は見えず、ちょっと秋っぽい空。でも、地上はこの夏一番の暑さだったみたいですね。
空気が澄んでいたのか、東京スカイツリーまで見えていました。でも、青い空に比べると東京方面の地上付近は空気が黄色っぽく見えます。この空気の中で、働いでいるんだなあと思うとイヤになります(笑)

逆光なので夕方のように写ってますが、まだまだ明るい時刻(1645)です。
この富士山は一日中見えていました。


帰航は1800。竹岡マリーナを1330に出航したので、4時間半かかりました。
船底のチェック必須ですね。
秋のオープンヨットレースに出るなら、上架が必要でしょうかねえ?

真夏のセーリング三昧。楽しゅうございました!



ウインチ・ハンドルは大切に!

2021-08-04 21:51:06 | ヨット
ウインチ・ハンドル

ヨットではロープ類(シート、ハリヤード、etc.)を強く引くためにウインチを使います。
そして、そのウインチを回すのがウインチ・ハンドルです。
ウインチ・ハンドルはウインチに付けっぱなしにするのではなく、使うときだけウインチに差し込み、使わない時は外しておきます。

>使わない時は外しておきます。
この取り外しの作業というのがクセモノで、慣れない人は慎重に慎重に取り扱わないと、うっかり落としてしまうミスが稀に発生します。
落とすと、大抵は海に落ちます。落ちたら沈みます。沈んだらもう拾うことはできません。(「覆水盆に返らず」と言うが如し。)

だからヨット乗りはウインチを落とさないように、用心して、丁寧に、慎重に、大切に扱います。
私は、ウインチのあるヨットにかれこれ40年は乗っていますが、今まで一度だって落としたことはありません。
これからも落とすつもりはありません・・・でした。
しかし、今日2021年8月4日。ついにやっちまったのです。
走っている時でもなく、ただバースに浮かんでいる時に、ウインチを操作している時でもなく、なぜか落ちやすいコーミングの縁に置いたウインチに足がちょっと触れてしまい、ウインチは傾斜したデッキをズズズッと滑り、透明度の低い海中にズブズブズブと沈んでいきました。・・・嗚呼無情!


かつて、38ftヨットのクルー時代に、ハリヤード・ウインチを操作中、ストッパーが外れたウインチが逆回転して、勢いよく回ったハンドルが私の頬骨をヒットしたことがありました。(私が手を掛けているウインチがそうです。)


思えば、私とウインチ・ハンドルの相性はあまり良くないのかもしれません。もしかしたらウインチのグリースアップを日頃から怠っている罰が当たったのかもしれません。(「因果応報」というやつですね。)


追伸
さっそく新しいウインチを買いました。

樹脂製の安価なモノです。
もう、絶対落とさないゾ!


忠犬タマ公を知っていますか?

2021-08-03 20:15:04 | 日記
忠犬タマ公を知っていますか?
ハチ公じゃないです。タマ公です。
(詳しくはこちらを参照してください→https://www.city.gosen.lg.jp/hyande/2/4/2301.html

昭和のはじめ頃、新潟県の猟師の家に生まれた柴犬のタマは、主人が猟に出掛けた時、雪崩に巻き込まれた主人を雪を掘って助けたのですが、その2年後またしても雪崩に巻き込まれた主人を助けたのだそうです。二度の殊勲をたて、タマは町の英雄になり、タマの主人思いで勇敢な行動は、新潟中の人々に語り継がれているそうで、新潟県内には4基の忠犬タマ公の銅像が存在するそうです。

そして、横須賀市にも忠犬タマ公の銅像があるのです。
場所は衣笠山公園の入口付近にあります。
(そのあたりの経緯はこちらを参照してください→ https://ja.wikipedia.org/wiki/忠犬タマ公 )


2017年に銅像が五泉市から寄贈される前は、1936年建立の石碑だけがありました。


猟犬のタマは芝犬ですが、本物の猟犬だけあって、精悍な顔つきをしていますね。


マハロは忠犬になれるでしょうか?