奈良県予想通り首位陥落、2位でした。

新形コロナの流行（第9波）がまだ拡大傾向にあるようです。1医療機関当たりの週間平均患者数は、前週発表の19.07人から20.5人となり、7.5%の増加を示しました。

人口当たりの感染者数で、奈良県は、前週まで2週間全国トップを誇って？いたのですが、今週は予想通り東北勢の急遂にトップを譲ることになりました。宮城県が今回のトップで、奈良県は惜しくも？2位でした。

人口当たりの感染者上位の4県と下位4県の推移を比較してみました。第8波の小さかったところが、第9波が大きいのかなと思ったのですが、奈良県は其れが当てはまりそうですが、その他の県では当てはまりそうにないですね。沖縄県はただ単に第9波の来るのも終わるの早くて、第9波は完全に終えていて、ひょっとすると第10波に入りかけている？そんな感じですね。

 

今主流となっているのはEG5　エリス株と言われる種類で、BB1系統と同じくオミクロン株には属しているがまた別の系統です。重症化率はこれまでのオミクロン株と大差ないようですが、感染力は少し強いかもしれないと言われています。最近、腹痛や吐き気を訴えるコロナ患者が出てきています。これもエリス株の特徴かもしれませんね。若い元気な人にとっては、オミクロンになってからは風邪と大差ないと言われる方も多いのですが、高齢者や重症化因子を持った方にとってはまだまだ油断できない病気です。若くて元気な患者さんの多くは、何もなく治癒されますが、味覚障害や咳などが長引く方も少なくありません。心筋炎を発症する方もおられるようなので、やはりかからない様にされたほうが身のためです。人込みなど危ない場所はなるべく避ける。どうしても行くときはマスクや眼鏡で自衛してください。そして、これまでのワクチン接種で副反応が小さかった方は秋以降もワクチンを打たれたほうが良いでしょう。もうすぐ、XBB1.5対応のワクチンが出回ります。そのワクチン派EG5に対しての抗体も上げるそうです。少しだけ期待しておきましょう。

下のグラフは、8月初めまでの東京都における変異種の推移です。8月初め時点ではXBB1.16が30%ほど、EG５がそれに次いで20%ほどを占めていたのですが、最近ではEG5が7割を占めているとのことです。

コロナになった方に、「何日休めばいいのですか」と、よく聞かれます。今では何日休まないといけないと言う決まりはありません。外出を控えるかどうかは、個人で判断することになります。ただ、その判断の目安として、厚生労働省は発症日を0日目として5日目までは外出を控えることを推奨しています。症状が続く場合は、軽快から24時間は控えるよう呼びかけています。検査による陰性証明は必要ありません。

「発症2日前から発症後7～10日間は感染性のウイルスを排出している」として、発症後10日目までは不織布マスクを着用するなど、周りに広げないための配慮を求めています。高齢者らリスクの高い人との接触も控えるよう呼びかけています。

濃厚接触者はどうすればいい？

　保健所などが濃厚接触者を特定し外出自粛を要請することも無くなりました。ただ、厚労省は同居家族らが発症した場合は7日間は高齢者らとの接触を控えるよう推奨しています。