
昨日は、長ーい一日でした。
昨夜、スキーから帰って、疲れ果てて寝たのですが、電話から3mほど離れたところで眠りこけてしまっていて、携帯が鳴ったのに気づきませんでした。
朝6時に目覚めたら、5時半に着信が入っていて、気になっていた患者さんが5時20分に亡くなったというメールも入っていました。
驚いて電話を入れたら、予想していたように、とても穏やかに亡くなられたので、何の問題もありません。ゆっくり来てくださいと訪問看護師。
到着したら、ご家族、訪問看護師、皆さん、笑顔で迎えてくれました。亡くなったご本人までもが、笑顔に見えました。

約一か月前から食欲低下、活動性低下で、最初は点滴もしていたのですが、ここ2週間は、薬も点滴もなしでしで、自然経過に任せていました。4,5日前からは水分も摂れなくなって、そろそろだとは予想しておりました。
何もしない。それが良かったのだと思っています。ご家族、訪問看護師たちがチームとなって なし得た 在宅死だと思いました。
死因は、勿論、老衰です。
状態が悪くなった先月末から、「桜が咲くまで持ってほしい」と、ご家族 何度も言われていました。
お家の前は桜並木、八分咲きかな。
御免なさいと言いながら手折られて枕元に置かれた桜の枝・・・
御免なさいと言いながら手折られて枕元に置かれた桜の枝・・・
部屋の暖かさもあって、まさに満開でした。

森山直太朗 - さくら(独唱)