
NHK朝の連続TVドラマ あんぱん
既に亡くなった設定ではありますが、主人公 柳井嵩(北村匠海) の叔父であり育ての父でもある開業医の寛先生(竹野内豊)。
寛先生、開業医・町医者の鏡なのですよ。患者さんに親身に寄り添い、昼夜を問わず患家に赴き、適切で温かみ溢れる医療を施す。竹野内豊さんがカッコいいことも勿論あるのだけれど、やることなす事、発する言葉の隅々まで、素敵なんだな!!

同じ人間として、憧れますよねぇ。(同じ人間なの?という声すら聞こえてきそうですが・・・)
同じ生き物であり、同じ人間としても十二分に憧れるのですが、同じ職種なのですよ。時代は異なれど、やろうと思えば彼の為したことをなぞることが出来る数少ない人間なのですよね、私。
そして、結構、似たところを目指してもいるのです。(外見じゃないですよ!言うまでもありませんが!)似たような目標に向かって進んでいる、いた、寛先生と私。外見も人間力も、臨床力も、寛先生は雲の上の人。
そんな私が、やはり絶対寛先生にはなれないなと思い知らされた事件が今朝起こりました。
朝7時過ぎ、医院から転送電話。
「妻がおなかを痛がっています。早朝で申し訳ないけれど、診ていただけないか。」と、いうものでした。
わたし、倦怠感と眠気に包まれた中での電話対応でした。そして、女性の強い腹痛でもあり、自分がもたもた対応するより、急性腹症として手術など対応可能な病院に向かわれた方が良いと判断も脳裏によぎって・・・「救急に電話して指示に従ってください。私は定時まで対応不能です」と言って電話を切りました。
電話を切った瞬間から苦い思いに包まれました。もし、逆の立場だったら、眠気と面倒で断られたとしか思わないに違いない(そうとも言えるけれど)と・・・・もやもやした思い一杯で医院に向かいました。
でも、9時前に医院に着いたら、その患者さんとご家族が私も待っておられれました。
してやられたと思いました。勿論、何時も以上に真摯に対応させていただきました。上部消化管出血(出血性胃潰瘍または出血性十二指腸潰瘍など)だと判断し、最寄りの病院に搬送入院していただきました。
ああ、寛先生には近づけもしない 嘆息。
しかし、負け惜しみに聞こえるかもしれませんが・・・
唯一、私が勝る所があります。そしてそれも、医療に関係した非常に大切なものだと思っています。
私が、寛先生に確実に勝てる所・・・・なんだと思います??
それはね
それは自分の健康に対する管理能力です。
私、多分ですが寛先生より年上だと思います。でも生存し続けております。動的平衡し続けております。
死んでしまっては、平衡は終焉し、医療行為は継続できないのです。
ただただその一点では、私は寛先生より上です!!
年中無休 24時間体制で働き続けられ、急死された寛先生
私は、今後も愉しく生き続けるために、現在もほぼ週休3日制なのですが
来年は週休4日を目指します。
太く短くで行くか
細く長くを目指すか
それも個性だと思っているのですが・・・・
MISIA - 逢いたくていま(Official HD Music Video)