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渓とか樹とか、葉の香りとか

flyfishing、山、サッカー(京都サンガ)他世間へのぼやきなど?

宮川水系大杉谷支流不動谷遡行Ⅱ~脱出編~

2015年10月04日 | 沢歩き
<2015年9月21日(月) 曇り>


                          朝の釣り

今回の脱出は、ダムに戻らず、シズク谷右岸の適当な尾根を這い上がり、そのまま父ケ谷へ至る尾根道をたどり、△1233.0を経由して東に折れ、P1143経由でもと来た道を戻る計画。

取り付きの急斜面を登ると、電柱と電線。


                          電柱と電線

どうやらこれは不動谷上流にあった「ロクダイ」という材木運搬基地の集落へ電気を引き込んでいたものの名残らしい。

一旦森林鉄道跡へ出て、再び斜面を急登。


                       またまた森林鉄道跡

軌道跡を横切り、尾根に沿って岩のバンドが走っている部分を巻きながら、尾根の上へ。


                    急斜面をトラバース気味に尾根へ

P1004を過ぎ、基本南北に走る道なき道の尾根をたどり、若干のトラバースを経て分岐へ。

脚腰は少し痛いが、三角点好き(・・・が、マニアではない)の私としては、ぜひ△1233.0を踏みたいので、分岐にザックをデポして空身で△1233.0へ。


                       三角点付近の風景


                P1233.0三角点(中井高)1233.0m 点名:不動谷


                     向いに見える、加茂助谷の頭

台高の『超』マイナーピークの三角点を踏んだので、同行者には申し訳の無い自身が原因の敗退ではあるが、個人的にある程度満足。

帰ってから聞いたり調べた話だが、このピークは何故か「中井高」という名前らしい。

この地域だから「高」が付くのは理解できるが、北北東隣の△1291.3mが「鯎谷高」(点名:鯎谷)、南東に下った△937.2mが「日浦杉山」(点名:日浦杉)、また、不動谷を挟んでほぼ南方に位置する△1355.1mが「七ツ釜高」(点名:七ツ釜)であり、いずれも谷名、または点名に由来している山名で、何故ここだけ「中井高」なのか?その例でいくとこの△1233.0m峰も「不動谷高」となるはずなのだが、まるで名無しのピークに山好きの「中井さん」が自分の名前を勝手に付けたとしか思えない。

さて、△1233.0mに別れを告げ、そのまま東に尾根を折れて進み、途中の平なところで昼飯大休止。


                       ヒメシャラの多い鞍部


                        ヒメシャラの大木


                         ブナも大きい


                        豊作のブナの実

ゆっくり昼食をとり、下りがダメダメな私の主張を取り入れてもらい、行きに来たモノレール斜面ではなく、帰りはそのまま導水管の階段下り。


                 足場がフラットなので、ふらつく脚でもまだ安全

前回同様の経路で、休み休み下りて何とか無事終了。

私の脚もあり、ゆ~っくりだったので、下りたらすでに日没。


                          終了

とにかく転落に関する自己の反省材料が明確で、そこを強化しないと、また繰り返す恐れがある。

敗退にかかわって、一歩間違えれば二人ともに社会的非難を受ける立場に立たせかも知れない事故で、ましてや貴重な休日をつぶしてしまい、魚屋氏、ふなぴーのお二人には申し訳なく思ってますが、もう行かない、という選択肢ではなく、また行きたいが為の強化はしていこうと思った今回の山行でした。

ありがとう!


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