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~ 美しく成長するために ~

小児のADHDの薬物治療のひとつとして塩酸メチルフェニデートの内服

2015-10-17 08:35:58 | 発達障害とその他の 差し障り
注意欠如多動性障害の薬物治療効果予測の客観的指標の開発へ

小児のADHDの薬物治療のひとつとして、塩酸メチルフェニデートの内服があり、ADHDを患う約70%の小児ではその症状を改善する効果があるといわれています。しかし、副作用として食欲低下や睡眠への影響があり、小児の成長に影響をもたらす場合があるといわれているため、効果のない患児の内服はできるだけ減らしたいという考えもあります。一方、塩酸メチルフェニデートが有効であるにもかかわらず、依存性や副作用を懸念するあまり使用を避けることで、症状の改善が図られないという問題も生じています。そのため、継続的な内服の前に薬物治療の効果を予測するための客観的な指標があればこれらの課題が解決できる可能性があります。


論文情報

Ayaka Ishii-Takahashi, Ryu Takizawa, Yukika Nishimura, Yuki Kawakubo, Kasumi Hamada, Shiho Okuhata, Shingo Kawasaki, Hitoshi Kuwabara, Kiyoto Kasai, and Yukiko Kano, "Neuroimaging-aided prediction of the effect of methylphenidate in children with attention deficit hyperactivity disorder-a randomized controlled trial", Neuropsychopharmacology Online Edition: 2015/5/4 (Japan time), doi:10.1038/npp.2015.128.
論文へのリンク(掲載誌

大学院医学系研究科

大学院医学系研究科 こころの発達医学分野

医学部附属病院 こころの発達診療部
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