この人と 結婚して、本当に よかった と 思う。
それは、たいそうな ことが 在った 訳でも 無く、
何の 変哲も 無い、日常生活の 一こま に 感じる。
私が 彼と 結婚 しようと 思ったのは、
・ この人の 前では、飾らない 自分で 居られると
思った から。
・ 何を してでも、生活して いける人。
その 条件を クリアーして 居ると 感じた から。
今までに、彼と 結婚 して よかったと 思った エピソードは、
3つ 在る。
結婚して 間もない 頃、(主人)ちゃんが 寝起きに 涙しながら、
やっぱり、(私)ちゃんは やさしい よぉ~
と 言う。
話を 聞くと、夢の中で、
(主人)ちゃんが、何かを やらかし、メ 系 の 方に
自分の 両目を 取られて しまうことに なった。
そこへ 私が 登場して、
両目を 取ったら、彼は 何も 見えなく なって しまうから、
彼の 片目 と 私の 片目で、勘弁して 欲しい。
と 言った と 説明しては、また、泣く。
私は、夢の 中で 勝手に ヒーローの ような ヒロイン に
なり、株を 上げた。
なんとも、奇特な人と 結婚した。
よかった なぁ~ ・ ラッキー と 思った。
(主人)ちゃんは、その時、
でも、やっぱり 現実に それが 起きても、
(私)ちゃんは そう言って くれる 人だよね。
と 言って、私を 抱きしめた。
バブルが 崩壊して、(主人)ちゃんは 職種を 変えた。
結婚前、私は 総合商社 に 派遣で お世話に なっていた。
そして、この 仕事が なくなったら、
プライドが 邪魔を して、生きて いくのが 難しく
なるだろう 人を 見た。
大きな 会社の中で、パーツと して 働いている ので、
総合的に 仕事を 仕切る 力を 持っていない 人も 見た。
無論、運も 知性も 体力も 人脈も、持ち合わせる
すごい 人も、居た。
(主人)ちゃんは、それまでの ホワイトカラー から
ブルーカラー に 変わった。
それを 楽しんだ。
彼は、本当に 水のように 柔軟に、彼の 形を 変える。
どんな 処でも、彼は 自分の 居場所を 創り上げる
努力を し続け、そこに 馴染み、
楽しさを 見つける ことが 出来る 人。
今日は、びっくり するくらいの 日常生活 の 一こま。
濡れた 靴を 乾かすのに、靴の中に 入れる ヒーターの
電源コードを、玄関マット の 下に 入れて くれた こと。
彼は マメな 人なので、最初から 最後まで 自分で
やって くれた のだが、
コードに 足を 取られない ための、気配り。
その 何気ない ところに、また 惚 直した。
結婚前の 私は、
角かど ・ 棘とげ していて、扱い辛い 人だった。
彼と 長年 暮らして 居て、
彼に 教わり、育てられる ことは 多い。
今でも、毎日のように 愛している と 真顔で 言う。
彼は、一度、その人を 好きになると、
二度と 嫌いに なることは ない 人。
性別、年齢は、関係が ない。
彼は、変わらぬ 愛を、いつも 私に 見せて くれる 人。
そして、彼の 変わらぬ 愛の もとで、
私は、常に 安心して
美しく 穏やかに 年を 重ね、成長して 居る。