Fit in fits

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豪憲君事件の動機解明も振り出しに・・だって?何やってたの?

2006-07-18 01:38:58 | ニュースから

 まず・・、

 能代署は最初の彩香ちゃん行方不明と遺体発見段階での初動捜査で何をやってたんだろう?ここでしっかりしていれば豪憲くんは無事だったかもしれないのに・・

 そして・・、

 マスコミもこれまでいったい何をしていたんだろう?今朝(17日朝)の段階のテレビのワイドショーでも次の記事みたいなことを言っていた。(yahooニュース←毎日新聞)



<秋田男児殺害>豪憲君事件の動機解明も振り出しに 

 「子供をさらえば警察が動くと思った」。米山豪憲君(7)殺害事件で殺人罪で起訴された畠山鈴香被告(33)は、秋田県警能代署捜査本部の取り調べに動機を供述した。長女彩香ちゃん(9)の水死の真相を知りたいという思いで事件を起こしたという説明だ。しかし、その彩香ちゃんについても殺害を認める供述を始め、豪憲君事件の動機解明も振り出しに戻った。供述を翻し続ける畠山被告。捜査本部は彩香ちゃん事件で18日に再逮捕し、二つの事件の全容解明を進める。【岡田悟】
 畠山被告が死体遺棄容疑で逮捕されたのは6月4日。当初は「外出から帰ってきたら(豪憲君の)遺体があった」と供述、殺人容疑を否認していた。しかし4日後、殺害を認め「豪憲君の姿が彩香と似ているなと思い、なぜ他の子供が元気なのにうちの彩香がいないのか、切なくて苦しくて(胸が)張り裂けそうだった」「しっとのような感情があった」と供述。衝動的に殺害したことを強調した。
 この間、殺害現場についても「彩香の部屋」から「自宅玄関」に変わった。「豪憲君を呼び入れ、ドアを閉めた時に殺意が生まれた」という不自然な供述だった。
 ところが今月初めになって、「子供をさらってどこかに置いてきたら、みんなが騒いで警察が動いてくれるのではないかと思っていた」と供述を翻した。彩香ちゃんは4月10日、同県能代市の米代川で水死体で見つかった。同署は当初、自宅近くの河原で足を滑らせて転落した事故死との見方を強めていた。畠山被告は「事件でも事故でも必ず何らかの形で人の手が加わっているはず」と主張、同署に再三再捜査を求めていた。彩香ちゃんの死に畠山被告が関与していなければ、この動機は説得力があった。
 ところがその後、彩香ちゃんの死について「橋の欄干から足を滑らせた」と供述。さらに「橋の上から突き落とした」と殺害を認めた。「彩香に対して愛情はなかった。疎ましく思った」などと動機についても話した。
 捜査本部は、豪憲君殺害の動機に彩香ちゃんの水死が深くかかわっているとみているが、自分で殺害しながら再捜査を狙ってさらに殺害を重ねたという説明は不自然とみて、彩香ちゃん事件の捜査を通じて豪憲君事件の真の動機についても追及する。
 ◇「事実に虚偽をつなげて話す」野田教授分析
 供述の変遷について、野田正彰・関西学院大学教授(精神病理学専攻)は「供述が二転三転したことから、畠山被告は虚偽性の人格障害ではないかと考えられる」と分析する。荒唐無稽(むけい)なことを話すのではなく、一定の事実に虚偽をつなげて話すのが特徴で、つじつまを合わせる努力をせず、通常なら矛盾していると思われる感覚が併存していたりするという。そのうえで「言動に一貫性がなく信頼できないので、このような母親がいる子供は振り回されて苦しむことになる。若いころに、虚偽で上辺を装いながら他人に取り入ったり、その場をやり過ごすといった生き方を身に着けたのだろう」と指摘する。

(毎日新聞) - 7月17日22時26分更新



 あのさぁ・・ココのブログの6月11日の記事の追記部分でも書いてあるけど、上の今日の記事のようなことはなくて、

 捜査本部は、豪憲君殺害の動機に彩香ちゃんの水死が深くかかわっているとみているが、自分で殺害しながら再捜査を狙ってさらに殺害を重ねたという説明は不自然とみて、彩香ちゃん事件の捜査を通じて豪憲君事件の真の動機についても追及する。

 という部分は、生命保険の外交員をやっていた容疑者なら知っていてもまったくおかしくないという・・・

 “犯罪被害給付制度とは、通り魔殺人等の故意の犯罪行為により、不慮の死を遂げた被害者の遺族又は身体に障害を負わされた被害者等に対して、社会の連帯共助の精神に基づき、国が犯罪被害者等給付金を支給し、その精神的、経済的打撃の緩和を図ろうとするものです。 ”

 ・・この制度を容疑者が知っていれば全てに説明がつくことになる・・・ということをなぜか東スポ以外のマスコミは書こうとしないし、テレビでも触れようとしない。東スポも今日になてやっと取り上げたし、ワイドショーに到っては唯一評論家の一人だけがこのことに疑いを持っていたようで、でも番組では本気では取り上げてもらえなかった。

 この犯罪被害給付制度では、被害者が死亡した場合、320万円~1573万円までの間で遺族に支給される。もし自己破産するほどお金に困っていた容疑者がこの制度を知っていたならば、彩香ちゃんは「誤まって川に転落した」では、[事件でなく事故」なのでこの制度は適用できず、通り魔などの「誰かに殺された」ということじゃないと給付金は受けられないことを知っていて、そうなれば上記太字部分の説明はついてしまう。
 まして、遊び相手か売春相手か知らないが「できちゃった結婚」で産んだ彩香ちゃん。その父親とはそのできちゃった結婚の後、半年で離婚している。かわいそうな書き方だが「望まれずに産まれた娘」であって、新しい男が出来たとき、あるいは売春のために男を自宅に誘い込んだときには彩香ちゃんが家にいてはそれ邪魔なはずで、これも近所の証言で彩香ちゃんが「一人で公園でいた」とか「誰かが来ると家から追い出されてポツンといた」というのも説明がつく。

 そして、警察が事件として彩香ちゃんの遺体発見を処理してしまったので、「こりゃマズイ。これじゃカネが入らない」と思った容疑者が、「じゃぁ近所の子供(豪憲くん)をさらって殺せば連続事件として、彩香ちゃんの件も再捜査してもらえるんじゃないか?それでアタシが殺したってのがわからなきゃ給付金がもらえるかも。だって彩香のときも警察の捜査はいい加減だったからわからないかも」と考えたとしても、とても浅はかでキモイのだがこの場合不思議ではない。

 なのになぜ、テレビのワイドショーがこぞって「これで動機解明が振り出しに戻りました」などといっているのがわからない。もう1ヶ月以上も前からネットの世界では語られていたことじゃないか。警察もマスコミも、それが真実かどうかは別としても、一番ストーリーとしてまともな案をどうして気がつかないのか?あるいは避けていたのか?それが私はわからない。そして、容疑者が再捜査のことを口にした段階からどうしてその線を警察もマスコミも疑わなかったのか?
 もともと疑わしかった彩香ちゃんの遺体発見事件も初動段階で気がついて最初から事件としていれば(犯人が母親かどうかは別として“事件”として扱っていたなら)豪憲くんは死なずに済んだんじゃないだろうか?

 警察の捜査力とマスコミの取材力ってもっとあると思っていたけれど、すくなくとも秋田の、それも田舎のほうじゃ無力だってのがわかっただけじゃないのさ。今回みんなが後手に回っていて、容疑者にすらナメられている感がある。あのアホバカヤンキー自己破産女にだ。ヒドイね。


 

コメント (2)
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