中学生呼びかけの「歩きたばこ禁止条例」可決 静岡市(asahi.comより)
この条例、中学生からの請願が出たときにも記事にしたが、条例案が可決したのであらためて書こうと思う。
まず、この中学生の活動については素晴らしいと思う。たいしたものだ。ただ、この一見美談のようにみえる今回の条例案可決は、実は静岡市民にとって恥ずかしいことであることに気がつかなきゃいけない。
中学生から請願が出る前に、議会から率先して条例案を出すことはできなかったのか?できたのに美談にして全国から注目を浴びたいためにそれを待ったのか?(まさかそこまでのことはないと思うというか議会もそこまで思慮深くはないだろう・・) タバコを吸う大人から自発的にできなかったのか?
そして、これが肝心なんだけど、“街中の受動喫煙の被害をなくすため”に中学生が“条例制定を求める請願書の署名活動を始めた”のだが、これはもともと静岡市民に喫煙マナーが悪い人が多いからこうなったんじゃないだろうか?マナーがよければこんな請願自体が必要ないわけだから。
世の中にはよく知らない法律やら、条令やらが多い。そもそも多くの人が社会人として成熟していてマナーやら規律やらが自主的に守れればそんな「上から決められたルール」なんてのは必要ないし無くていい。いや無い方が少なくとも知的レベルは高い社会だろう。
でも、それができないから「ルール」はどんどん増えていくわけで、本来“大人が吸う”たばこのマナーは“吸う大人のマナーがきちんとしてればいい”というとても個人的なこと。だって“吸うのは大人”なんだから。それぐらいできなきゃマズイでしょ!
それを他人から決められたルールによって縛られなきゃならないなんて、そしてそれがまだそれほど多くの都市にはない「歩きたばこ禁止条例案」が私の住む静岡市で可決しただなんて、それは“静岡の大人のレベルの低さが露呈した”ってことだから本当はとても恥ずかしいことなんだよ。
私は全くタバコは吸わないので堂々と書けるけど、やっぱりポイ捨てとか人ごみで吸うとか、まして七夕飾りに火をつけるだとか、とにかくマナーの悪いヤツが多い! そこを嫌煙家から突かれるからだんだん吸える場所が少なくなってきている。自分たちで自分たちの首を締めているようなもの。
そして、現代ではもうタバコの害についてはわかりきっているのに、それでもやめられないのはひょっとすると「社会人としてルール、マナーを守ること」(・・これはガマンをするってことだよね)と「タバコをやめられない」(もちろん禁煙とは“ガマン”することから始まるから・・)ことが共通点として“意志が弱い大人”ってことでしょう。
タバコのマナーが悪いヤツって傍から見ても気分悪い!でもね、こんなの条例で規制したってなくなったりはしないよ。もともと“そんなことも守れないのか!?”ってヤツが「マナーが悪いヤツ」なんだから、ムリムリ!無理だって!
=参考追記=
同じ日の、同じasahi.comのニュースにこんなものが・・
たばこの毒、細胞内ではダイオキシン並み 山梨大研究
もうタバコはやめたほうがいいよ。吸う人は“税金をたくさん払ってるからいいんだ”って言うのがいるけど、医療費を圧迫してる諸悪の根源だぞ!エラソーに言うな!