普通の日々

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投入する人員はどうする?

2011-10-22 22:32:55 | ニュース関連
日本船舶に「武装ガード」 海賊対策で政府検討 (産経新聞)
【政府が、ソマリア沖の海賊への対策強化策として、海賊被害が多発している海域を航行する日本籍の民間船舶に、武器を携行した海上自衛官や海上保安官を乗船させる検討に入ったことが21日、分かった。ソマリアの海賊は同国沖・アデン湾から、東方のアラビア海や南方のケニア沖まで活動範囲を拡大。海自や各国海軍艦艇が現在実施している特定海域での護衛では対処しきれないため、新たな抑止力として「武装ガード」案が浮上した】
【このため、軍要員の乗船が最も実効的な対抗策として、フランスやオランダはすでに武装ガードを採用、イタリアも今月末に始める。米国は民間軍事会社などの武装警護員を乗船させている。
 日本籍船は民間人による船内への武器持ち込みは認められていないため、船主協会や経団連は政府に海自隊員や海上保安官の乗船を強く要請している。
 政府内では、各国軍の方式を念頭に1隻につき数人の要員を乗船させる案が妥当とされており、海自の特殊部隊「特別警備隊」の投入なども想定される】

 検討するのは良いけど相当厳しい事になるんじゃないですかね、これ。まず、最初のハードルとして海自と海保にどう担当させるのかが問題になると思う。現在海賊対策に派遣されている護衛艦には何名か海上保安官が乗艦している筈です。これは司法警察権が与えられていない自衛官では海賊の逮捕が出来ないからなんですが、今回もこれと同様に海自・海保の混成チームを「武装ガード」として日本籍船舶に乗船させるのか?今回は目的を海賊の撃退とし逮捕を考慮しないとして混成チームにしなくても済む様にするのか?ってか、そもそもこの任務に投入可能な人員を確保出来るのか、これが第二のハードルになると思う。いや、もしかしたらこれが最初のハードルになるかも。
 というのは、海自も海保も“船舶に敵が接触・侵入するのを阻止する、若しくは侵入した敵の制圧・撃退”といった任務に対応できる人員はそんなに多くない筈。おそらく即座に対応可能なのは特殊部隊の隊員位だと思う。一方、『海賊被害が多発している海域を航行する日本籍の民間船舶』って相当な数になるんじゃないですか?その相当な数に『1隻につき数人の要員を乗船させる』事って可能なんだろうか?両組織の特殊部隊員を全て投入しても厳しいという気がするんですが?
 それを考えると最終的には日本籍船舶への『民間人による船内への武器持ち込み』をどうするかという所まで考えなきゃいけないかもですね。

普天間移設、見直しに言及=「辺野古以外あるかも」―谷垣自民総裁(時事通信) - goo ニュース
【ただ、「中国が海軍力を増強させる中で、沖縄の地政学的位置は非常に重要だ。やはり辺野古以外の選択肢はないかもしれない。私も思いあぐねている」とも語った。 
 自民党は与党時代から一貫して辺野古移設を推進してきており、谷垣氏の発言は党内や地元に波紋を広げる可能性もある】

実態分からない…谷垣氏、TPPへ明言避ける(読売新聞) - goo ニュース
【自民党の谷垣総裁は22日、BS朝日の番組で、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加への賛否について、「実態が分からない」と明言を避けた】
 記事にも書いているけど沖縄の方は何の考えも持っていなかった鳩山が全てをぶち壊して状況を悪化させた。TPPの方は範囲が広く自民内でも賛否を纏めきれない難しさがある。とはいえ、最大野党の党首の考えの方向が定まっていないのは拙いと思いますがね。何でこんなにブレブレしている面を見せたのだろうか?


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