普通の日々

ごく普通の日々の事

東電の“対策”は役立たず

2007-07-19 20:45:25 | Weblog
被災者半数「備えなし」…中越沖地震で読売調査(読売新聞) - goo ニュース
【新潟県中越沖地震で避難所生活を続ける被災者130人を対象に、読売新聞が18日、アンケート調査を実施したところ、2004年の中越地震の教訓を生かした備えができていなかったと回答した人が半数以上にのぼった】
【回答者は男性61人、女性69人。年齢別は30代26人、40代24人、50代18人、60代31人、70代以上31人。中越地震を経験した人は、93%にあたる121人だった。
 しかし、再び大きな地震があると思っていなかったと答えたのは、全体の87%にあたる113人。「今すぐにあると思わなかった」「前回は被害が少なく、『人ごと』と甘く見ていた」といった声が上がった。
 中越地震を教訓に食料備蓄などの備えをしていたかどうかを質問したところ、72人(55%)が「備えていなかった」と回答した。いったん備蓄したにもかかわらず、その後に飲食したまま補給せず、今回の地震に見舞われたケースもあった】

 中越地震の経験から備えの必要性は感じていた筈ですが、今回被害が大きいのは中越地震で大きな被害を出した地域と隣接した地域ですから、僅か3年で大きな地震が発生するとは考え難かったんでしょう。それに実際には日々の生活に追われる訳ですから、3年もあれば保存食糧を備蓄する意識も薄れるでしょうし、専用の保存食料を購入するにはそれなりの金が必要ですからね。
柏崎刈羽原発の防火体制 05年に不備と指摘 IAEA(朝日新聞) - goo ニュース
【国際原子力機関(IAEA)が05年6月、新潟県中越沖地震で火災が起きた東京電力柏崎刈羽原発に対し、発電所内の自衛消防団が消火訓練を受けていないなど、防火対策の不備を指摘していたことがわかった。東電はその後に対策をとり、IAEAも昨年には改善されたと評価していたが、今回の地震による変圧器の火災では消火に2時間かかった】
【これを受け、東電では防火管理委員会を組織して火災訓練を実施したり、部署ごとに分かれていた責任体制を一本化し防火管理者を置いたりして対応した。昨年5月にIAEAの評価チームが再度訪れた際には、改善がなされたとの評価を得ていたという】

 その対策とやらは今回発生した火災には殆ど役に立たなかった訳だ。どうせ形だけ整えて“改善”した事にしていたんだろう。それを見抜けないとは『IAEAの評価チーム』もあんまり役に立っていないよなぁ・・・・。
東電、柏崎原発に自前消防車配備へ…消火の遅れ受け(読売新聞) - goo ニュース
【新潟県中越沖地震で東京電力柏崎刈羽原子力発電所の変圧器から出火し、消火作業に手間取った問題を受け、東電は19日、同原発内に自前の消防車を配備する方針を固めた】
【その間、火災は事実上、放置され、黒煙が立ち上る様子がテレビの映像で流れ続けた。今後は所内の消防団が消防車を出動させ、素早く消火できるような体制作りを急ぐ】

 そりゃこれでこういう動きをしなければ、東電の全原子力発電所は停止させた方が良い。ただ、その『所内の消防団』の消火能力は、地元の消防組織にチェックさせる必要があるでしょうね。東電の報告だけじゃ信用できませんから。
トラブル「いい体験」と発言(新潟日報) - goo ニュース
【東京電力の勝俣恒久社長は18日、県庁で泉田裕彦知事と面会し、中越沖地震によって起きた柏崎刈羽原発の一連のトラブルについて「原子力特有の設備は安全で無事だ」と繰り返し強調しながら、「いい体験にしたい」と述べた。原発トラブルが被災者に不安を広げる中での発言で、波紋を広げそうだ】
 こんな火に油を注ぐ様な発言をする社長はその内辞任だな。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。