普通の日々

ごく普通の日々の事

振り込め詐欺を阻止する為に必要な事

2005-01-28 20:27:13 | ニュース関連
振り込め詐欺被害284億 昨年1年間、摘発5% (共同通信) - goo ニュース
【1年間に警察が確認した件数は2万5667件。摘発したのは約5・1%の1305件、548人にとどまった】

 約5%という低い摘発率ですが、これは止むを得ないでしょうね。振り込め詐欺というのは逮捕する為に必要な情報が非常に少ない犯罪ですから。電話会社に捜査協力を要請すれば、通話記録から使われた携帯電話は判明するでしょうけど、どうせ飛ばしかプリペイドだろうから今使っているのが誰かは判らない。後は振り込まれた口座から金を引き出す時を押さえるしかないんだけど、これも詐欺だと気付いた時には全額引き出されているから、防犯カメラの映像しか残らない、しかもその口座は何処からか買い取ったもの。通話記録と防犯カメラの映像だけ、犯人を特定するのには余りにも情報が少ない。
 犯人逮捕が難しい犯罪なんだから、振り込め詐欺を阻止する為の動きがあってもよさそうなものなんですけど、注意を呼びかけるだけで他の動きはあんまり無いんですよね。
 先ず携帯電話会社。使っている人間が特定できない電話番号は全て使用不能にしなさい。本人名義の携帯を犯罪に使う馬鹿はいないんだから、それは振り込め詐欺以外の犯罪の抑止にもなる。料金を払ってくれれば誰が使っていても構わない、みたいな考えは捨てなさい。
 次に金融機関。窓口での再確認で阻止した事も何件かあった筈。だとすれば窓口で振り込み依頼者への確認を徹底すればいい。機械で振込みも出来る筈だが、それは一回の限度額を下げればいい。複数回振込みをする人には行員が確認する。架空口座に対しても防止策を徹底する。貴方方の仕事は増えるが犯罪防止の為なんだから協力しなさい。

 振り込め詐欺は引っかからない様にするのが一番重要なんだけど、犯人側も色々手を変えてくるので難しい部分もある。そこを補う形で金融機関や携帯電話会社の協力が必要なんだと思うんだが、まだ具体的な動きを見せたところは無い。引っかかった被害者が悪いと考えているうちは振り込め詐欺は無くならない。

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