米国防長官、ステルス戦闘機Ｆ２２の発注中止を発表(朝日新聞) - goo ニュース
【ゲーツ米国防長官は６日、記者会見し、最新鋭のステルス戦闘機Ｆ２２の新たな発注中止やミサイル防衛の一部計画取りやめなど、高コストや無駄の多い事業の中断をオバマ大統領に提言すると発表した。日本政府はＦ２２を次期主力戦闘機（ＦＸ）の最有力候補としており、導入計画の見直しは必至だ。
ゲーツ氏は１０年度（０９年１０月から１年間）の予算編成に向けた装備見直し案を公表。１機約１億４千万ドル（約１４０億円）とされるＦ２２について「これまでに導入が決まっていた１８７機で生産を中止する」とし、「軍事的にそれ以上の必要がない」と理由を説明した。代わりに英国などと共同開発し、費用を抑えた次世代型の統合攻撃戦闘機（ＪＳＦ）Ｆ３５の導入を加速させる】
Ｆ２２戦闘機生産中止提言へ 米国防長官 日本のＦＸ選定に影響 (産経新聞)
【地元に工場を抱える議員からは、「生産中止は米国の安全保障、経済を危険にさらす」（共和党のギングレー下院議員）と、ゲーツ長官を批判する声が出ている。
下院軍事委員会のスケルトン委員長（民主党）は声明で、「（ゲーツ長官の）提案を支持するかどうかの責任は議会にある」として、最終的には議会が決定すると強調した】
産経の記事に書いてますが議会はこの政府方針をまだ認めてはいない。だから、「F-22」の追加発注の望みが完全に絶たれた訳じゃないんですが、可能性は限りなく低くなったと考えるべきでしょう。イラク・アフガンの戦費負担に現在の経済状況、これを考えると数を揃えるにはやっぱり「F-22」は高価過ぎるんですよ。それに冷戦期と違って「F-22」の必要性を感じさせる“明確な敵”も存在しないですしね。
まあ、『地元に工場を抱える議員』達は抵抗を続けるんでしょう。ただ、「F-22」を生産しているのはロッキード・マーチンで、『導入を加速させる』とする「F-35」を生産しているのもロッキード・マーチンですから、「F-22」生産に係わっている従業員達が必ず職を失うとは考えにくい。だから、雇用の面からの抵抗も何処まで可能なのかという気がしますね。
さて、空自のF-Xですが・・・・もうユーロファイター「タイフーン」で決まりじゃないんですか。「F-22」の可能性は限りなく低くなった。『導入を加速させる』となると「F-35」は米軍優先になり、仮に日本が導入を決定しても実機の配備はかなり遅くなる。「F-15SE」は能力と世代的に微妙・・・・となると選択肢は一つになったという気がするんですが・・・・。
米、Ｆ２２戦闘機の新規発注停止 国防総省が装備見直し (東京新聞)
【長官がオバマ大統領の指示に基づき公表したのは、２０１０会計年度（０９年１０月－１０年９月）国防予算の抑制に向けた装備見直し案。コスト高や開発の遅れを理由にＦ２２の追加発注を見送るほか（１）ミサイル防衛（ＭＤ）計画の縮小（２）新型駆逐艦の調達見直し（３）海兵隊の大統領専用ヘリコプター「マリーンワン」新造計画の凍結－などの具体例を挙げた】
『「マリーンワン」新造計画の凍結』って・・・・開発の遅れと価格高騰の原因は発注者側にあると思うんだけどねぇ。なのに計画凍結ですか・・・・今製造している機体はどうするの？
F-22、事故発生率は中古のミグ戦闘機並に悪化 (Technobahn)
【先月25日に発生した米空軍のF-22「ラプター」戦闘機の墜落事故を受けて、F-22の米空軍が定める100万ドル以上の損害発生時の「クラスA」の事故率は6/100,000飛行時間となり、インドで運用されている中古のミグ戦闘並となったことが明らかとなった。
老朽化問題を受けて最近になり事故が急増しているF-15やF-16の場合でも事故発生率は3～4/100,000飛行時間に止まっており、6/100,000飛行時間という数字は機齢が短くまだ実戦を経験したことのない戦闘機としては異例の高水準となる】
機体が少ないから総飛行時間も少ない、それを考えるとこういうデータが出るのもしょうがないという気がします。それを『中古のミグ戦闘並』とするのは無理があるんじゃないのかなぁ・・・・。
米軍、V-22「オスプレイ」のを運用を全面停止 (Technobahn)
【米軍が垂直離着陸型ティルトローター機、V-22「Osprey（オスプレイ）」の運用を一時的に全面停止する命令を下していたことが24日、米国防総省の発表により明らかとなった。
イラクで整備中の4機の機体でティルトローターの機構部分にボルトのゆるみが生じていることが明らかとなったことを受けてのもので、ボルトにゆるみが生じた原因が判明するまで一時的に機体の運用を停止するとしている】
そういえば実戦投入されていたんですよね、オスプレイ。この記事以前に問題が発生したという記事を見た覚えが無いから運用自体は順調なのかな？
【ゲーツ米国防長官は６日、記者会見し、最新鋭のステルス戦闘機Ｆ２２の新たな発注中止やミサイル防衛の一部計画取りやめなど、高コストや無駄の多い事業の中断をオバマ大統領に提言すると発表した。日本政府はＦ２２を次期主力戦闘機（ＦＸ）の最有力候補としており、導入計画の見直しは必至だ。
ゲーツ氏は１０年度（０９年１０月から１年間）の予算編成に向けた装備見直し案を公表。１機約１億４千万ドル（約１４０億円）とされるＦ２２について「これまでに導入が決まっていた１８７機で生産を中止する」とし、「軍事的にそれ以上の必要がない」と理由を説明した。代わりに英国などと共同開発し、費用を抑えた次世代型の統合攻撃戦闘機（ＪＳＦ）Ｆ３５の導入を加速させる】
Ｆ２２戦闘機生産中止提言へ 米国防長官 日本のＦＸ選定に影響 (産経新聞)
【地元に工場を抱える議員からは、「生産中止は米国の安全保障、経済を危険にさらす」（共和党のギングレー下院議員）と、ゲーツ長官を批判する声が出ている。
下院軍事委員会のスケルトン委員長（民主党）は声明で、「（ゲーツ長官の）提案を支持するかどうかの責任は議会にある」として、最終的には議会が決定すると強調した】
産経の記事に書いてますが議会はこの政府方針をまだ認めてはいない。だから、「F-22」の追加発注の望みが完全に絶たれた訳じゃないんですが、可能性は限りなく低くなったと考えるべきでしょう。イラク・アフガンの戦費負担に現在の経済状況、これを考えると数を揃えるにはやっぱり「F-22」は高価過ぎるんですよ。それに冷戦期と違って「F-22」の必要性を感じさせる“明確な敵”も存在しないですしね。
まあ、『地元に工場を抱える議員』達は抵抗を続けるんでしょう。ただ、「F-22」を生産しているのはロッキード・マーチンで、『導入を加速させる』とする「F-35」を生産しているのもロッキード・マーチンですから、「F-22」生産に係わっている従業員達が必ず職を失うとは考えにくい。だから、雇用の面からの抵抗も何処まで可能なのかという気がしますね。
さて、空自のF-Xですが・・・・もうユーロファイター「タイフーン」で決まりじゃないんですか。「F-22」の可能性は限りなく低くなった。『導入を加速させる』となると「F-35」は米軍優先になり、仮に日本が導入を決定しても実機の配備はかなり遅くなる。「F-15SE」は能力と世代的に微妙・・・・となると選択肢は一つになったという気がするんですが・・・・。
米、Ｆ２２戦闘機の新規発注停止 国防総省が装備見直し (東京新聞)
【長官がオバマ大統領の指示に基づき公表したのは、２０１０会計年度（０９年１０月－１０年９月）国防予算の抑制に向けた装備見直し案。コスト高や開発の遅れを理由にＦ２２の追加発注を見送るほか（１）ミサイル防衛（ＭＤ）計画の縮小（２）新型駆逐艦の調達見直し（３）海兵隊の大統領専用ヘリコプター「マリーンワン」新造計画の凍結－などの具体例を挙げた】
『「マリーンワン」新造計画の凍結』って・・・・開発の遅れと価格高騰の原因は発注者側にあると思うんだけどねぇ。なのに計画凍結ですか・・・・今製造している機体はどうするの？
F-22、事故発生率は中古のミグ戦闘機並に悪化 (Technobahn)
【先月25日に発生した米空軍のF-22「ラプター」戦闘機の墜落事故を受けて、F-22の米空軍が定める100万ドル以上の損害発生時の「クラスA」の事故率は6/100,000飛行時間となり、インドで運用されている中古のミグ戦闘並となったことが明らかとなった。
老朽化問題を受けて最近になり事故が急増しているF-15やF-16の場合でも事故発生率は3～4/100,000飛行時間に止まっており、6/100,000飛行時間という数字は機齢が短くまだ実戦を経験したことのない戦闘機としては異例の高水準となる】
機体が少ないから総飛行時間も少ない、それを考えるとこういうデータが出るのもしょうがないという気がします。それを『中古のミグ戦闘並』とするのは無理があるんじゃないのかなぁ・・・・。
米軍、V-22「オスプレイ」のを運用を全面停止 (Technobahn)
【米軍が垂直離着陸型ティルトローター機、V-22「Osprey（オスプレイ）」の運用を一時的に全面停止する命令を下していたことが24日、米国防総省の発表により明らかとなった。
イラクで整備中の4機の機体でティルトローターの機構部分にボルトのゆるみが生じていることが明らかとなったことを受けてのもので、ボルトにゆるみが生じた原因が判明するまで一時的に機体の運用を停止するとしている】
そういえば実戦投入されていたんですよね、オスプレイ。この記事以前に問題が発生したという記事を見た覚えが無いから運用自体は順調なのかな？
