普通の日々

ごく普通の日々の事

所在も生死も気にしない?

2010-08-03 21:32:33 | ニュース関連
杉並の113歳女性所在分からず 足立区の事件受け調査 (東京新聞)
【娘は1986年、千葉県から杉並区に引っ越した際、古谷さんの住民票も区に移した。しかし、古谷さんは実際には転居しておらず、娘は「千葉県内で私の弟と一緒に住んでいると思っていた」などと話したという。
 杉並区には古谷さんが年金を受給した記録はなく、介護保険の支払いは娘の口座から引き落とされているが、使用されていなかった。医療保険も娘が支払っているが、少なくとも過去5年間、使われた形跡はなかった】

【113歳所在不明】同居とされた次男も所在不明 (産経新聞)
【同署によると、次男は昭和56年4月に千葉県市川市平田のアパートに住民登録していた。ただ、アパートは現在、更地になっており、次男がその後に住民票を異動した形跡はないという】
113歳女性、息子も所在不明 住民票の住所は空き地 (東京新聞)
【また、杉並区によると、都内在住の古谷さんの次女(74)と連絡が取れたが、次女は「50年ほど母や姉、弟と連絡を取っていない。母がどこに住んでいるのか分からない」と電話で話したという】
 昨日第一報が流れた杉並の所在不明女性の件の続報ですが・・・・なんだかなぁ、という感じしかしないんですよね。だって、この記録上は同居している事になっていた長女は、20年以上も母親の正確な所在はおろか生死すら知らないんですよ。同居していると思っていた弟の住所も連絡先も知らない。その妹の次女は母親や姉に50年ほど連絡を取っていないという。
 何か一定の年齢に達すると親・兄弟の生死への関心が無くなるんでしょうか?相でなければこういう状況は生まれないと思うんですけどね。「便りがないのは元気な証拠」という言葉もあるけど幾らなんでも限度というものがある筈なんだがなぁ・・・・。

「もっと早く役所に伝えれば」長女、胸の内語る 113歳所在不明 (産経新聞)
【妹とはたまに電話で連絡を取るが、母親の話題は出ていなかった】
 この部分は次女の話と食い違う点なんですが・・・・この“妹”は次女とは別人なのだろうか?
「生死分からない」=何年も会わずと説明-息子の所在を確認・113歳女性不明 (時事通信)
【捜査関係者によると、息子は「死んでいるか生きているか分からない」と説明したという】
【その後の捜査で、息子は都内の施設にいると判明。捜査員が古谷さんの所在を尋ねたところ、「母がどこにいるのか知らない。何十年か前に千葉のアパートで一緒に住んでいたことがある」と答えたという】

 で、最新の情報では同居していると思われた弟の所在判明の記事が載っているんですが・・・・こちらも母親の生死について大して関心が無い様な感じがする訳です。本当にどういう事なのだろうか?
 でも、ここに同居していたというのが最後の情報ですからね。この『息子』からありったけの情報を引き出すしかないんだよなぁ。

異変気付かず、生存確認せぬ間に113歳不明(読売新聞) - goo ニュース
【「異変に気づくことができなかった」
 この日午後6時から、杉並区役所で開かれた記者会見で、同区高齢者施策課の和久井義久課長は厳しい表情でそう語った】
【同区は最近、都内最高齢となった古谷さんの誕生日に合わせ、「祝い品」を受け取るかどうか郵送で照会したが、「辞退」の申し出があったという。区は、古谷さんに面会や電話をしていなかったが、和久井課長は「住民側から『異変』が伝えられなければ、気づくことは難しい」と語る】

 そりゃ、異変に気付く事が出来る訳が無いでしょう。郵送の連絡しかしていないんだから。それに『住民側から『異変』が伝えられなければ』と言っているけど、今回のケースの場合は引っ越してきた時点から同居していない。これでは同じ位長く住んでいる住人がいても異変に気付く訳が無い、最初からいない人を最近見かけないなんて情報が出てくる筈がないだろう。住民に何を求めているんだ、この課長は?
東京都北区では105歳不明 家族「25年前に家出」 (東京新聞)
【東京都北区に住民登録している105歳の男性が所在不明になっていることが3日、区への取材で分かった。
 区によると、男性の家族は「25年前に家を出たまま、ずっと行方不明の状態が続いている」と話しており、すでに捜索願も出しているという】

今度は名古屋の106歳 親族「所在知らぬ」 (産経新聞)
【名古屋市などによると、平成12年度に介護保険制度が開始して以降、男性あてに送付した通知書が毎回返送されてきたため、担当職員が登録された住所を数年前に訪れ、更地になっていることを確認した。
 北区役所が今年になって、親族に男性の居住先を問い合わせると、「所在は知らない」との回答が寄せられた】

 今日になって更に所在不明高齢者の数が増えたのですが・・・・北区の方は既に捜索願が出ていて、名古屋の方も数年前に住居が更地になっているのを確認している。これはどちらも行政が把握済みの情報を取材されたので出したという事なのだろうか?
 そして今日出てきた記事で極め付きなのがこちら。

結婚以来「見ていない」=「102歳」男性の長男妻―東京・八王子(時事通信) - goo ニュース
【東京都八王子市で102歳とされる男性の所在が確認できない問題で、同居しているとされた男性の長男の妻(62)が、長男と結婚してから見たことがないと説明していたことが3日、分かった。
 同市によると、男性は1908年2月生まれ】
【同市が3日、長男の妻から話を聞いたところ、72年に長男と結婚してから、男性を見たことがないと話したという】

 72年って38年前ですよ?息子である長男はそれをどう考えていたのだろうか?もしかして何か知っていたのか?

 しかし、これは全国で調査したら所在不明高齢者がかなり出てきそうな気配ですね。一体全国でどれ位の数になるのだろうか?

100歳超す高齢者「確認方法見直す」 長妻厚労相(朝日新聞) - goo ニュース
【長妻氏は「100歳以上は数多くいるが、一定の年齢以上に区切ると一定の数になる」と指摘。例えば110歳以上など、対象を絞った所在確認の調査を検討する考えだ】
 いやいや、大臣。逆に対象を拡大する必要があると思うよ。だって、今回発覚したケースの殆どは数十年所在不明となっている。つまり、80代辺りから所在確認が出来ていなかった訳です。110歳以上を対象とするよりも80歳以上を対象とした方がより正確な状況把握が出来る。
 勿論、対象を拡大すると人も金も余計に掛かるんですが、今後の事を考えると正確な状況把握の方が優先という気がする。まあ、実際の調査には結構なハードルがありそうなんですが・・・・。

「お年寄りの所在、確認せよ」 東京各区、四苦八苦(朝日新聞) - goo ニュース
【相次いで明らかになっている高齢者の所在不明問題を受け、東京都内の各区がお年寄りの安否確認を始めた。これまでのような長寿のお祝いに併せた安否確認も、断られたり家族に委ねるしかなかったりするといい、現場の担当者は頭を悩ませる】


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