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人員を増やすべきじゃないか?

2011-09-18 23:40:47 | ニュース関連
管制官:相次ぐ不祥事 業務取り巻くさまざまな問題浮かぶ (毎日新聞)
【「こんなに問題になるなんて思わなかった。驚いた」。米大統領専用機「エアフォースワン」の飛行計画などをブログに掲載していたことが9日明らかになった羽田空港の50代管制官は、省内の調査にこう話したという。国交省幹部は「大変なことをしたという自覚がない。こんなところから教えなければいけないのか」とため息をつく】
 「エアフォースワン」がどういう航空機なのかを全く理解していない発言ですね。そりゃ、ため息もつきたくなるでしょうよ、ベテランがこの程度の認識しかもっていないのでは呆れるしかないですから。
【航空需要の高まりにより、国内の空港で管制官が離着陸などを指示、誘導する航空機の数は急増。94年に約333万9000機だったが08年には1.5倍の約511万8000機に。この間、管制官の数は1666人から1978人と2割増どまり。特に羽田空港の管制業務は激務で、1分30秒に1度のペースで離着陸する航空機を8人程度の管制官が取り仕切る。検討委では委員から「人数を増やせないのか」との質問も出たが、公務員の定数は法律で決められており、同省幹部は「(他の部署よりは)優遇されている」と答えた。
 「大多数はまじめに頑張っているが、仕事量が増えても給料は上がらず、不満を抱く同僚も少なくない」と話すのは羽田空港での勤務経験のある40代管制官。羽田は24時間勤務で早番、遅番、夜勤、夜勤明け、公休、昼番が続き、土日の休みはほとんどない。職場でも管制官以外との接触は乏しく、閉鎖的な人間関係になりがちという。「こうした生活で常識的な感覚を失うことが背景の一つかもしれない」。コンコルドの飛行計画をコピーし記念に持ち帰った同僚もいたと明かす】

 しかし、幾ら『公務員の定数は法律で決められて』いるからと言って1.5倍に増えた航空機を2割増の人員で捌くというのは厳しいでしょう。これでは仕事量が増えるのは当然だし、人員が少ないとローテーションの遣り繰りも厳しくなり、土日の休みが取りにくくなってしまう。これって負のスパイラルに陥っている感じがするんですけどね。
 まあ、今は公務員の増員がし難い雰囲気が漂っているけれど、仕事量に比べて人員が不足した状態であるし、その仕事は専門職で派遣社員で代行できる訳じゃない。不祥事が続いたりとんでもない問題が発生したりする前に打てる手は打っておくべきだと思うんだが・・・・。