普通の日々

ごく普通の日々の事

人員・車両・弾薬量が昨年よりも増えてます

2008-08-24 21:52:53 | ニュース関連
富士総合火力演習を2万人が見学  大雨の中、最大規模の実弾訓練 (産経新聞)
【陸上自衛隊による国内最大規模の実弾射撃訓練「富士総合火力演習」が24日、静岡県御殿場市などの東富士演習場で行われ、一般公開された。
 今年は、約2400人の隊員と戦闘車両約75両、野砲など約40門、航空機約20機が参加し、日ごろの訓練の成果を披露した。大雨にもかかわらず、約2万人が見学し、林芳正防衛相や陸幕幹部らも視察に訪れた。
 使われた弾薬量は約44トン(約3億6000万円相当)。シナリオに沿って各種部隊が展開し、戦車や攻撃ヘリコプターが発射した砲弾やミサイルが標的に命中するたびに会場からどよめきが起きていた】

陸自恒例の総合火力演習 雨の中、実弾44トンを発射 (東京新聞)
【使用燃料は昨年と同じ量を見込んでいるが、原油高の影響で1500万円ほど高くなる見通し。陸上幕僚監部は「教育のために必要な訓練なので、例年と同じ規模で実施した」としている】
 昨年は「戦闘集団としての一面を約2万4000人の見学客に見せつけた」。今年は「「戦闘部隊」の側面を約2万人の見学客に見せつけた」・・・・毎年行なわれる恒例の訓練を伝える記事とはいえ、去年と同じ様な文章を載せるのはどうかと思うがな、東京新聞。
 さて、今年の総火演の弾薬使用量は『約44トン(約3億6000万円相当)』となっていますが、これは過去4年間では最高の使用量・金額なんですよね。航空機と火砲は例年とほぼ同数の参加なんですが、隊員と装甲車両の参加数が例年よりも増えている(隊員は約400人、車両は約15両)のが原因かな?

戦闘ヘリ・アパッチ調達中止、1機200億円に値上がりで(読売新聞) - goo ニュース
【防衛省は23日、来年度予算の概算要求に陸上自衛隊の戦闘ヘリコプターAH64D(アパッチ・ロングボウ)を盛り込まず、調達を打ち切った。
 米メーカーの生産中止に伴い1機あたりの調達費用が約200億円という高額となったためだ。AH64Dはテロ対策用などとして各方面隊に配備される予定だったが、配備数は当初計画を大幅に下回っており、自衛隊は前世代の戦闘ヘリを延命させて、防衛力の維持を図る方針だ】
【陸上自衛隊は来年度予算で3機の調達を求めたが、総額は約600億円となるため、防衛省は「国民の理解を得られない」と判断、調達中止を決めた】

 昨年末に財務省が平成20年度予算への計上は認めないという記事が載っていたんですが・・・・遂に来年度予算への計上も諦めて調達中止ですか・・・・。
 これまでに調達された「AH-64D」は10機。この10機の内半数程度は訓練用になるという話しだから、実際に部隊に配備されるのはおそらく6機程度・・・・何の為に導入したんだと言いたくなる様な数だな、これは。防衛省はこれを契機調達方法を見直してくれ。そうしないとまた同じ事がありそうだからな。

 しかし、「AH-1S」の延命といっても機体そのものの老朽化は避けられないから、何れは「AH-64D」の不足を補う機体が必要になるんですよね。これから「AH-X」の動きが本格化するのかなぁ・・・・。