●守るべきものは……(はやし浩司 2011-08-29)
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仕事、家族、お金、健康、生きがい……。
守るべきものは、多い。
多いが、けっして択一的なものではない。
それぞれに軽重がある。
連動している。
仕事とお金は、連動している。
仕事と生きがいも連動している。
家族が大切なのは、今さら書くまでもない。
またこの先、とくに、どうこうなるものでもない。
健康にしてもそうだ。
生き生きと仕事をする。
健康も、仕事をするからこそ、維持できる。
仕事があるから、がんばる。
それが健康につながる。
が、このところ、少しずつだが、自分の
中に、変化を感ずる。
攻撃から守勢。
積極から消極。
冒険から保身、などなど。
ときに「現状維持」を強く感ずることがある。
「現状を維持できれば、御の字」と。
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●気力の減退
最近、感ずるのは、(怒り)が弱くなったこと。
本来なら歓迎すべきことかもしれないが、ものを書くには(怒り)が必要。
(怒り)がなければ、それから生まれる文章は、ただの駄文。
ものを書いていても、長つづきしない。
が、これではいけない。
BLOGにしても、この8月中、3~4日も、さぼった。
「毎日、BLOGを書く」を、自分に課していたが、それが崩れた。
敗北感を味わった。
こんなことを重ねていたら、やがて電子マガジンもさぼるようになるだろう。
サイトの更新もさぼるようになるだろう。
ついでに仕事もさぼり、運動もさぼるようになるだろう。
だからどこかで自分に、歯止めをかけなければならない。
「これだけは、何があっても……」という緊張感をもたねばならない。
その緊張感が緩んだとき、私も老人の仲間入り。
●仕事
この大不況下。
仕事があるだけでも、感謝しなければならない。
感謝というより、自分に満足し、現状を受け入れる。
今にして思うことは、「はやし浩司もたいしたことなかったなあ」という、挫折感。
みじめ。
あわれ。
若いころは、自分でも、もう少し何かができると思っていた。
が、この程度。
私をそばで見ている人は、きっとこう思っているにちがいない。
「ざまーみろ! 偉そうなことを言っていたが、口ほどでもなかったなあ」と。
が、ここでやめるわけにはいかない。
つづけるしかない。
がんばるしかない。
ふんばるしかない。
●健康
仕事と健康は、たしかに連動している。
たとえば昼寝をする。
本当なら、1~2時間は寝ていたい。
が、その時刻になると、起き上がり、おぼつかない足取りで、仕事に向かう。
自転車をこぐ。
汗をかく。
だからこそ、健康が維持できる。
講演にしてもそうだ。
今週は、I市の公立幼稚園の先生たちが全員、集まってくれる。
その場で、講演をする。
鈍(なま)った頭で講演はできない。
だからその数日前から、運動量をふやす。
2倍、3倍にふやす。
もちろん書く文章量もふやす。
(書く)ということと、(話す)ということは、そういう点では密接に関連している。
きちんとした文章が書けない人は、講演など、できない。
「ア~ウ~」「エ~ト」が多くなるか、支離滅裂な講演になるだけ。
そう断言してよい。
●お金
ワイフはいつもこう言っている。
「死ぬまで、何とか生きていかれればいいわよ」と。
ぜいたくはでくいないが、毎週映画館に足を運び、月に数度は旅行に行く。
やがて老人ホームに入居することになるが、それは自宅や土地を処分すれば何とかなる。
「死ぬまでに財産を使い切る」と。
が、そのときは、そのとき。
それまでは、そういったことは、考えない。
●希望
大病にしても、くじ引きのようなもの。
つまり、運。
気をつけているから、大病にならないというわけではない。
幸いなことに、本当に幸いなことに、私もワイフも、成人病とは無縁。
残るは「がん」ということになるが、ストレスさえ避ければ、がんになることはない。
ストレスが、免疫機能を低下させる。
それががん細胞を、増殖させる。
反対に免疫機能を強化すれば、がんは防げる。
そういう点では、私の幼児教室は、役に立っている。
最近はワイフのほうが楽しみにしていて、教室へやってきては、子どもたちといっしょに笑っている。
●笑い(補足)
ついでに、「笑い」について。
何度も書いてきたので、ネットでさがし、その一部を紹介する。
私は、幼児を教えるとき、何よりも、「笑い」を大切にしている。
ときには、50分のレッスンの間、ずっと笑いっぱなしにさせることもある。
最近の研究では、「笑いは、心のジョギング」(小田晋、「イミダス」05年度版)とまで言われるようになった。
「質問紙法で、ユーモアのセンスを評定すると、ユーモアの感覚があり、よく笑う人は、ストレス状況下でも、抑うつ度の上昇と、免疫力の低下が抑制されることがわかっている。
たとえば糖尿病患者や大学生に、退屈な講義を聞かせたあとには、血糖値は上昇するが、3時間の漫才を聞かせたあとでは、とくに糖尿病患者では、血糖値の上昇を阻害することがわかってきた」(国際科学研究財団・村上・筑波大学名誉教授)と。
がん患者についても、笑いのシャワーをあびせると、血液中の免疫機能をつかさどる、NK細胞が、活性化することもわかっている(同)。
子どももそうで、笑えば、子どもは、伸びる。前向きな学習態度も、そこから生まれる。「なおす」という言葉は、安易には使えないが、軽い情緒障害や精神障害なら、そのままなおってしまう。
私は、そういう経験を、何度もしている。
大声で、ゲラゲラ笑う。
たったそれだけのことだが、子どもの心は、まっすぐに伸びていくということ。
●生きがい
最後に「生きがい」。
もっともこれについては、「統合性の問題」ということになる。
(やるべきことを見つけ)、それを(実行していく)。
それが統合性ということになる。
その構築に成功した老人は、生き生きと前向きに生きていくことができる。
そうでなければそうでない。
が、(やるべきこと)を見つけるのは、容易なことではない。
そこに至るまでの、それこそ10年単位、20年単位の熟成期間が必要である。
「定年退職、しました。明日からゴビの砂漠で、ヤナギの木を植えてきます」というわけにはいかない。
そんな取って付けたようなことをしても、長つづきしない。
ただしこれにはひとつ、重要な条件がある。
無私、無欲でなければならないということ。
功利、打算が入ったとたん、統合性は霧散する。
で、今の私にとって、統合性とは何か。
それが最初に書いたことになる。
日々に、知的原野を歩く。(少し大げさかな?)
何もない原野だが、ときに、キラリと光るものを見つける。
それが楽しい。
それについて書くのが楽しい。
だから、さらに自分の魂にムチを打つ。
どんなことがあっても、BLOGは欠かさない。
とりあえず、9月は、それを実行する。
気弱になったら、負け。
さぼったら、負け。
とにかくがんばる。
2011年8月29日、早朝記
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司
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仕事、家族、お金、健康、生きがい……。
守るべきものは、多い。
多いが、けっして択一的なものではない。
それぞれに軽重がある。
連動している。
仕事とお金は、連動している。
仕事と生きがいも連動している。
家族が大切なのは、今さら書くまでもない。
またこの先、とくに、どうこうなるものでもない。
健康にしてもそうだ。
生き生きと仕事をする。
健康も、仕事をするからこそ、維持できる。
仕事があるから、がんばる。
それが健康につながる。
が、このところ、少しずつだが、自分の
中に、変化を感ずる。
攻撃から守勢。
積極から消極。
冒険から保身、などなど。
ときに「現状維持」を強く感ずることがある。
「現状を維持できれば、御の字」と。
+++++++++++++++++
●気力の減退
最近、感ずるのは、(怒り)が弱くなったこと。
本来なら歓迎すべきことかもしれないが、ものを書くには(怒り)が必要。
(怒り)がなければ、それから生まれる文章は、ただの駄文。
ものを書いていても、長つづきしない。
が、これではいけない。
BLOGにしても、この8月中、3~4日も、さぼった。
「毎日、BLOGを書く」を、自分に課していたが、それが崩れた。
敗北感を味わった。
こんなことを重ねていたら、やがて電子マガジンもさぼるようになるだろう。
サイトの更新もさぼるようになるだろう。
ついでに仕事もさぼり、運動もさぼるようになるだろう。
だからどこかで自分に、歯止めをかけなければならない。
「これだけは、何があっても……」という緊張感をもたねばならない。
その緊張感が緩んだとき、私も老人の仲間入り。
●仕事
この大不況下。
仕事があるだけでも、感謝しなければならない。
感謝というより、自分に満足し、現状を受け入れる。
今にして思うことは、「はやし浩司もたいしたことなかったなあ」という、挫折感。
みじめ。
あわれ。
若いころは、自分でも、もう少し何かができると思っていた。
が、この程度。
私をそばで見ている人は、きっとこう思っているにちがいない。
「ざまーみろ! 偉そうなことを言っていたが、口ほどでもなかったなあ」と。
が、ここでやめるわけにはいかない。
つづけるしかない。
がんばるしかない。
ふんばるしかない。
●健康
仕事と健康は、たしかに連動している。
たとえば昼寝をする。
本当なら、1~2時間は寝ていたい。
が、その時刻になると、起き上がり、おぼつかない足取りで、仕事に向かう。
自転車をこぐ。
汗をかく。
だからこそ、健康が維持できる。
講演にしてもそうだ。
今週は、I市の公立幼稚園の先生たちが全員、集まってくれる。
その場で、講演をする。
鈍(なま)った頭で講演はできない。
だからその数日前から、運動量をふやす。
2倍、3倍にふやす。
もちろん書く文章量もふやす。
(書く)ということと、(話す)ということは、そういう点では密接に関連している。
きちんとした文章が書けない人は、講演など、できない。
「ア~ウ~」「エ~ト」が多くなるか、支離滅裂な講演になるだけ。
そう断言してよい。
●お金
ワイフはいつもこう言っている。
「死ぬまで、何とか生きていかれればいいわよ」と。
ぜいたくはでくいないが、毎週映画館に足を運び、月に数度は旅行に行く。
やがて老人ホームに入居することになるが、それは自宅や土地を処分すれば何とかなる。
「死ぬまでに財産を使い切る」と。
が、そのときは、そのとき。
それまでは、そういったことは、考えない。
●希望
大病にしても、くじ引きのようなもの。
つまり、運。
気をつけているから、大病にならないというわけではない。
幸いなことに、本当に幸いなことに、私もワイフも、成人病とは無縁。
残るは「がん」ということになるが、ストレスさえ避ければ、がんになることはない。
ストレスが、免疫機能を低下させる。
それががん細胞を、増殖させる。
反対に免疫機能を強化すれば、がんは防げる。
そういう点では、私の幼児教室は、役に立っている。
最近はワイフのほうが楽しみにしていて、教室へやってきては、子どもたちといっしょに笑っている。
●笑い(補足)
ついでに、「笑い」について。
何度も書いてきたので、ネットでさがし、その一部を紹介する。
私は、幼児を教えるとき、何よりも、「笑い」を大切にしている。
ときには、50分のレッスンの間、ずっと笑いっぱなしにさせることもある。
最近の研究では、「笑いは、心のジョギング」(小田晋、「イミダス」05年度版)とまで言われるようになった。
「質問紙法で、ユーモアのセンスを評定すると、ユーモアの感覚があり、よく笑う人は、ストレス状況下でも、抑うつ度の上昇と、免疫力の低下が抑制されることがわかっている。
たとえば糖尿病患者や大学生に、退屈な講義を聞かせたあとには、血糖値は上昇するが、3時間の漫才を聞かせたあとでは、とくに糖尿病患者では、血糖値の上昇を阻害することがわかってきた」(国際科学研究財団・村上・筑波大学名誉教授)と。
がん患者についても、笑いのシャワーをあびせると、血液中の免疫機能をつかさどる、NK細胞が、活性化することもわかっている(同)。
子どももそうで、笑えば、子どもは、伸びる。前向きな学習態度も、そこから生まれる。「なおす」という言葉は、安易には使えないが、軽い情緒障害や精神障害なら、そのままなおってしまう。
私は、そういう経験を、何度もしている。
大声で、ゲラゲラ笑う。
たったそれだけのことだが、子どもの心は、まっすぐに伸びていくということ。
●生きがい
最後に「生きがい」。
もっともこれについては、「統合性の問題」ということになる。
(やるべきことを見つけ)、それを(実行していく)。
それが統合性ということになる。
その構築に成功した老人は、生き生きと前向きに生きていくことができる。
そうでなければそうでない。
が、(やるべきこと)を見つけるのは、容易なことではない。
そこに至るまでの、それこそ10年単位、20年単位の熟成期間が必要である。
「定年退職、しました。明日からゴビの砂漠で、ヤナギの木を植えてきます」というわけにはいかない。
そんな取って付けたようなことをしても、長つづきしない。
ただしこれにはひとつ、重要な条件がある。
無私、無欲でなければならないということ。
功利、打算が入ったとたん、統合性は霧散する。
で、今の私にとって、統合性とは何か。
それが最初に書いたことになる。
日々に、知的原野を歩く。(少し大げさかな?)
何もない原野だが、ときに、キラリと光るものを見つける。
それが楽しい。
それについて書くのが楽しい。
だから、さらに自分の魂にムチを打つ。
どんなことがあっても、BLOGは欠かさない。
とりあえず、9月は、それを実行する。
気弱になったら、負け。
さぼったら、負け。
とにかくがんばる。
2011年8月29日、早朝記
Hiroshi Hayashi++++++はやし浩司