最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe-Blog)

最前線で活躍するお父さん、お母さんのためのBLOG
http://www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/

●NASAの記者会見の結果(12-3)

2010-12-03 07:19:39 | Weblog
【NASAの緊急記者会見】2010年12月3日、早朝
●人騒がせにも、ほどがある!
失望+落胆+怒り


●NASAのWebsite(ホームページ)より


In a press conference later today, NASA will announce a breakthrough discovery: Bacteria in California's Mono Lake that subsist off of arsenic. Initially, this admittedly does not seem like very exciting news at all, but as Ron Burgundy would put it, with noted understatement, it's "kind of a big deal." The ability to thrive on arsenic differentiates this bacteria from all other known forms of life on the planet, which rely on the six building blocks of carbon, hydrogen, oxygen, nitrogen, phosphorous, and sulfur. Thus the find alters our conception of how and where life can arise and the search for life on other planets.


●時事通信社の翻訳より


 生物が生きて増殖するのに使う主要な6元素の一つ、リンの代わりにヒ素を利用する細菌が、米カリフォルニア州の塩湖「モノ湖」で初めて見つかった。米航空宇宙局(NASA)などの研究チームが論文を2日付の米科学誌サイエンス電子版に発表した。生物の概念を変える発見であり、地球外生命を探索する際にも視野を広げる必要があるという。


 モノ湖はサンフランシスコの東方、シエラネバダ山脈の麓にある。湖水は塩分濃度が高く、アルカリ性で、人間など通常の生物にとって有毒なヒ素が多く含まれている。


 湖底で発見された新細菌は、大腸菌と同じ「ガンマプロテオバクテリア」のハロモナス類に属し、「GFAJ―1」株と名付けられた。リンは遺伝情報を担うDNA(デオキシリボ核酸)やたんぱく質、脂質の主要な成分だが、リンが全くない環境で培養すると、代わりにヒ素を取り込んで利用し、増殖することを実験で確認した。


 ヒ素は、元素の周期表で窒素やリンと同じ15族に属し、化学的性質が似ている。昔から農薬やネズミ退治の薬、毒薬に使われてきたのは、細胞内に容易に取り込まれ、さまざまな酵素の働きを阻害するためだ。しかし、研究チームはヒ素が毒にならず、リンの代わりになる細菌が存在すると予想し、探し当てたという。


 地球上の生物が使うリン以外の主要元素は水素、炭素、窒素、酸素、硫黄の五つ。周期表の初めの方に位置し、宇宙や地球での存在量が多いため、生物が利用するようになったと考えられてきた。
(以上、時事通信社のHPより、転載)


●水の中にも生物(?)


 要するにこういうこと。


 それまで地上の生物しか知らなかった動物がいた。
水の存在は知っていた。
しかし自分たちは水の中では、生息することができないことを知っていた。
だから水の中には動物はいないと思い込んでいた。
が、ある日、水の中をのぞいてみたら、水の中でも生息している動物がいることを知った。
「おい、水の中でも生息している動物がいるぞ!」と。
そこでその動物はその事実を、世界に向けて、記者会見を開いて発表することにした。


 つまり、それだけのこと。


 「ナーンダ、そんなこと!」と驚いている人は多いかと思う。
実際、私も、そう思った。
「ナーンダ、そんなことか!」と。
そんなことを発表するために、わざわざNASAは、NASA本部で緊急記者会見を開いた?


●補記


 今朝は起きるとすぐ、パソコンに向かった。
日課になっている運動もしなかった。
そしてNASAのホームページを開いた。
その結果がこれ。


NASAには悪いが、この程度の発見で、世界を騒がせないでほしい。
いつだったか、海底火山の周辺に生息している生物が話題になったことがある。
深海で、太陽の光も届かないような漆黒の世界だが、火山から発する熱と光を利用し、進化し、そこで暮らしている生物が発見された。
海洋生物の多様性を証明するような発見だった。
その生物のほうが、よほどimpact(衝撃性)(NASAの言葉)がある。


 が、今回の発見は何か。
私はその世界については、まったくの門外漢だが、わざわざ記者会見までして発表するようなものでもない。
その世界の研究者にとっては、重大な事実かもしれないが、シロアリやネズミの駆除にヒ素を使っている私たちにとっては、何でもない。
「Nature」なら「Nature」でよい。
その雑誌に寄稿して発表すればじゅうぶん。


 本当に人騒がせな記者会見。
それにしても、NASAが、どうして「モノ湖」なのか?
「がっかり」というか、一言「バカヤロー」と叫びたくなるような記者会見だった。


 そう言えば、昨夜、私はこう思いながら、床に就いた。
「長生きしていて、よかった」と。
「これで地球外生命体の謎が、公にされるかもしれない」とも。
が、今は、失望。
落胆プラス、怒り。
昨日と何も変わらない朝を迎えた。
はやし浩司 2010-12-03朝。
みなさん、おはようございます。


(はやし浩司 家庭教育 育児 教育評論 幼児教育 子育て Hiroshi Hayashi 林浩司 BW はやし浩司 人騒がせなNASAの記者会見 ヒ素で生きる生物)


Hiroshi Hayashi++++Dec. 2010++++++はやし浩司・林浩司

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。