最前線の育児論byはやし浩司(Biglobe-Blog)

最前線で活躍するお父さん、お母さんのためのBLOG
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(2)

2010-07-19 07:48:07 | Weblog


【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

●ある悲喜劇

+++++++++++++++

これを悲喜劇、つまり知っては
苦笑し、知っては、哀れむ……。
悲喜劇と言わずして、何という。

+++++++++++++++

●鍋工場

 数年前、首都P市で、日本でいう「産業展示会」のようなものがあった。
産業展示会なら産業展示会でよい。
本当の名称は知らない。
各地域にある工場が、それぞれ自慢の品をもちよって、自慢しあう会のようなもの。
その産業展示会に、ある地方の、ある工場が、中国から輸入した鍋を、「我が工場の製品」
と偽って、それを出展した。
あの国では、よくあることである。
(ついでに、中国にしても、よくあることである。)

 それを見て、独裁者である金xxは、たいへん喜んだ。
「我が国でも、こんな製品ができるようになった!」と。

●視察!

 ここまではよくある話で、その工場長にしても、大満足だった。
たぶん、日本でいう「金賞」でも受賞したのだろう。
が、ここからが、悲喜劇。
それを聞いて、当の工場長は、真っ青になったにちがいない。
あろうことか、何と、金xxが、その工場を視察すると言いだしたのだ。

 これに驚いたのが、当の工場長。
その工場で作っている鍋など、どこをさがしてもない。
ウソがバレれば、公開処刑(?)。
そこでその工場長は、当日の視察には、中国から大量に仕入れた鍋類の製品を、工場内に
並べた。
そしてにわか仕立ての従業員を並べ、あたかも鍋を製造しているかのようにしてみせた。

 当日の工場長のあわてぶりが目に浮かんでくるが、似たような話は、相変わらずつづい
ているらしい。
今朝の中央N報に、こんなニュースが載っていた。

+++++++++++++以下、中央N報(一部)+++++++++++++++
 
 ……K国の後継構築作業が本格化する中、金xx国防委員長(68)の権力掌握力が大
きく低下していると、政府消息筋が6月18日明らかにした。特に経済の実情について虚
偽報告が増え、金正日が実態を正しく把握できない現象も生じている。

消息筋は「08年夏に脳卒中で倒れて後遺症が残る金xxの健康に配慮するという口実で、
権力層が好ましい内容だけを選別して報告している」とし「後継者に内定したキム・ジョ
ンウン(27)が自分が掌握する軍や、保衛部など公安機関の報告を先に受けた後、金x
xに伝える内容を指定したりもする」と伝えた。

側近からこうした問題点の報告を受けた金xxは最近、報告体系を書記室(秘書室)に一
元化することを指示したという。消息筋によると、金正日が最近、経済成果を強調してい
るため、問責を恐れた一線の幹部が生産実績を誇張しているという。

3月初めに金xxが群衆大会に出席して生産を促した咸興(ハムフン)2・8ビナロン連
合企業所は竣工式を前後して半月ほど稼働し、現在、操業を中断していることが確認され
た。1月末の金正日の平壌(ピョンヤン)小麦粉工場訪問当時は、視察時間が予想より長
くなり、準備された材料がすべてなくなると、幹部らがこっそりと完成品をまた生産ライ
ンに投じたりもした。

また金正日が平安北道(ピョンアンブクド)鶏工場を訪問した昨年10月、平安北道(ピ
ョンアンブクド)党の指示で周辺地域の鶏をすべて集め、住民に鶏肉を正常供給している
ように金xxを欺いたりもした。三日浦(サムイルポ)特産物工場を訪問した昨年4月、
金正日が道別に特産物工場を建設するよう指示すると、すでに建設された工場の設備を取
り壊し、特産物工場を設立したりもしたと、消息筋は紹介した。

政府当局者は「最近、労働新聞が金xxの経済現場訪問写真を大量に掲載し、経済成果を
宣伝しているが、実情は違うようだ」と話した。(以上、中央N報)

+++++++++++++以上、中央N報(一部)+++++++++++++++

●ステルス携帯電話?

 さらに今日、こんなニュースも配信されている(朝鮮N報)。
この記事を読んで、驚かない人はいない。
何でも金xxが、ステルス携帯電話を使って、南アフリカにいるW杯監督に、直接指示を
出しているというのだ。

+++++++++++++以下、朝鮮N報(一部)+++++++++++++++

 「金xx指導者が、肉眼では見えないステルス携帯電話で作戦を指示している」。

 サッカー・ワールドカップ(W杯)に出場している北朝鮮代表を率いるキム・ジョンフ
ン監督について、スポーツ専門チャネルのESPNが「金総書記から直接、チームの作戦に
関するアドバイスを受けている」と報じた。

 キム監督は試合のたびに、通常は「目に見えない」携帯電話で金総書記から直接アドバ
イスを受けているとのことだ。ESPNが17日報じたところによると、キム監督はこの新型
ステルス電話について、「金総書記が直接開発した」と発言しているという。
(以上朝鮮N報)

+++++++++++++以下、朝鮮N報(一部)+++++++++++++++

 もし本当にこんな携帯電話があれば、世界中で話題になるだろう。
「肉眼では見えない、ステルス携帯電話」?
が、あの国の中では、それが信じられてしまう。
私たちがもっている常識とは、別の常識が働く。
はっきり言えば、ふつうの常識が、通用しない。
言い替えると、そういうことも知った上で、あの国を理解し、あの国の行動を予想しなけ
ればならない。
外交問題を考えなければならない。

 たとえばこんなこともあった。

(1)今年(2010年)のはじめごろだったと思う。
金xxが、あるホテルに泊まった。
が、そのホテルには暖房がなく、たいへん寒かった。
それを知った金xxが、激怒。
ホテルや住民に、電気を回すように指示した。
が、とたん、周辺の工場の操業が停止してしまった。

(2)また別の工場では、衣服を縫製していた。
それを見て、金xxが、500ウォンで住民に配給するように指示した。
しかし原材料費は、800ウォン。
つまり800ウォンで布を仕入れ、工賃を払って縫製し、500ウォンで売る(?)
採算があうわけがない。
ないが、そういう非常識がそのままあの国では通ってしまう。

(上記、(1)と(2)の話は、私の記憶によるものなので、内容は、不正確。)

 先の中央N報が配信したニュースの中に出てくる「ビナロン」は、よく知られた話であ
る。
「画期的な新繊維」ということだそうだ。
もともとは日本で開発された繊維だが、電力をたいへんたくさん使う。
それでビナロンは、金日成時代に、生産中止となってしまった。
それを今回、金xxは、再生産を命じたということになる。
が、肝心の電力がない!
……ということで、「……半月ほど稼働し、現在、操業を中断していることが確認された」
(中央N報)ということらしい。

(が、その前に私が聞いた話では、当のビナロン工場は、機械類はとっくの昔に、従業員
たちによって持ち出され、闇市で、鉄くずとして売られてしまったという。)

●余談

 冒頭に書いた、中国製の鍋を並べた工場長について、こんな余談も伝わってきている。

 先にも書いたように、工場長は、あわてて中国から鍋を大量に仕入れた。
それを工場の中に、並べて見せた。
で、何とかその視察をやりすごしたわけだが、その鍋類は、金xxに同行してやってきた
軍人たちが、みな、持ち去ってしまったという。

 その後、その工場長がどんな気持ちだったかは、容易に察しがつく。

 繰り返す。
これを悲喜劇と言わずして、何と言う?


Hiroshi Hayashi+教育評論++June.2010++幼児教育+はやし浩司

●ワールドカップ(サッカーW杯)

●勝てば官軍?

「勝てば官軍」。
「負ければボロクソ」。
サッカーほど、それがはげしいスポーツもない?
数日前、日本は、対カメルーン戦で勝った。
それに対して、日本中が狂喜した。
それは、わかる。
わかるが、スポーツはスポーツ。
どこかで一線を引かないと、スポーツがスポーツでなくなってしまう。
反対に負けたばあいのことを、想像してみればよい。
そういうことは、過去にも、何度もあった。
逆に、ボロクソに叩かれる。

●狂喜とボロクソ

つまり「狂喜する」のも、「ボロクソに叩く」のも、同じではないかということ。
サポーターやファンはそれでよいとしても、監督や選手にとっては、そうでない。
勝っている間は、サポーターやファンは、心強い味方。
しかし負ければ、こわい。
敵になる。
つまりサポーターやファンの身勝手に振り回されてしまう。
いつだったか、日本代表が負け戦を重ねて帰国したとき、空港には、だれも出迎えなかっ
た。
が、本来、そういうことは、あってはいけない。

●心の一線

同じように、仮に勝ったとしても、それはそれ。
どこかで一線を引く。
我を忘れるほどまで、狂喜してはいけない?

仮に負けても、よい試合であったら、監督や選手たちをほめる。
ねぎらう。
(もちろん勝てば、称えるが……。)

そういう冷静さを失ってはいけない。
つまり今のサッカーには、(日本だけではないが)、そういう冷静さが欠けている。
こんなことを書くと、ファンの人たちに袋叩きにあう。
それはよく知っている。
しかしたかが「ボールの奪い合い」(ごめん!)。
その試合のときは狂喜したり、激怒したりするのは、かまわない。
当然のこと。
しかしそれはそれ。

●子どもの受験

子どもの受験でも、同じようなことが言える。
親たちは、自分の子どもが合格することだけを考える。
そのための準備をする。
しかしそれ以上に大切なことは、不合格になったときの準備も、しっかりとしておくとい
うこと。
不合格になっても、動揺しない。
子どもの健闘を称える。
そのためにも、「受験」くらいのことで、おおげさに一喜一憂しない。
それが結局は、子どもの心を守ることにつながる。

●監督の気持ち

同じように、サッカーにしても、勝つ、負けるは、時の運。
みなは、勝つことしか考えていない。
しかしそれ以上に大切なことは、負けたとき、それをどう受け入れるか。
その心の準備ををしておくこと。
それが結局は、監督や選手の心を守ることになる。
それがわからなければ、あなたも一度、監督や選手の気持ちになって、ものを考えてみた
らよい。

勝てば狂喜してくれるサポーターやファン。
だが、それと同じエネルギーで、負ければ、今度は何をされるかわからない。
ばあいによっては、殺されるかもしれない。
(実際、殺された選手もいる!)
その(こわさ)を、監督や選手は、よく知っている。
が、そんな気持ちでは、よい試合などできるはずがない。

●結局は、自分のため

子どもだって、そうだ。
自分が合格すれば、親は狂喜する。
それがわかっていると、落ち着いて勉強できない。
不合格になったら、親は、今度は同じエネルギーを、逆に向ける。
そのエネルギーが、どんな形で現われてくるか、わかったものではない。
子どもにしてみれば、それがこわい。
不安になる。

それでも勉強するとしたら、もう自分のためでしかない。
自分のために、勉強する。

そう「自分のためにする」。
だれのためでもない、自分のためにする。

●プレッシャー

……ということで、現在の監督や選手の気持ちは、これに近いものではないか。
少なくともサポーターやファンが大騒ぎするほど、監督や選手は、私たちのことなど眼中
にない。
相手にしていない。
その孤独感というか、孤立感には、相当なものがある、……はず。
ワールドカップという、世界最大のスポーツの「場」であるだけに、私たちの想像もつか
ないようなプレッシャーもある。
監督や選手は、そのプレッシャーとも闘わねばならない。
私たちが見るべきものがあるとすれば、むしろそちらのほうではないか。

●独特の風格

 名前を出して恐縮だが、私の教室に、かつて藤田選手(元ワールドカップ正規選手)や、
鈴木選手(同じく前ワールドカップ正規選手)の子どもたちが、生徒として、通ってくれ
た。
どちらも、2~3年、通ってくれた。
そのこともあって、こうした選手たちと、個人的に何度か話す機会がった。
が、そういう世界で活躍した選手には、独特の風格というか、すごみがある。

「背中の向こうには、日本がある」。
そんな(風格)である。
話していても、こちらのほうがどんどんと小さくなっていくのがわかる。
そういう(すごみ)である。
 
つまりそういう経験をした人は、私たち凡人を、はるかに超越している。

●今夜は、対オランダ戦

今夜は、日本の第二戦。
相手は、オランダ。
ここ40~50回、対外試合で負けたことがないという。
すべて勝つか、引き分け。
そんなオランダを相手にして、日本は戦う。

もちろん私は応援する。
ぜったいに応援する。
が、これだけは心に決めている。
我を忘れて応援するのは、試合中だけ。
勝ったからといって、狂喜するようなことはしない。
負けたからといって、ボロクソに叩くようなことはしない。
どちらであるにせよ、試合のあとは、静かな気持ちで、彼らの健闘ぶりを称えたい。

がんばれ、日本!
力を出し切れ、日本!
試合まで、あと4時間!

(追記)

結果は、0-1で、オランダに負けた。
とても惜しい試合だった。

しかし日本は、よく戦った。
すばらしかった。
感動した。
まだどこか消沈した気分だが、一言。
よくやった!
ありがとう!


Hiroshi Hayashi+教育評論++June.2010++幼児教育+はやし浩司

●敗北感

敗北感。
なんとも言えない、敗北感。
それがぼんやりと、心の中で漂っている。
今は、そんな感じ。

少し前、私が2年近く使っていた、HPのサーバーが、
全面的に暗号化ソフトを導入すると言い出した。
この16日から、それが実行された。

悪質なウィルスが、蔓延している。
その対策措置として、その会社は、そうした。
つまりこれからは、編集したHPは、そのつど暗号化した上で、
FTP送信をかけなければならない。

そこまでは、私にもできた。
つまり「FTP送信」までは、私にもできた。
しかしいくら「送信済み」の表示が出ても、
肝心の画面に、変化、なし。
悪戦苦闘の結果、つぎのことがわかった。

サーバーのほうに、「html」のデータ(キャッシュ)が
残っているため、いくら上書きしても、
その残っている方が、優先して表示されてしまう、と。

そこで悪戦苦闘。
冷や汗をタラタラと流しながら、徹夜で作業をつづけた。
で、やっとたどりついた結論がこれ。

一度、サーバーの「html」のデータを削除し、
改めて「htm」データをUPLOADする、と。
そこまではわかったが、ではどうやってそれをすればよいか。
どうやれば、「html」のデータが削除できるのか!
その方法がわからない。

で、サーバーに問い合わせると、つぎのような
返事(回答)が届いた。

「使っているホームページ作成ソフトによって、
方法は、みなちがう。
ソフトの販売会社のほうへ問い合わせてみてほしい」と。

しかし私が現在使っているソフト会社は、とっくの
昔に、どこかの会社に吸収され、今は、ない。
つまり、お手上げ!

もう一度、最初からweb言語を勉強しなおすことも考えた。
とりあえず「html」と「htm」のちがいくらいは、知りたい。
が、今の私には、そんな時間は、ない。
余裕もない。
そんなこともあって、昨日は、この2年間で、BLOGの更新をはじめてサボった。
時間がなかった。

では、どうするか?

方法はひとつ。
現在、15前後のサービスを利用している。
それをひとつずつ、こまめに別のサーバーに乗り換えていくしかない。
めんどうな作業がつづくが、しかたない。

それにしても、いやな敗北感。
パソコンに、負けた。
若い人たちに、負けた。
新しい技術に負けた。
……このまま私は、インターネットの世界から、はじき飛ばされていくのか?


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