●教え方より、勉強ぐせ
子どもの学習指導法は、どこか健康指導法に似ている。「教える」のではなく、子ども自身に、「勉強ぐせ」を、身につけさせる。
健康法についても、重要なのは、健康法ではなく、それをいかに、習慣として、生活の中で定着させるか、である。一時的にあれこれしても、ほとんど意味がない。
もう少し具体的に考えてみよう。
ある女性(60歳)は、毎朝、犬の散歩にでかける。雨の日も、 . . . 本文を読む
●社会適応性
子どもの社会適応性は、つぎの5つをみて、判断する(サロベイほか)。
(1) 共感性
(2) 自己認知力
(3) 自己統制力
(4) 粘り強さ
(5) 楽観性
(6) 柔軟性
これら6つの要素が、ほどよくそなわっていれば、その子どもは、人間的に、完成度の高い子どもとみる(「EQ論」)。
順に考えてみよう。
(1) 共感性
人格の完成度は、内面化、つまり精神の完成度 . . . 本文を読む
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順に考えてみよう。
(1)共感性
人格の完成度は、内面化、つまり精神の完成度をもってもる。その一つのバロメーターが、「共感性」ということになる。
つまりは、どの程度、相手の立場で、相手の心の状態になって、その相手の苦しみ、悲しみ、悩みを、共感できるかどうかということ。
その反対側に位置するのが、自己中心性である。
乳幼児 . . . 本文を読む