あるマーケティングプロデューサー日記

ビジネスを通じて出会った人々、新しい世界、成功事例などを日々綴っていきたいと思います。

最高!世界最速のインディアン

2007-02-05 04:27:02 | 好きな映画
こんばんは。

あの『ハンニバル』のレクター博士役で有名なアンソニー・ホプキンスが主演した話題作、『世界最速のインディアン』を銀座で観てきました。

週刊文春で紹介されていた記事の中でおすぎ氏が絶賛していたのと、確か雑誌アエラで今回の監督ロジャー・ドナルドソンの「バートと会ってから34年。納得のいくビジョンで創れるまで待ち続けた。資金調達には1年かけた。お袋に見せれる映画が、やっとできたんだ」というコメントに魅かれたのがキッカケです。

内容は、想像を遥かに超えていました。

実話に基づいて作られたこの映画の主人公は、バート・マンロー、62歳。1899年ニュージーランドで生まれた伝説的ライダーである彼は、21歳のときに出会ったバイク“1920年型インディアン・スカウト”に惚れ込み、ボロ納屋の中で自らの手で改良し続けます。

そして1962年にバイクの最高速度を競うイベント、アメリカのボンヌヴィルの塩平原で開催される“スピード・ウィーク”に初挑戦。その後も狭心症でドクターストップをかけられながらも毎年のように出走し、40年以上もかけてスピードを追求した“インディアン”で次々と記録を塗りかえ、1967年、ついに1000cc以下のクラスで世界最速記録を樹立!しかも、この記録は未だに破られていないのです。

伝説のバイク“インディアン”とともに時速300キロの世界に挑むバート・マンローの姿は、観る者全てに勇気と感動を与えてくれます。

愛するお手製マシンが安全性テストで「前代未聞のポンコツ」と笑い飛ばされ、おまけに事前エントリーを忘れて出走資格なしと宣告されしまうトラブルがあったりして、バートの憎めない人柄が映画の随所に出てきます(笑)。

40歳で会社を設立したジョルジオ・アルマーニ、40代で小説を書き始めた松本清張など、人生の中盤から行動を起こして巨匠と呼ばれるようになった人は意外に結構いたりするものですが、このバート・マンローも負けていません。

この映画を観終わった時、あのバージングループを立ち上げたリチャード・ブランソンの「人生はチャレンジし続けてこそ、面白いんだよ」という言葉が、ふと頭をよぎりました。

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