ミラノはミラノ

ミラノ在住のおねえさん(うそ)おっさんの気まぐれ場当たり日記

スロットマシンは400万円儲かるけど設置しません

2013-07-26 00:01:26 | 日記

イタリアには、パチンコ屋さんがありません。
もちろん日本のスロットマシーンのような目押しができるタイプもありません。

こちらのスロットマシーンは、コイン(現金)を入れて、絵柄が揃えば、現金が出てくるタイプで、全てデジタルでコントロールされていますから、日本のマシンのように「技」を入れる隙がありません。

ってことはマシンごとにプログラムされた配当率があるだけですから、客が付けば胴元(設置者)はかなりボロモウケってことです。

イタリアでは、通常バールやバール兼タバコ屋に設置してあって、いつも誰かがプレーしていますが、勝っているをあまり見かけません。

 

これは、ウリちゃんの想像ですが、胴元は数百台のマシンを一元管理していて、射幸性を煽るような勝ち方を仕掛けているのでしょう。
例えば、あるバールに3台のマシンがあったとして、客付がいい時間帯にどれか1つだけ絵柄をそろえてガツン!と出す。
でも、出す前にはそれ以上客が投資している訳ですから、そのマシン1台だけ考えても、決して胴元は損をしない出し方をしていると思います。
そして、他の2台に付いている客は、それを見ながら、もうちょっとこの台もコインをはじき出すだろうと、懸命にプレーをすることになります。
(インターネット経由の遠隔操作なんだと思います)

ミラノ中央駅付近から南に向かって伸びる大通りレッジーナ・ジョバンナに面してバールを40年以上経営しているアントニオさんは、今まで一度も自分のお店にスロットマシーンを入れようと思ったことがないのだそうです。

 

1台のマシーンが生み出す利益は、月に3万ユーロ程度で、日当たり平均800から1,000ユーロになるそうです。
(為替もありますが、現レートだと日当たり10から12万円程度)

彼は、時々他のバールでスロットマシーンに付いている客を見て、その客の中には賭博行為で身を亡ぼす人もいることを知っています。
いくら景気が悪くとも、こんなもので儲けようとは思わないのだそうです。

ウリちゃん感じますが、スロットマシーンが設置してあるバールって空気が悪いんです。
爽やかさがないというのか・・・
その機械1台だけで雰囲気もぶち壊し・・・
負けた人の残留思念が浮遊しているようで、ちょっと怖いです。

お家のすぐ近くにもスロットマシーンを数台設置したバール兼タバコ屋がありますが、そこには煙草を買いに行くだけで、飲んだり食べたりはしません。
一日に何度か行くバールは、清潔で感じが良く、なによりも清々しい爽やかな空気がないとダメですね。

それにしてもスロットマシーンってこんなに儲かるんだ・・・

(画像3枚目とインタビュー内容は、La Repubblica TV から抜粋・引用)

 

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