ミラノはミラノ

ミラノ在住のおねえさん(うそ)おっさんの気まぐれ場当たり日記

これ欲しいなと思うんですが・・・住宅

2013-07-15 00:00:23 | 日記

ウリちゃん建築と不動産のプロですので、これまで数えきれないくらいお客様にアドバイスやコンサルティングをしてきました。
外国人に日本の市場や市況を説明しますし、逆もありますので、国際不動産取引の経験やスキルも、まあそこそこ構築できています。

ここんとこ、日本に帰国したら、どこに住もうか、どんな風に暮らそうかと自分に問いかけてみることが多くなっていまして、一般の方なら専門家が自分自身のことを考えるんだから、それはいとも簡単に決まるでしょ?と思われるかも知れませんが、実はこれがなかなかどうして大変なんです。

まあ、性格が我儘で奇妙なモノが好きって変態ですから・・・

貞子と花子さんくらいは、くっ付いててもいいかなとか・・・(笑)

ところで、皆さんは、注文住宅を建てようとしたことがありますか?

例えば土地だけ買っておいて後日建物を建てる場合や、親から土地だけもらっていたりする場合は、予定しいる建物が、例えプレハブやツーバイフォーでも注文住宅という括りで考えることになります。
セミオーダーかフルオーダーの違いはありますが、自分や家族が生活しやすいように間取りや大きさ配置は、個人の意思で決まることに変わりはありません。

ミラノやローマのように古くから人が居住しているヨーロッパの都市部では、この注文住宅という概念がありません。

日本の住宅は、個人のために構築される空間で、それはその方一代限りのものが多いのですが、ヨーロッパでは建物は個人のモノであってもみんなのモノという概念がありますので、内装や水回りを住みよく改造することはあっても、基本的に建物の主要部分(壁や柱)は、手を付けづに住み替えが進みます。

こんなところからも日本の住宅は築後25から30年で建て替えられるということが繰り返されることになります。

さて、建物の建築単価は、とても気になるところですが、これはかなり曲者で、住宅メーカーの広告には、坪あたり45万円とかの数字が踊っていますが、これは外構や設備(一部)と給排水、電気工事が含まれていませんし、場合によっては耐震補強工事も必要になりますから、予算を立てる場合は、メーカー公表の坪単価×建坪+300万円程度を考えておかないと、予算不足になってしまいます。

さてさて、本題に戻ってと・・・

やっぱり日本人ですから、日本家屋に住みたいなと考えることが多くなりましたねぇ・・・
歳のせいかな・・・

白壁で瓦がどっしり乗っかって、木造で・・・土壁漆喰・・・
こうして考えると、それこそ坪単価が100万円超えます(笑)
しかも外構もできれば土壁漆喰、お庭は表と裏に配置し、風通しよく日当たりがいい・・・

こうなったら御殿になっちゃいますね(笑)

新築は無理でも、中古なら・・・
どうせ資産を残す家族もいないしね

ってことで、見つけたのがこのお家


昭和2年築ですから、古い古い
でも古いこと以外は全部ウリちゃんの思いどおりの家
既に80年経過してますから、その間の風雪や地震にも耐えてきたので、今後30年は大丈夫
きっと30年後は、あの世に行ってることでしょうし・・・

 

所在は、兵庫県の地方都市、土地面積200坪、建物は80坪
お値段は、約2,000万円
土地代だけで、建物は「おまけ」って感じの値段設定

蔵がいいねぇ・・・

 

 

 

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