ミラノはミラノ

ミラノ在住のおねえさん(うそ)おっさんの気まぐれ場当たり日記

ミートソースを煮込みながら思うこと

2013-07-20 00:04:12 | 日記

ここんとこミートソース(イタリアでは一般的にラグーと呼ばれます)を作っていなかったので、正確に言えば、ボローニャ風ミートソースを作っていなかったので、お肉1kgで約10皿分だけやっつけました。

 

普段はあまり考えもしないのですが、今回は、日本ってみんなどうやって作ってるんだろ?と思い、クックパッドで確認してみることに・・・

今日現在、なんと!8,603品のレシピが掲載されていて、タイトルやサブタイトルを見ると、本格的、イタリアマンマ直伝、ミラノから本場の味を等々検索している人の目に留まりやすいように書いてあるものもありますが、中身を確認してみると、どれもこれもやはり疑問符が3つくらい付いてしまいます。

日本で一般的にミートソースとして認識されているものは、エミリア・ロマーニャ州でボローニャを中心に発達したタイプですから、本格的と書くならば、そのレシピに従ったものでなければなりません。

おばあちゃん直伝・・・母から子へ・・・我が家の人気定番・・・これなら別にオリジナルでOKだし、ケチャップ、ウースターソース、お醤油、ブイヨンキューブ、バター等々入れたっていいと思います。
ちなみにイタリアでは、上に書いた5品は、99%使いません。
残り1%は例外もありますのでね・・・

もっと驚いたのは、掲載しているレシピで使用しているトマトピューレが自家製で、こちらも別にレシピを書いている方がいます。

まあ、煮込み時間は3時間程度なので、暇に飽かせてそちらも見てみました。

まあ書くのは自由ですが・・・

ソース用のトマトは、イタリアでは一般的に縦長のサンマルツァーノ種を用います。


これは好みの問題ではなく、長い年月かけてソースとして美味しくなるように改良を重ねて安定供給できるようにしてきた歴史がありますから、特殊な効果を狙う以外は、例外なくこのタイプ(単純な水煮缶)を使います。
マンマでもプロでも同じ
日本では、イタリアから輸出された缶詰が売られていて、例えばカルディだと常時在庫ですし、特売なら1缶400gで98円なんてのも見かけます。
無理して、日本の平べったいトマトを使う必要は全くないんですが、そこまでオリジナリティを出したいかな・・・

イタリアでも不思議な日本食をよく見かけますが、日本でも不思議なイタリアンが巷に溢れています。

 

 

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