ミラノはミラノ

ミラノ在住のおねえさん(うそ)おっさんの気まぐれ場当たり日記

イタリアのスイーツはこれ クロスタータ

2011-04-22 00:01:11 | 日記

フランスだとタルト、最近では日本でもパート・シュクレと呼ぶことが多くなってきましたね。
水を加えないビスケットのような生地にジャムやフルーツを入れてオーブンで焼くタイプのお菓子
「ウリちゃんキッチンから」は、あまりスイーツをやってこなかったので、今回は、クロスタータをご紹介いたします。

応用範囲の広い生地で、そのまま焼けばサブレにもなります。
型で焼きますので、生地が少し余ることもあります。
そんな時は、オーブンの隅っこの方で一緒に焼いてしまった方が保存ができて便利。

タルト生地というと尻込みしてしまう方が多いようですが、実はかんたん!
いつものように材料から見て行きましょう

24cmのタルト型 
恐らく日本だともう少し小さめの型になると思いますが、余ったらサブレにしちゃいますから、この分量で、ど~んと行って見ましょう!
薄力粉 300g
バター 150g (5~8mmの角切りにします)
卵 黄 3コ
砂 糖 120g
レモン 1コ (表皮だけをおろし金で削ります)←黄色い部分だけです
ジャム 適宜 
これだけ~

フードプロセッサーをお持ちの方は、材料を全部一気に入れてガーっと混ぜます
大き目のプロセッサーなら一度にできる量ですが、小さめのプロセッサーなら2回に分けてください
打ち台のようなものに出しで、ギューっとまとめて、6:4位に2つに分けます

フードプロセッサーをお持ちでない方は、
1 砂糖に卵黄を加えて、泡たて機で白っぽくなるまですり混ぜて、そこにレモンの皮を加えて均一になるまで混ぜます
2 バターを5~8mm角くらいに小さく切って、小麦粉と合わせます
このときにバターを溶かしすぎると焼き上がりのサクサク感がなくなりますので、できるだけ指先でまぜまぜしてください
均一に混じってボロボロの状態になれば、1を加えてしっとりさせたら、6:4になるようにまとめます

これを冷蔵庫で最低1時間(フードプロセッサーの方は30分)寝かせます
後で延ばしやすいように、上のような形にしとくといいですよ~

先ず型に敷く方から延ばしていきます
6:4の6の方を冷蔵庫から出して、(このとき4の方はまだ出しません)打ち台の上にラップを敷いて生地を乗せ、さらにラップを重ねてサンドイッチにしたら、麺棒で型の大きさ+アルファくらいまで延ばし、上のラップを剥がして、型に被せて(このときもちろんラップは、生地の上にあります)

型に押しつけるように均一に敷いたら、ラップを剥がして、余分な生地(はみ出た分)を切り落とします
フォーク等でピケします

ここでオーブンを170~180度で予熱を始めてください

お好きなジャムを入れます
これは、先月ブログでご紹介したマーマーレード(オレンジジャム)

http://blog.goo.ne.jp/buffetcrampon/e/ee7c02e56c4a17550856190d8b9bf113

あまり甘くしてませんから、た~っぷり入れます
ジャムが甘い場合は、少なめ、甘くない場合は、たっぷり

残りの生地を冷蔵庫から出して、先程と同じようにラップを重ねて延ばします
1cm幅に切って、ジャムの上に綺麗にクロスするように並べてください

今回は、クロスタ(生地)の部分を厚くしたかったので、サイドの部分を倍の厚さに

オーブンの予熱が終われば、素早く投入して、約30~35分(オーブンによって多少時間が異なります)焼きます。

生地が余っていれば、クッキー型等で型抜きして、オーブンの余分なスペースで一緒に焼きます。
こちらは、8~10分で焼けます

タルトにしたい場合は、生地だけを焼けばOK
ストーンがあればピケをして、ストーンを入れて焼いてください
ストーンをお持ちでなければ、ピケを多めにすると膨らみません

こんな底の取れる型があると、とても便利

普通の型で、テフロン加工をしてない場合は、一番最初に型に薄くバターを塗り、茶こしで薄く小麦粉をまぶし、余分な粉をはらったら、使用するまで冷蔵庫で冷やしておくと、スポッと簡単に焼き上がりを出せます

焼き上がれば、お好きなクリームを詰めて、フルーツを乗せればいつものタルトになります。
生地だけ覚えておけば、バリエーションは工夫次第でいくらでもありそうですね~

こっちは、庭常(西洋ニワトコ)の実をジャムにしたものを使ってみました

 

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