ミラノはミラノ

ミラノ在住のおねえさん(うそ)おっさんの気まぐれ場当たり日記

イタリアサッカー千一夜 あ!ベッカム大変だ!

2010-03-16 01:52:29 | 日記

最近何かと話題の多いセリエAのACミラン
日曜日のリーグ戦では、簡単に勝利するだろうと誰もが思ったキエーボ戦に1-0で辛勝
試合結果は、まあいいとして、チェントロカンピスタ(ミッドフィルダー)のベッカムがまさかの大怪我
左足アキレス腱断裂と見られ、今週中にも手術のためフィンランドに向かうことになりそうです。
試合復帰までは、通常約半年を要しますので、ワールドカップ出場はほぼ不可能だと考えられます。
この日は、ACミランにとって、勝てば、イタリアリーグの先頭にいるインテルとの得点差が1になるというきわめて重要な試合で、弱小チームを相手に序盤から相当エキサイティングな試合が展開されていました。

ベッカムは、前半に相手選手との接触によって、右目の下を切ってしまい流血
その後も相当強い当たりを受けて、試合終盤には、相手GKと接触し転倒
その後にノーマークでパスを受けた数秒後「痛めた!痛めた!」と声を上げてピッチにうずくまることになってしまいました。
34歳という年齢を考えると選手生命そのものに終わりを告げることになるかも知れません。

ところで、どんだけ高い移籍料を払っても、こんな広告を数本やれば、クラブチームは潤うことになります。
首相でACミランオーナーのベルルスコーニさんの懐に入ってしまうのですね。

さて、ベルルスコーニさんは、インテリスタ(インテルのファン)ってご存知でしょうか?
若かりし頃の彼を知る人なら、知っていること。
ミラノの小さな小さな地方テレビ局を開設した頃
「おいらは、イタリアの放送網を全て牛耳ってやる、あのRAI(イタリア国営放送)でさえ」と将来の夢を熱く語っていました。
周りの人間は、??ちょっと変な(頭のいかれた)人??と彼を見ていたそうですが、今では彼が言ったように、メディアセット(唯一メジャーなイタリア全国放送網)に首相として国営放送にも彼の意見が多く反映されいます。
彼はイタリア男として、サッカーが大好きですから、地位とお金ができれば、自分の一番好きなクラブチームを買いたいと思うものです。
どうしても欲しくて欲しくて、喉から手も足も出るほど欲しかったインテル
インテルを広告塔に首相選挙を戦うのが夢でしたが、とうとう買収ができずにACミランになったのがオチなのです。
(簡単に書くと、ナベツネが隠れ阪神ファンだったみたいな感じでしょうか。)

数日前インテルのマテラッツィがしかけたいたずら
ベルルスコーニ首相(ミランオーナー)の仮面を被って試合後のピッチに登場
その後のコメント「うん。僕許す」みたいなことを言ったらしいのですが、許すといいつつ実は喜んでたりして(笑)



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