葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

長門にて.

2007年04月15日 23時41分17秒 | 日記 ・ 雑記録
郷里・長門市へ。

両親の墓に参った。
5月の墓参はどうなるか分からないから、菊に添えてカーネーションも活けた。

M家、次男坊、結婚披露宴。 親を見れば子が分かる。 やはり、いい息子だ。
それにつけても、わが愛息の結婚式はいつの事やら、待ち遠しい。

酔い覚ましに何年振りかのボーリング。 惨敗。

Y宅で、酔い覚ましの二次会。
捕まりたくない、事故は起こしたくない。 皆のビールを横目に、私はお茶。
<酔い> って、6時間では醒めないのだろうが、
6時間も8時間も大差ないと判断して帰途に。
無事、着いた。
無事に着いたが、振り返ってみると、正常な運転ではないかも知れない。
やはり、ひと晩眠ってから帰るとするか、これからは。

疲れた。

なみだ坂

2007年04月14日 10時48分56秒 | 日記 ・ 雑記録
昨日から 「風の旅日記」 を書き始めた。
とはいっても 「北の潮騒」 に出発するのは1ヶ月先で、
それまでは、今回の旅に関することを折に触れて書き残すだけだろうが、
ともかく臨戦態勢に入った、ということか。 こちら です。


明日は、郷里・長門で結婚披露宴に出席する。
招待状に紙片が入っていて 「歌をお願いします」 とあった。
自慢じゃないが、カラオケに慣れ親しんだ期間だけは長いから、持ち歌の数曲はある。
結婚披露宴で歌う曲としての用意はないが <馬鹿の一つ覚え> が一曲だけある。

1981年に、村田英雄が唄った 「なみだ坂」
作詞:松本礼児 で 作曲:むらさき幸
披露宴にふさわしいかどうかは分からないが、レパートリーはこれしかない。
昨夜から <おさらい> に入っている。
詩の一部をアレンジしているのと、
披露宴会場では、新郎新婦の名前を織り込んで唄うのが私のやり方だ。

 ♪人の世の悲しみに 負けて生きるより
  力あわせて二人で 歩いていかないか
  細いうなじのほつれ毛さえも
  胸を締め付ける
  つらい過去なら 誰でもあるさ
  泣くがいい 泣くがいい 涙が涸れるまで

 ♪お前さえよかったら こんな俺だけど
  ついておいでよこの手を しっかり握り締め
  言葉すくなに うつむく頬に
  浮かぶ泣きぼくろ
  生きていりゃこそ 明日もあるさ
  泣くがいい 泣くがいい 俺の胸で泣け

 ♪一人では果てしない 遠い道のりも
  心重ねてたどれば 幸せ見えてくる
  やせてやつれたお前の肩を
  ぬらす涙雨
  命かけても 護ってやるさ
  泣くがいい 泣くがいい 涙は俺が拭く

決算報告

2007年04月13日 14時41分15秒 | 日記 ・ 雑記録
その時期が来れば、当然、処理しなければならない案件がある。
私の場合、その最たるものは、年度末の決算報告だ。
家業の方は会計事務所に任せているから気が楽だが
少し前までは、2つの決算報告をする立場にあった。
どちらも、出入金の回数と金額はタカが知れたもので、
報告書にまとめるといっても、その作業は簡単に処理できるものなのに、
簿記などとは無縁の世界で生きてきたからなのか、
その時期になっても、どうも重い腰が上がらない。 困ったものだ。

決算報告をする一つは高校同窓会下関支部の収支報告だ。
支部活動の再興に事務局長として尽力した兄貴の後を継いで事務局入りしたのだが、
兄貴が事務局を去ってから、およそお粗末な支部長が二代3年続いて、
私の偏狭な性格は、尊敬できない人物を支えるのを潔しとせず、辞めた。

もう一つ、同業組合の決算報告がある。
同業者の廃業が続いて、わずかに残った業者で細々と続いている組合だ。
4年前は、前任者から引き継いだ直後でもあり、適切に処理して報告書にまとめた。
3年前は、決算報告するのを2ヶ月も忘れていた。 なんとも呑気な組合だ。
同じ轍を踏むまいと、昨年は、4月1日には報告書をまとめた。
まとめるのが早すぎて、組合長の手元にたくさんの立替払いの領収証が残っていた。
世間知らずの私が、4度目の正直で、今年はあるべき形で報告書をまとめた。

この決算報告を作ることで1万円の会計手当が入る。
一ヶ月先に旅行を控えた私には貴重な1万円だ。

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足踏み

2007年04月12日 09時53分26秒 | 日記 ・ 雑記録
風の旅 「北の潮彩」 に出発するまで、あと32日。
尻に火がついて、俄然、その気になってきた。
昨日から、足踏み器でトレーニングを始めた。
汗は吹き出て、喉は嗄(か)れて、呼吸は乱れる。 日頃の運動不足の報いだ。
それでも、目の前に北海道の灯台がちらつくから、45分、黙々と踏んだ。

昨日はDVDのカラオケを見ながら、聞きながら。
今朝は、イチローと松坂の対決を見ながら。

ボストンでの試合はまだ続いているが、松坂がイチローを3打席押さえ込んだ。
それはそれでいいが、3点取られている。
世間が、イチローと松坂の対決に注目するがあまり、
蚊帳の外に置かれた城島が、男の意地で二塁打を2本打ったのは見事だ。
松坂は、イチローを押さえ込むのに全神経を集中しているのか、
そのあとの打者に簡単に打たれ、点を取られるのは情けない。

佐々木小次郎を倒した武蔵が巌流島をあとにするとき、
不覚にも小次郎の門弟に討ち取られるようなもので、これでは勝った事にならない。
ボストンの試合はまだ続いていて、結果はこれからだ。
松坂は年間30試合程度登板するだろうから、
イチローとの対決に集中するあまり、本拠地でのデビュー戦で足踏みすることもあろう。
足踏み器を踏みながら、松坂の足踏みを見る朝になった。

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郷里の集い

2007年04月11日 09時44分35秒 | 日記 ・ 雑記録
今週から再来週まで、家業は超多忙な3週間となる。
4月後半に予定されている2つの月例ワイン会には 「欠席」 を連絡した。
ワイン会は欠席しても、欠席できないものが3つある。
15日、三八会メンバー・M の次男坊の婚礼。
21日、還暦年賀延寿祭 最終打ち合わせ会
29日、還暦年賀延寿祭
いずれも
「出席 ・ 参加」 の通知をしてから家業の繁忙が決まったのでどうしようもない。
というよりも、この類の集まりが好きなのだから、なにをかいわんや、だ。

婚礼には、三八会のメンバーはワインレッドのブレザーで参列する。
黒の略礼服や留袖で埋まる披露宴会場で、
還暦を迎える男が6人、ワインレッドのユニフォームで列席すれば <異様> だろう。
有り体に言えば、昔懐かしい、場末のキャバレーのムード歌謡、か。
ま、主催者のMが満更でもない様子だから、これで盛り上げてやろう。

21日の打ち合わせ会も外せない。
「還暦年賀延寿祭」 の当日は、祭典と懇親会の司会・進行役を任されている。
司会のプロでもなんでもない私が、郷里の集まりではいつも司会を任される。
最近、人前でしゃべる事から遠ざかっているから発音も発声もおぼつかないが、
司会をするのはこれが最後、と決めているので、
私なりの <区切り> と位置づけて頑張ろう。

昨日 「還暦年賀延寿祭」 の会費を振り込んだ。
最初から、15000円の出費は覚悟していたが、
何気なく、それとなく、これ見よがしに郵便振替用紙をちらつかせたら、
家人が用意してくれた。
おぉ、観音様か、はたまた慈悲菩薩様か!

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鏡山お初

2007年04月10日 11時01分11秒 | 日記 ・ 雑記録
葡萄舎の近くに国道2号と9号が分岐 ・ 合流する印内交差点がある。
そのまた交差点の近くに、日蓮宗妙真寺が運営する鏡山保育園がある。
わが愛息がお世話になった保育園だが、今日は入園式らしい。
子供よりも着飾った母親に連れられた男の子が葡萄舎の前を通り過ぎた。
ところが、この男の子、どうも保育園に行きたくない様子で、
20mも進むと10m引き返す。 3歩進んで2歩さがる、水前寺清子みたいな子だ。
母親は、と見ると辛抱強い性格なのか、
怒るでもなく叱るでもなく、子供が来るのを待ってまた歩む。
子供の成長過程でよくある情景のひとつだろう。 ま、(どちらも) 頑張って!

妙真寺の塀には仰々しく 「烈婦 鏡山お初生誕の地」 とある。
保育園を併設しているお寺の塀にしては随分と勇ましい。
(長府に住んで30年。 恥ずかしながら 「鏡山お初」 の物語を知らなかった。)

歌舞伎の 「加賀見山旧錦絵」 でご存じの方もおありだろうが、
そのモデルとなった <女忠臣蔵> ともいうべき物語だ。

鏡山お初は今から約250年前長府で生まれ、14才の時すでに剣道の奥義に達していた。
長府藩の牢番をしていた父親の助八が、事情があって流浪の身となり江戸へ出た。
お初は松平5万8千石(島根県浜田の城主)江戸屋敷の奥女中・尾上の側女中となった。
屋敷では、侍女頭・岩藤が尾上の才媛をねたみ度重なる無情な迫害を加えていたが、
尾上が岩藤の履物を間違えて使ったことから二人の間に争いが生じ、
岩藤は追いつめられて自害した。
お初は、日頃大恩受けた主の恨みを晴らすべく仇討を決意して、
唯一人屋敷に乗り込み、岩藤をおびき出し無事本懐を遂げた後に黒髪を切りおとし、
名も妙真尼と改め、一生、主・尾上と、敵・岩藤の両者の菩提を弔ったという。
行年68才で一生を終えた烈婦の物語だ。

登場人物の名は諸説あり、お初の墓も全国に散在しているようだ。
私としては、身近にありながら知らなかった 「鏡山お初」 について、
一つの切り口に近づいたという、お粗末の一席。

「加賀見山旧錦絵」 を検索して興味のある解説を見つけました。 こちら です。

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柔と愛

2007年04月09日 09時41分24秒 | 日記 ・ 雑記録
女子のアスリートで話題性があるといえば、谷亮子と福原愛が TOP10に入るだろう。
その二人が揃って負けた。

谷亮子の偉大な実績は認める。 驚人的な意欲も認める。
柔道軽量級の女王であることは万人が認めるところだ。
日本代表としてブラジルに行けば、金メダルへの至近距離に居るだろう。
しかし、代表選考会で負けた。
最初から 「軽量級は谷」 の結論ありきなら、代表選考会などしなければいい。
代表選考会の勝者 = 代表、この最低限のルールが確立されなければ、
ルールの上に成り立つスポーツの根底が揺らぐ。
なんだか、一昔前の 「有森」 を思い出した。

5年前に(田村)亮子に勝って、その後辛酸を舐め、再度(谷)亮子に勝って、
その挙句、選考に漏れた福見選手は無念だろう。
福見選手に、
「あなたの生まれた時代が悪かった。 選んだ競技が悪かった。 軽い体重が悪かった」
と慰めるのだろうか。

世界ランキング12位の福原愛が負けた。 初戦で。
10年余、明るい話題を提供し続けた彼女の功績は認める。
しかし、最近の戦績から、もしかしたら彼女自身が、
世界の壁を前にして、ランキング12位は自分の上限、と思っていないだろうか。
年端も行かない女の子に、10年間、期待をかけ続ければもういいじゃないか。
頭の良さそうな子だから、既に転身を考えているかも知れない。
ご褒美の <ワセダ入学> を次のステップにすればいい。
ワセダでろくすっぽ勉強しなかった 「広末」 よりはマシな娘になるだろう。

今年の桜は命が長い。 満開が10日も続いた。
葡萄舎は桜の樹から100m以上離れているが、それでも花びらが舞って来る。
青い畳に咲いた花も、卓球台に咲いた花も、散りぎわが大切だ。
余力を残して、散る。 これは私だけの美学、か。


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街の樹

2007年04月08日 09時00分48秒 | 日記 ・ 雑記録
途中で、東京に4月の雪を降らせた寒波の襲来があったから、
今年の桜は長持ちする。
先週末から今週末まで、丸々一週間 <見頃> が続いたが、
さすがに舗道には花びらが散り敷かれ、葉桜に変貌を遂げつつある。
下関に限らずどこでもそうだろうが、日本という国はなんと桜が多いことか。
街中では桜並木、郊外の雑木林にはそこかしこに桜の木々。
桜は、花が咲いて初めて桜の樹だと存在が分かる。 そこがまた奥ゆかしい。

ポルトガルを訪れた01年の5月末、
リズボワ(リスボン)は街中ジャカランダが満開だった。
あの薄紫の花それ自体は目立たないが、樹の大きさと花の数の多さで、
なんとも強烈な印象を受けたものだ。
そのときは、桜よりもジャカランダの方がいい、と思ったものだが、
桜は桜で、やはり、いい。
しかし、(私の中で)再訪したい街のトップにリズボワがあるのは、
満開のジャカランダが大きいウエートを占めているのは確かだ。

ま、日本の街には桜が、リズボワにはジャカランダがよく似合う、
としておこう。

昨夜は Club Vendange の89回目の例会。 宮常で。
記事は こちら にあります。

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二人の男

2007年04月07日 11時59分21秒 | 日記 ・ 雑記録
DiceーK は、やはり、たいした男だった。
世間を騒がせて、風圧やプレッシャーに耐えていることをおくびにも出さず、
そして、終わってみれば帳尻の合う仕事をやってのけている。
彼の凄さは、先駆者 ・ 開拓者としての野茂の偉大さを再認識させる。
成功も失敗もあるが、海を渡った選手はみんな偉い。 それにひきかえ、
あの、駄目なNHKにさえ見切りをつけられたセ・パのプロ野球が情けない。
一惑星であるはずの金満球団を太陽(恒星)にしてしまったところに
日本球界の悲劇がある。

ところで、
隔週で息子が帰省するようになった。
可愛い息子が、再建を目指す不二家のケーキを買って帰ってくるのは嬉しいが、
週末を過ごす時間と場所が親元しかない、というのも考え物だ。
来週は、三八会メンバー・Mの次男坊が結婚するので披露宴に招かれているが、
わが息子がメインテーブルの中央に座るのはいつの日か。
果報は寝て待て、とはいうものの、いつまで待つのか。
ま、Que Sera Sera だ。

今日は Club Vendange の4月例会。
マツザカと息子、二人の男はともに自慢話の対象だから、ワインは不味くならない。
玉杯に花うけて、さぁ飲もう。

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マツザカ

2007年04月06日 01時10分08秒 | 日記 ・ 雑記録
いま、深夜の12時半。
あと、2時間半すれば松坂が投げる (らしい)。
起きて待つか。 待てば徹夜だ (多分)。
自慢じゃないが、私は生まれてこの方、徹夜なるものをしたことが (ほとんど) ない。
滅多にない徹夜をするほどの人物か。 松坂は。

私が (野球で) 応援するのは、
高校野球なら、下関商業。 しかし、甲子園に行く可能性は、まず、無い。
大学野球は、私の出身校。
プロ野球は、千葉ロッテだが、本当は、昔のオリオンズだ。
メジャーでは、野茂とイチローを個人として応援している。 チームはどうだっていい。
そこには、松坂の 「マ」 の字も無い。 しかし、なぜか、観てみたい。

西武ライオンズの裏金問題が、球団創設にさかのぼって明るみに出た。
松坂個人が、あるいは横浜高校の関係者が、汚い金にまみれているかも知れない。
それはそれとして、
決め球であろうが、捨て球であろうが、一球数万円というものを観てみたい。
松坂が投ずる一球にそれだけの値打ちがあるのか無いのか、
法外な金を積んだメジャーリーグの金銭感覚を確認するためにも。

もちろん、心情的には松坂の快刀乱麻を期待している。
野茂にせよ、イチローにせよ、松坂にせよ、
日本の金満球団と無縁だった選手の活躍は痛快だから。
そういえば、田口も、城島も、他にもいたナァ。
しかし、私の印象では、松坂は <ここ一番> に弱い。 どうか、投げ勝って欲しい。
松坂が投げる球場の気温は低いらしい。 負けるな!

もしかしたら、私は松坂ファン?

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水鳥、まだ居る?

2007年04月05日 13時18分17秒 | 日記 ・ 雑記録
今日、4月5日という日は、おそらく、今年の春で一番の好天気だろう。
二十四節気では、ときあたかも <清明> 。

  清明 について 姉妹ブログ に記事があります。 こちら です。

昨日までの <荒れた花冷え> が、今日は手の平を返したような別世界だ。
姉妹ブログの 清明 の項にも書いたが
こんな好天気に、桜を観に行くのはもったいない。
ここは一つ、居残っているかも知れない水辺の野鳥を観に行こう。

長府の海岸線 (周防灘) は遠浅の潮干狩りの適地だが、
2号線を北上して小月の手前、乃木浜に葦の生い茂った一区画がある。
冬場は数え切れない野鳥が渡来する。
倍率の高い望遠鏡が完備した観覧所には、10数枚のパネルが架かっている。
10数種類の野鳥が観測されているのだろうが、
素人の私が望遠鏡をのぞいても、6種類程度は識別できる。

日頃は、人になつかないすゞめに餌を遣るばかりでワンパターンだが、水鳥はいい。
水辺の野鳥は実にカラフルだ。 図体が大きいから、また色彩が映える。
もしかすると、もう、北に向かって飛び立っただろうか。
とまれ、急いで行ってみよう。

(未完)  報告は、この続きに。

で、行ってきた。 乃木浜総合公園野鳥観察センター。
ざっと数えて30羽。 多数派のカモ科と少数派のサギ科がのんびりと暮らしている。
日向ぼっこをし、水に浮かび、水に潜り、飛び立つのも居る。
いずれにしても長閑な、陽春麗和の昼下がりだ。 おまけに、
甲羅だけで40cmはあろうかという亀が4匹、これも日向ぼっこだ。
葡萄舎のすゞめも食うに困らず幸せ物だろうが、こちらも野鳥の楽園。
人間までが、つかの間のスローライフを味わえる。

花冷え

2007年04月04日 14時40分08秒 | 日記 ・ 雑記録
西高東低の冬の気圧配置が続いている。
大陸から吹き降ろす風は冷たく、天候はめまぐるしく変化する。
昨夜は天窓から月の明かりが差し込んだ。 と思う間もなく屋根を打つ雨音。
これが < 夜来風雨声 花落知多少 > か。
この地方の桜は満開になったばかりだから、風に震えながらも枝にしがみついている。

この <花冷え> も明日からは陽春に戻るそうだ。
花吹雪が舞い散る週末には、花より○○ を楽しむ人々が繰り出すことだろう。
Club Vendange も 「割烹 ・ 宮常」 でワイン会だ。
テーマは 「あぁ、玉杯に花うけて」。
どうとも受け取れるテーマだが、
宮常の場合は料理のウエィトが49%だから、テーマは何でもいいのだ。
などと提案者は予防線を張る。

「北の潮彩」 に出発までのカウントダウンが40を切る。
それまでに家業の超多忙と、郷里での友人との付き合いが目白押しだから、
残された40日が経つのは早いだろう。
忙しくなる前に、HP表紙の模様替えをしておいた。 これは日常茶飯だ。

センバツも終わった。
決勝戦に臨んだ両校に共通していたのは、
かつて、鬼監督と呼ばれたり、厳しい指導で鳴らした監督が
手の平を返したように、優しい温和な監督として生徒に接し、
短期間で決勝戦に勝ち進むチームに育て上げた事。
終わり良ければ全て‥‥、か。 しかし、有無を言わさない説得力がある。

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奥歯

2007年04月03日 09時11分08秒 | 日記 ・ 雑記録
10日前に、歯周病の一応の手当てを終えた歯科医から
「あとは知らないよ」 と宣告を受けた奥歯だが、思ったよりも状態がいい。
前歯と奥歯の中間辺りで食べ物をかじり、奥歯に送ってやると、
健気にも、一生懸命噛み砕こうとする。
いじらしくも、私のために奮闘する忠誠心溢れる奥歯を、私はなおざりにしてきた。
いつまでもつか分からない歯だけど、せいぜい大切にしてやろう。
最近、歯磨きを褒められるようになった。
今日は通院日。 また、褒めてもらえるだろうか。

西日本では広く黄沙(黄砂)現象が続いている。
下関はなんと視程4km未満だという。 遠景が薄い黄土色にかすむのは風情がない。
何よりも車の汚れがひどい。
この砂は中国の内陸から運ばれたものだ。
新疆ウイグル地区で大規模な砂嵐が巻き起こり、北京あたりに降り注いだという。
そのおこぼれが偏西風に運ばれて日本まで漂い、たどり着いたのだ。
あのあたりは広漠たる砂、砂、砂の世界だから、運ぶ砂が枯渇する事はない。
思えば、シルクロードの砂の中を走り抜けたのは1年半前だ。
酷暑のタクラマカン砂漠を避けるツアーだったから、未知の西域には憬れる。
砂と礫と岩石だらけだっていい。 西域に行ってみたいが、
今年は北海道の灯台。
来年は東北の灯台?
再来年はイグアスの滝?
西域はその次。 となれば、4年先かぁ。

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花見

2007年04月02日 18時04分51秒 | 日記 ・ 雑記録
今日の天気予報は終日降水確率30%。
この30%という数値は、気象庁にとって安全牌なのではないかと思う。
降れば降ったで、30%と予報しました、と逃げる事が出来る。
降らなければ、30%という数値は1/3以下ですよ、と逃げられる。
とても <曲者> の数値なのだ。

今日の降水確率は30%だというから、洗濯を控えた。
大っ嫌いな、HP表紙の模様替えでもするか、と思いながら昼近くになった。
天窓から薄日が差し込んできた。 なぁ~んだ、今日は好天じゃん!

ワインを2本持って花見に出かけた。
実は、昨日、スーパーで下見しておいたのだ。
花見に持参するアマのロゼには、海老のチリソース煮が一番似合うから
その、海老のチリソースがスーパーにあるという事を。
今日行ったら、無かった。 瞬間、今日の花見を取りやめよう、と思った程だ。
でも、気を取り直して、総菜屋であれこれと買った。

花は八分を通り越して九分に近い。 が、まだ満開ではない。
時折の風に、わずかに枚数の花びらが舞う。
あぁ 玉杯に花うけて‥‥、までは行かない。
持参したワイングラスは小ぶりで、花びらを受けるには小さすぎる。

月曜日の午後2時。 人出は少なかった。
毎年、花を見ながらワインを飲んでいると、寄って来るワイン好きが居たのだが
今年はそんな人にも出会わなかった。
虚しく2本のワインを2/3づつ飲んで帰った。 かなり、酔った。
こんな花見もあろう。

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旅程決定

2007年04月01日 11時09分19秒 | 日記 ・ 雑記録
酒友K氏の夫人に手紙を(途中まで)書いた。
が、途中でやめた。 まどろっこしいから。 それで、電話をかけた。
手紙よりも電話、という私が好まない現代人の傾向に、私もどっぷり浸かっている。
私も堕落した。 嘆かわしい。 情けない。

しかし、電話はいい。 元気そうな声が聞けた。
声の弾み方で、墓参に訪れたいという私を、喜んで迎えてくれるのが分かる。
ひたすら海岸線を走る今回の北海道の旅で、
内陸に踏み込むのは唯一、洞爺だけだが、K氏の墓参を組み込んでよかった。
組み込まなければ悔いを残すところだった。

あれこれ迷った旅程に結論を出した。
新千歳から石狩に出て北上、宗谷岬、納沙布岬、襟裳岬と回るのを止めた。
新千歳から苫小牧灯台、アヨロ岬灯台、チキウ岬灯台と回って洞爺に入る。
あとは渡島半島、積丹半島を回って、それから北上だ。
これでふっ切れた。 これからは私らしく猪突あるのみ、だ。


葡萄舎騎士の会にチュッチュさんという広報担当の方が居ます。
毎回、ワイン会の報告をHPに寄稿してくれます。
私はそれを 「美酒夜光」 に転載します。 私の記事に見飽きた方には新鮮です。
3月例会の報告を転載しました。 こちら です。
是非ご覧ください。


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