葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

長崎市長

2007年04月18日 09時09分28秒 | 日記 ・ 雑記録
長崎市長が暴力団幹部の銃弾に倒れ、死亡した。
至近の距離から、しかも背後から撃つなど、卑劣な許せない蛮行だ。

長崎の伊藤市長といえば、
被爆の街の市長として、非核と軍縮を唱える気骨のある市長と認識していた。
我が街の市長が愚にも付かない男、という側面もあるが、
人格的に尊敬するに足る市長を頂く長崎市民が羨ましくもあった。
とはいえ、遠い街の市長だから、それだけの事だったのだが、
山口新聞の記事では、伊藤市長は、私の郷里・長門市の出身だという。
私の2年先輩で、早稲田の政経に進んだというから、
同じ高校ならば、そこそこに頭のいい人だったろうけど、記憶にはない。
記憶にはないが、同郷の人間の被害と知れば身近な事件に思えてしまう。
長崎市民と世界平和のために、彼の遺志を継ぐ、高潔な人物が現れて欲しい。
合掌。

   同窓会名簿で調べたところ、
    彼は県立大津高校の卒業生ではありませんでした。
   その後の報道では
    両親が長門市の通(かよい ; 長州捕鯨発祥の地) の出身で、
    彼は疎開先の長門市で出生した、ということです。

昨夜、愛息から電話があって、家人が対応した。
朝から高熱で、腹痛を伴い、下痢をしているらしい。 今朝、病院に行っているだろう。
しかし、思えば便利な世の中で、
離れて暮していても、具合が悪ければすぐに母親の声が聞ける。
遠い昔の私と比較する事自体ナンセンスだが、
親元を離れてからの独身時代は、高熱で頭が痛かろうと、腹痛だろうと、
全て自分で処理するしかなかった。 頼る者もなかった。
隔世の感がする。

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