葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

サーラ・カリーナ(福岡)

2006年09月11日 10時10分51秒 | ちょっといい店
私が参加しているワイン会は三つ。
エキストラワイン会には北九州のメンバーが二人居て、
海外でのワイン会となることもしばしば。
騎士の会はメンバーの過半数が北九州だから、
2回に1回は海外でのワイン会となる。
その点、下関のメンバーで固めた Club Vendange は
海峡を関門渡船でわたった門司港が、海外といえる範囲だ。

Club Vendange の会長・キャプテンは、見聞の広い方で、
実にいろんなところに歩を伸ばし、顔を出し、首を突っ込んで、
美食の限りを尽くしている、と私は思っている。
そのキャプテンが、「9月例会を福岡のサーラ・カリーナでやろう」 と言い出した。
土日なら、下関~博多の新幹線の往復キップが4000円で格安だから、
そんなに負担にならない。
新幹線を利用する前後の交通費は別だから、問題は、
4000円超の交通費をかけて、出かけるだけの価値があるか、どうか。

博多駅から1000円と少しのタクシー代で乗りつけた先は、
一見、倉庫と見まがう質素な建物に扉が一つ。
印象的だ。 都市景観賞を受けたと聞くが、ま、それもよかろう。

サーラ・カリーナを検索すると多くの方々が感想を述べておいでだから
私は触れない。
料理は繊細で、魚料理と肉料理に選択の幅があるのが特徴だろう。

9月9日の献立。
 野菜のカクテル トマトのジェラートと燻製モッツァレラのムース添え
 前菜五点盛り
    鯛のカルパッチョ  パルマの生ハムとモッツァレラブッファラ
    秋刀魚、インカの目覚めと栗のテリーヌ  カリフラワーのパンアコタ
    とうもろこしの冷たいスープ、バニラのジェラート入り
 パスタ 生うにのフェデリーニ
 魚料理(次の3品から1品)
    オマール海老のグリル
    アナゴのフライ
    アラの炭火焼 レンズ豆のサラダ添え
 肉料理(次の3品から1品)
    イペリコ豚のガルムソース
    牛ロースの赤ワインソース
    小鴨のロースト
 デザート(次の2品から1品)
    メロンのスープ ココナッツミルクのジェラートと共に
    リコッタチーズのジェラート 菩提樹の蜂蜜かけ

8名が参加して、私を含めた結論は、全員が満足した、のだろう。
来年の秋に、白トリュフが輸入されたらまた来よう、と決定したのだから。

8人で9本のワインを持ち込んだのだが、そのサービスもよかった。
店の責任者の、その後のケアも人柄が偲ばれ、店の姿勢が窺われて良かった。

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