葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

三国志

2007年04月20日 09時55分41秒 | 日記 ・ 雑記録
今日は、二十四節気の <穀雨> だ。
春に三日の晴れなし、というように、このところ天候はめまぐるしく変わる。
<瑞穂の国> に住む人間としては、これから降る雨は恵みの雨だ。

  関連記事を 「季節のつぶやき」 に載せました。 こちら です。

昨日、何の気はなく有線TVを観ていたら、
大昔にNHKで放映された 「人形劇 ・ 三国志」 をやっていた。 第四十八話だという。
チャンネルを切り替えるつもりが、小一時間、観てしまった。

「三国志」 といえば、私が読んだのは吉川英治版だ。
文庫本で8冊という長編だったが、とにかく読み終えた。
結婚してから4年間勤めた会社があり、そこの社長の影響だ。
その社長は山口県では立志伝中の人で、三国志が愛読書というモーレツな人物で、
話の端々に三国志を引き合いに出す人だった。
社員としての打算もあり、
読むのも鍛錬だと言い聞かせながら読むには読んだが、何も残っていない。
物語の長さもさることながら、登場人物の多さ! 地名の多さ!
結論は、私の能力(脳力?) では太刀打ちできなかった、ということ。
だから、
私はこれまで 「三国志を読んだ」 とは誰にも言っていない。 情けない。

先日、息子が私の本棚から 「歴史群像シリーズ ・ 三国志 上下」 を持ち帰ると言う。
「こいつが三国志に興味を示した!」 と、一も二もなく持ち帰らせたが、
息子と話してみると、登場人物や合戦の場面など、私よりはるかに詳しい。
息子の凄さに驚愕し、シャッポを脱いだ。
聞けば、TVゲームに三国志があるという。
ゲームだから、一つの場面が設定されればそこから先はゲームの進展になってしまうが、
登場人物個々については、文庫本よりも興味深く鮮明に把握できるわけだ。
マイッタ。
「三国志」 は、映像を伴うNHKの人形劇が分かりやすい。
若い人なら、TVゲームから三国志の世界に入るのもいい。
それが今の世の中なのかも知れない。 全編読んで消化しきれないよりは。

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