葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

名札

2007年04月23日 08時34分26秒 | 日記 ・ 雑記録
高校の同窓会下関支部が、事務局を葡萄舎に置いていた期間が3年ある。
サエナイ支部長に不満を持ちながら、縁の下で支えた3年間だ。
職務として、収支報告、総会資料、新聞発行に孤軍奮闘した3年間だ。
総会が近づくと、出席者の名札を作るのも私の仕事だった。

還暦年賀延寿祭でも、胸に名札をつけようと決まった。
が、名刺大の名札を入れるアクリルの名札入れがない、
とガヤガヤ騒いでいるから、私が手配しよう、と手を挙げてしまった。
200個近いアクリルの名札入れを下関支部が保管しているのを知っていたから。
しかし、
下関支部に愛想をつかして疎遠な関係になっていることを忘れていた。
頼めば貸してくれるはずだが、武士は喰わねど高楊枝、だ。
人間、いつでもどこでも、周囲とは円満な関係で居なければいけない。
自分で自分の世界を狭めてはいけない。 この歳にして痛感した次第。

そこで、すぐに代替案を考えるのが私の常だ。
タックシールを名札にしよう、と。 名札は私が作る、と申し出てしまった。
タックシールの粘着剤なら2~3時間の懇親会のあいだは剥がれない。
女性は衣服にピンを刺さずに済む。 などと利点を挙げて、これで押し通すつもりだ。

それにしても、よくよく名札と縁が切れない私だ。

当ブログの親サイト 「葡萄舎彩々」 へもお越しください。