葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

水鳥、まだ居る?

2007年04月05日 13時18分17秒 | 日記 ・ 雑記録
今日、4月5日という日は、おそらく、今年の春で一番の好天気だろう。
二十四節気では、ときあたかも <清明> 。

  清明 について 姉妹ブログ に記事があります。 こちら です。

昨日までの <荒れた花冷え> が、今日は手の平を返したような別世界だ。
姉妹ブログの 清明 の項にも書いたが
こんな好天気に、桜を観に行くのはもったいない。
ここは一つ、居残っているかも知れない水辺の野鳥を観に行こう。

長府の海岸線 (周防灘) は遠浅の潮干狩りの適地だが、
2号線を北上して小月の手前、乃木浜に葦の生い茂った一区画がある。
冬場は数え切れない野鳥が渡来する。
倍率の高い望遠鏡が完備した観覧所には、10数枚のパネルが架かっている。
10数種類の野鳥が観測されているのだろうが、
素人の私が望遠鏡をのぞいても、6種類程度は識別できる。

日頃は、人になつかないすゞめに餌を遣るばかりでワンパターンだが、水鳥はいい。
水辺の野鳥は実にカラフルだ。 図体が大きいから、また色彩が映える。
もしかすると、もう、北に向かって飛び立っただろうか。
とまれ、急いで行ってみよう。

(未完)  報告は、この続きに。

で、行ってきた。 乃木浜総合公園野鳥観察センター。
ざっと数えて30羽。 多数派のカモ科と少数派のサギ科がのんびりと暮らしている。
日向ぼっこをし、水に浮かび、水に潜り、飛び立つのも居る。
いずれにしても長閑な、陽春麗和の昼下がりだ。 おまけに、
甲羅だけで40cmはあろうかという亀が4匹、これも日向ぼっこだ。
葡萄舎のすゞめも食うに困らず幸せ物だろうが、こちらも野鳥の楽園。
人間までが、つかの間のスローライフを味わえる。