QT Lab.品質・技術研究室

技術者のための品質工学、品質管理、統計学、機械設計、信号処理を
解説します。

【告知です】 セミナー情報

2018-04-18 19:45:46 | 技術・エンジニア

この頃、MTシステムや機械学習、IoTのための信号処理技術といった切り口から
セミナー講師のご要請をいくつかのセミナー企画企業様より頂戴しました。
とてもうれしく思っております。

現時点で開催決定、または、開催予定のセミナー情報をアップいたします。

4月25日(水)『実践 公差解析講座』日刊工業新聞社様 主催 
5月17日(木)『よくわかるMTシステム 入門』情報機構様 主催
5月18日(金)『MT法を使った信号監視技術 徹底理解』情報機構様 主催
5月25日(金)『Excelで学ぶ分散分析と実験計画法の基礎と実践手法講座』日刊工業新聞社様 主催
6月13日(水)『機械学習MT法による異常検知システム構築に必要な信号処理技術』 TH企画セミナーセンター様 主催
6月29日(金)『MTシステムの基礎を習得し、即実践に結びつける』R&D支援センター様 主催
7月13日(金)『公差解析セミナー(仮)』TH企画セミナーセンター様 主催
8月20日(月)『MTシステムの構築と効果的な活用法』 日本テクノセンター様 主催

MTシステムへの関心が高まっているようです。

ところで、youtubeにアップした映像をご覧いただいた方々から、たくさんのメールを頂戴しました。
この場にて、あらためてお礼を申し上げます。
ご評価いただきまして、大変ありがとうございました。




youtubeデビュー

2018-04-16 20:22:41 | 日々徒然

MT法を使ったFFT重心監視による異常信号検知技術は
過去に紹介させていただいておりますが、入出力関係が
ある場合の異常信号検出技術を個人的に研究しています。

その結果、かなり完成領域に近づいてきましたので、この
技術の検証を缶詰の中身判別という内容で評価しました。

缶詰の底面にチャープ音響を照射します。この底面に
あてる音響を収録し、これを入力信号とします。
また、缶詰を伝わって上面から漏れる音響を出力信号として、
両者のFFTの比をとり、周波数応答特性線図を求めます。

この周波数応答特性線図の重心座標(周波数,ゲイン)を
2項目の情報として、MT法で監視する、というものです。

ご興味があるかたは、こちらをご覧ください。15分の映像です。

https://youtu.be/OBmLAF1-tvc

『いなばライトツナ 減塩』のロットちがいを2個ずつ使い、
音響の伝達特性(周波数応答特性の重心位置)を収録します。
これを単位空間とします。そして、いろいろな缶詰をこの
単位空間情報で評価します。

単位空間の設計に使わなかった『いなばライトツナ 減塩』の
缶詰は、単位空間と同属、それ以外の『やきとり缶詰』や
『味付ツナフレーク』などは、異質という判定になりました。

爽快だったのは、『いなばライトツナ スーパーノンオイル』も
異質と判定されたことです。

ご意見や利用方法などをお知らせいただけましたら幸いです。

 


これで納得!即実践!分散分析と実験計画法

2018-04-15 14:55:12 | 日々徒然

去る3月末に日刊工業新聞社様より、
『これで納得!即実践!分散分析と実験計画法』という書籍を
出版していただきました。

分散分析や実験計画法を解説するだけではなく、
分散分析を目的としたときの ”実験” の考え方や
進め方、注意点も解説し、分散分析の原理を理解する
うえで必要な統計学の基礎知識(平均の計算から検定まで)
そして、Excelを使った分散分析の行い方の解説、
ラテン方格とL9直交表の関係など、予備知識となる
内容も紹介しています。

回帰分析の分散分析の仕方も解説しています。

また、Excelを使った分散分析の実施方法や例を収録した
Excelファイルもダウンロードできます。
その他、中心極限定理を理解するためのシミュレータなど
統計学の学習支援教材もダウンロードできます。

品質工学を推進されている方のなかは、直交表の中に、
制御因子もノイズ因子も割りつけてしまう実験計画法は、
ダメだ、と評価されることもありますが、そんなことは
ありません。
使い道(目的)が違うのです。
この点も紹介しています。

品質管理検定受験のための対策として実験計画法や
分散分析を勉強される方にとっては、余計な情報も
含まれていますが、将来的に分散分析や実験計画法を
使う場面では、きっと、お役にたてるものと思います。

ご購入、よろしくお願いいたします。


ブログを再開します

2018-04-14 13:40:10 | 日々徒然

母が亡くなってから4か月がたちました。
その間、いろいろなことがありました。

昨年12月から2月まで、四十九日の法要や亡き母に関する
行政処理に忙殺されていました。

母方の祖父母が開いて、今はいとこが店主をしている焼き鳥屋が、
『吉田類の酒場放浪記』で紹介されました。
正月に妻のお父さんが脳梗塞で入院しました。

1月、2月は、新たな書籍の原稿の執筆に忙殺されていました。
1月末の大雪で滑ってしまい、背筋を痛め、会社近くの整骨院に
お世話になっています。

2月には、以前からやってみたかった新しい信号処理のアイディアを、
LabVIEWで具現化しました。
3月からはその応用として、『缶詰の中身判別技術』を開発するために、
手作りで実験装置を作りました。そして、左手人差し指の第2関節(手の甲側)の
皮膚をそいでしまいました。
その翌日は、ももいろクローバーZの高城れにちゃんの単独ライブ
『まるごとれにちゃん2018』に参戦しました。

『MT法によるFFT重心監視』を解説するセミナー2件の講師を担当させて
いただきました。

3月末には、会社でいくつかのお別れがありました。
そして、6冊目となる『これで納得!即実践!分散分析と実験計画法』を
日刊工業新聞社様から出版していただけました。

そして、4月
『缶詰の中身判別技術』がうまくいきました。
また、いろいろとうれしいご依頼が舞い込んでくる今日このごろです。



 

 


魂のさけびをききました・・・

2017-12-12 21:50:56 | 日々徒然

 12月7日に母が他界しました。
 5月10日に父が他界しました。父は、入院中の母の
世話を1日おきにしていたので、父の死後は、いろいろと
不自由していたのでしょう。私も2~3週ごとに横浜から
静岡の清水にある病院に見舞いに行っていたのですが
十分ではなかったようです。

12月4日に、血管拡張手術と、褥瘡の治療で、入院中の
病院とは別の総合病院に連れて行きました。

12月5日に、透析中に呼吸がひどく乱れたようで、入院中の
病院から連絡が入り、翌6日に、再度、別の総合病院で
血液、心臓エコー、X線撮像などの検査をしました。

結果は、心臓もかなり弱っていて、あとは、無理せず、
自然にまかせて、つらいこと(透析とか)は無理してしなくても
いいですよ。とはっきりお医者様に伝えられました。

このお医者様は、私にとって、本当に尊敬できる名医です。
50年、保健師として医療にたずさわっていた母も、
あの先生のいうことは信頼できる、と言っていました。
少しショックを受けていたようですが、そのことばを受け入れる
ことができたようです。

そして、その夜、日がかわったころに、入院している病院から
電話があり、呼吸が細くなっているからすぐに来てほしい、
といわれたのですが、車がないので7日の6時始発の新幹線で
病院に行くことにしました。

7日午前2時31分に、亡くなったとの連絡を受けました。

朝、7時すぎに入院先の病院に妻と到着すると、すでに、
すっかり体や顔をきれいにしていただいた母のなきがらと
対面することになりました。

父や母が会員であった、セレモニーホールには、夜中の
うちに連絡させていただき、9時には、病院から、ホールの
ほうに向かうことができ、そのまま、打ち合わせ、母の湯かんなどを
していただき、横浜に戻りました。

父のときの経験から、8日は横浜でできるかぎりの処理をおこない、
9日には静岡に向かいました。

10日に通夜をおこない、11日に葬儀、告別式をし、火葬場に。

火葬場で、母のお棺が炉に進むとき、突然、妻が
「おかあさん、26年間、可愛がってくれて、ほんとうにありがとう」と
大きな声で、叫びました。

人前で大声を出すことなど、普段は絶対にない、妻のこの行動に
驚くとともに、感動しました。

母も、きっと、誰のお悔やみのことばよりも、このことばを
喜んだことだと思います。

実の両親(私にとって祖父母)の葬儀でも、けして涙など見せず、
笑顔で豪快に笑っていた私の叔父も、このことばには、声をだして、
泣き出しました。

私は、とてもすばらしい人と結婚することができたんだ、と
再認識しました。

3年半にわたり、母の治療や世話をしていただきました、
静岡市清水区の『山の上病院』の、お医者様、看護師の方々、
そして、もっとも身近でお世話をしていただいた、ヘルパーの
皆様、本当にありがとうございました。

母は、父と再会できる四十九日があけるのを心待ちにして
いることでしょう。

通夜、葬儀を滞りなく、とても丁寧にとりおこなってくださった
『しずてつソーサレアホール田町』のスタッフの皆様、
本当にありがとうございました。

そして、通夜、葬儀にご列席いただきました、叔父さん、叔母さん、
いとこの皆さん、妻の実家の皆さん、母にかわってお礼を申し上げます。

来年は、きっといい年になりますように。