地域猫の看取りについて、定例会で議題にしてもらったのは、年寄り猫がいて、その日が迫っていると感じるからです。議題にしてみると、危機感を持ったのは私だけでした。
なので、取りあえず具合が悪い時は、私が保護し、準備が出来たら住民が家に保護する事になりました。
その1週間後・・・・
長老おばあちゃんのネムちゃんが、川を流れているのを目撃されました。
私が見ていた限り、ネムちゃんは年をとり、少し高く改良された防潮堤には登れませんでした。
では、何故、川を流れていたのでしょう???
死んでいたから、投げ捨てられたか・・・・
弱っていたから、抱っこして投げ捨てられたか?・・・・
私は、「抱っこ出来る猫ほど可愛いけど、虐待にもあいやすいから、抱っこしないで!」と日頃、注意していました。人に警戒心を持たない猫ほど被害を受ける・・・世の中の一面があります。
眠そうな顔だからネムちゃんと名付けました。と言っていましたが、合歓の木の下にいたからでもあります。可愛らしくないのに、とても可愛がられたネムちゃん。ボランティアの誰にも看取られる事なく・・逝ってしまいました。
私の心に、人に対する大きな不信感を残して・・・